山口建設

社長の独り言

震災地の方を受け入れてますが。。。

2011年04月29日 07時45分13秒 | 日記

              





「お父さん、元気ですか、連休は子供達を連れて東京に行く予定でしたがキャンセルしたい」
沖縄に移住した娘からの連絡です。やはり原発の問題が大きいのです。
可愛い孫との再会を楽しみにしてましたが、仕方ないでしょう。
連休中は上官との生活。仕事も、家でも一緒であれば起きるであろう口喧嘩を防ぐため
福島の温泉地へと計画をたてました
ひなびた、小さな温泉地を福島で見つけ、予約の電話を入れたとき
「被災地の方々を受け入れてますが、いいでしょうか」

何かしらのお手伝いをしたいと思い、会社、個人として今回の震災で義援金などをさせていただきましたが、個人的にもボランテアとして参加したいと考えていましたが、
「家でも動かない人が被災地へ行って、迷惑をかけるでしょう。年齢も考えなさい」
上官の的確な状況判断にただただ脱帽するだけでした。

そんな中で、ひなびた温泉地で被災を受けた人たちと同じ宿で寝食を共にして
語り合うことが出来るのは周りに迷惑をおかけすることはありません。
上官も賛成してくれました。

弊社のギャラリーの名前は「絆」です。多くのお客様と「絆」でお会いして、新しい
「絆」を作り上げてきました。

遠い福島で、ひなびた山あいの小さな旅館で新しい絆が出来ます。
どんな語り合いがあるのでしょうか。

確かにいえるのは彼らは帰る家が無いことです。思い出多い住宅が一瞬の間に
濁流に飲まれ、残骸だけが残った住まいをどのような気持ちで見つめるのでしょうか。
そこには、家族の語り合い、笑い、喧嘩など我々が日常経験することを黙って
見つつずけしてきた住まいがありません。
心の中の思い出、 記憶が消えてしまいました。

             

命はひとつではありません。多くの命が一緒になれば大きな力となり未来に向かって
進むことが出来ます。

震災を受けた方々と共に新たなる力をこれからの人生に役立てたいと思います。

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