etceterakoの勝手にエトセトラ

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中日スポーツ「見開き大図解 帰ってきたベルばら」

2006年03月15日 | 宝塚歌劇
 本日正午、フィッツジェラルドを読みつつ(←ラスパの予習)まったりと昼休みを過ごすわたしのもとに、彼氏からメールが着信。ゆうべWBCの誤審に怒り狂ったメールが来てたから(←わたしに言われてもねぇ・・・)、その続きの話題かなと思いきや。

「今日の中スポは見開き宝塚特集だから、ドラゴンズへの資金援助のつもりで買ってみたらどうですか」

 とゆー内容。・・・ドラゴンズへの資金援助うんぬんのくだりは余計だが、せっかく教えてもらったし、ベルばらというからには、コム様も写真ぐらいあるだろうから買おうっとv スポーツ新聞、安いしね。しかし一応、メールで尋ねてみた。

私:「朝海ひかるサマは載ってますかね?」
彼氏:「載ってますよ。フェルゼン伯だっけ」
(お互いメールは敬語なんですよ。つきあって長いのに)

 コム様がフェルゼンって・・・おいおい、さてはろくに読んでないね、彼氏っ!!あーた、ベルばら全巻持ってるハズでしょーが!!(本当。そしてアンドレの純愛?に共感しているらしい)キャラクター知ってるんだし、そこ大事だから間違わないよーに。
 
 というわけで。ドラゴンズFANの彼氏の愛読誌「中日スポーツ」を買ってきたぞ。彼氏が読んでるから見たことはあるけど、自分で買うのは生まれてはじめてだわ。(スポーツ興味ないですからねー・・・。オリンピックすらロクに見ないんですよ)コンビニの新聞ラックから抜くときに見える一面には、「見開き大図解 帰ってきたベルばら」の文字。おおぅ・・・見開き大図解とな! 帰ってきたベルばらってタイトルも笑えるね。「帰ってきたウルトラマン」のやうだ。それに大図解とくれば、なんか「帰ってきたウルトラマン 怪獣大図鑑」とか、そんな感じしません? 幼稚園児の男子が持ってそうな感じ??

 ・・・前振りが長くなりすぎました。ま、中日スポーツなんてローカルなメディアの、スターインタビューでもない記事、わざわざ買った人少ないだろーから、たまには「内容レポート」でも致しましょう。

 内容、文章はわたしによるテキトーな要約です。
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 えーとね。12面と13面、新聞のド真中にドーンと見開き(カラー刷り)。写真は全部、チラシとかポスターと同じショットですね。右下にコムカル&まーロザリー、左上にわたるフェルゼン&となみマリー。表題は「あの「ベルサイユのばら」が帰ってきた!上演1500回を超える宝塚史上最高のヒット作」とか書いてあります。宝塚史上最高の~うんぬんは宝塚歌劇団が使ってる売り文句そのまんまですな。マリー・アントワネット生誕250周年!もデカデカ書かれてますが、ただいま絶賛上演中のオスカル編にはアントワネット出ませんから残念っ!(←ギター侍の口調で読んでください)

 で、下六分の一ぐらいは、「公演ヒストリー」と題して、二面にわたって過去のベルばら上演のトップコンビ写真ですね。右から初演~最左が2001星。年号と写真のスター名はもちろん付記。これが年表代わりにもなっているレイアウトで、ところどころ矢印で「1972 漫画ベルサイユのばら連載開始」とか、「1979 テレビアニメベルサイユのばら放映開始」とか書いてあります。おもしろいなと思ったのが「1975 ベルばらブームが巻き起こる」だってよ。そーか・・・年表に書かれちゃうぐらいだから、よほどスゴいブームだったんでしょーねー。

 コムカル&まーロザリーの写真のうえには、いかにも新聞~な紹介記事。これはまぁ・・・特記するようなコトはないですねぇ。フツーの紹介記事ですな。桜木星子さんの言葉を借りたりしています。「イメージを壊すことなく宝塚ファンに愛される作品になるだろうかと、初演ではずいぶん心配したそうですが・・・・・(中略)・・・・・結果的に大ヒットして社会現象になった」みたいな話です。

 冒頭の紹介記事が終わると、左側は桜木星子さんのコーナー。ベルばらヒットの理由を分析するっちゅー趣旨のようで、「劇画と宝塚のファン層が同じだった」とか、「ロココなセットが豪華で華やか」とか、「フランス革命とゆー重苦しい題材ながら、テーマが恋愛である」「魅力的なキャラクターが多い」「いろんなバージョンで上演」「他組スターが出たり競演が豪華」「宝塚やフランス関連の時代の節目に上演されるのでいっそう盛り上がる」「スタッフが一流」とか、そんな感じのことが書いてありますです。囲み記事として「誕生秘話」っつって、ファンが植田せんせーにマーガレットを送って「少女漫画なんて」といわれつつ、「イメージが壊れる!」と苦情受けつつ初演、とゆーおなじみのエピソードが紹介されとります。

 はい、次。
 次も定番、キャラクター相関図でーす。「ドラマチックな運命を背負った登場人物」とか書いてあるよ。コムちゃんとかわたるくんとかの扮装顔写真を使って、相関図が作成されておりますね。まーロザリー、となみマリー、わたるフェルゼン、オスカルはコムちゃんとトウコちゃんと写真ふたつ。アンドレはトウコちゃんとかしちゃんとちかちゃん。星と雪の組内だけ載せたってことかな? ちなみにオスカルとロザリーを結ぶ線上には、しっかり「小間使い」と書いてあって、ちとウケた。オスカルとフェルゼンを結ぶ線には「友人」しか書いてないぞ。それだとだいぶストーリー違うと思うんだが・・・いいのか? ハートマークはマリー&フェルゼン、オスカル&アンドレを結ぶ線に。マリー&ルイ16世の線には「夫婦」とだけ。そらまぁ、単純に見ればそうだけどさぁ~。いろんな愛のカタチがどーたらってキャッチフレーズだけあって、実際はもうすこしたくさんの「愛」があるし、相関も複雑だよね。ピンクの丸囲みで、フェルマリとオスアンそれぞれのカップリングの恋愛の内容をちょっと紹介してあります。初心者にやさしいつくりだ。

 物語の背景、としてフランス革命を超やさしくかつカンタンに、6行で説明してます。「王政は火の車であるにもかかわらず、貴族たちは派手なドレスを着て踊りに明け暮れ、ぜいたくで享楽的な生活をしていた」とか、ちょっと表現が小学校の教科書みたいだなぁー。小学生は中スポ読んでないと思うんだけどー。

 そんで私が一番ウケたのが、フェルマリ編とオスカル編、それぞれ「舞台の見どころ」が箇条書きになってて、今回の新演出に「NEW」マークがついてたこと(大笑)要約で書くよ。
 ★(中スポによる)フェルマリ編見どころ
  ・フェル&マリー密会
  ・いけいけフェルゼン
  ・一幕最後の夜会の場面(NEW)
  ・子供との絡みでマリーの母性を描いている点(NEW)
  ・牢獄でフェルゼンとの別れ
  ・断頭台に向かうマリー
 
 ★(中スポによる)オスカル編見どころ
  ・フィナーレみたいな豪華なプロローグ(NEW)
  ・今宵一夜
  ・バスティーユとアンドレの死
  ・ジェローデル→オスカルへの求婚
  ・アランほか衛兵隊の男役
  ・ロザリー幻想場面(NEW)
  ・クレーンペガサス(NEW)
  ・ロザリー→オスカルへの告白(NEW)
  ・ガラスの馬車

 うーーーーーーーん、まぁ見どころっていえば見どころになるのかぁ。ロザリーの告白も? いちお、新場面だしね。フィナーレみたいなプロローグって・・・こういうところに公式に書かれるとなんとなく笑えてくるね。事実なんだけどね。

 最後は公演スケジュール。その左には次回の図解シリーズ予告。次回3/29は「スポーツ大図解 カーリング体験」だそーです。