山の天気予報

ヤマテンからのお知らせや写真投稿などを行います。

謹賀新年

2018-01-13 17:32:49 | おしらせ

山の天気予報会員各位

明けましておめでとうございます。
年始からヤマテンをご利用いただき、まことにありがとうございます。
本年も気象リスク軽減と、皆様が登山計画を立てる際のお役に立てるよう、社員一同、全力で気象情報を発表させていただきますので、何卒よろしくお願いいたします。

さて、今年は山の天気予報の発表を始めてから10年になります(当初はメール配信のみ)。そこで、昨年末ご協力いただきましたアンケート結果を元に、ページのリニューアルと情報の充実を推進していきたいと思っております。まずは、関西地区の皆様からご要望が多かった冬季の比良山系の予報を開始します(週末のみ)。さらに、東京オリンピックを控えて海外からの登山者が増えることが予想されます。2013年夏には中央アルプスで韓国人の遭難がありました。そこで、夏までに英語版、韓国版での情報配信を予定しております。

また、ヤマテン主催講座や、ヤマテンの気象予報士が講師を担当する講座でポイント制を導入し、ポイントが溜まった方へのプレゼントを予定しています。

アンケートの結果、ご要望の多かった7日間予報につきましては、3日以上先の夏期間の精度が特に低くなることから今年も見合わせます。今年同様、大型連休期間前のみの発表とさせていただきます。また、3日先予報については導入を検討しておりますが、夏期間の予報精度が低いことと、気象予報士を新たに雇用することや、予報できるレベルまで育成することが課題になっております。

皆様もご存じの通り、ヤマテンの予報は他社の予報と異なり、数値予報の計算結果を自動的に変換して算出する予報ではありません。予報士がイチから手作りで予報をしています。それは、山の予報は数値予報では表現できない部分が多いため、精度が下がるからです。また、登山者のための予報は、単に天気予報を予想すればよいというものではないと思っております。同じ天気でも登山道によって想定されるリスクが異なります。そこで、ヤマテンではコメントの中に、具体的に予想される気象リスクを明記しています。また、予想が外れそうなときや同じ山域でも場所によって天気が異なることが予想されるときには、その旨明記しています。さらに、前日に落雷や短時間強雨の予想がされていないときに、そのリスクが迫っているときは臨時の情報を発表することで、皆様の気象リスクを減らす努力をさせていただいております。

このようにきめの細かな情報を手作りで提供していることから、全国18山域59山の予報が限界となっています。
予報山域を増やしたり、3日先予報を実現するには山岳気象に精通した気象予報士を増やす必要があります。
山の天気予報は、会員の皆様からのご利用料金で運営されております。利用料金を上げることは考えておらず、予報士を増やしたり、情報を充実させていくためには、会員数を増やすことが必要です。
もし、皆様のお役に立てる情報だと思っていただけるのでしたら、ぜひご友人に勧めてください。
皆様のお力が、山の天気予報の改良に繋がっていきます。ご協力の程、何卒よろしくお願いいたします。

至らない点も多々あると思いますので、さらに良い情報を発信できるよう、社員一同、努力してまいります。
本年も何卒よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

2018年1月4日
(株)ヤマテン 代表取締役
猪熊隆之

コメント
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