ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

さて再起動ー銃撃事件の余波を考えたい(20220713)

2022年07月13日 | 考え直すために

 2022年7月10日の参院選、お疲れ様でした。沖縄選挙区では、伊波洋一さんの薄氷を踏むような「勝利」で終わりました。ほんとうによかったですが、疲れました。そんなわけで、12日はお休みしてしまいました。夜から新聞の切り抜きなど論点整理に動き出し始めました。

 気になることが多数あります。中でも7月8日に起きた安倍晋三氏を銃撃・殺害した案件は不気味です。不気味だと書いたのは、どうみても政治テロではないからです。原因は加害者の母(彼の家庭)が旧「統一教会」(「原理」)に壊されたことにあるようです。詳細はまだわかりませんが、彼の明晰な判断力(7日の岡山では取りやめた)、目的に対するクールさなどを知ると、単純に過去のことだけではなさそうです。尾を引いてきた。旧統一教会の幹部殺害は困難だとして、ターゲットを安倍氏に切り替えた。間接的なターゲットですが、それなりに深い関係とみたわけでしょう。動機は怨恨であったとしてもターゲットは表の改憲潮流の牽引車だった。

 こうなると、様々な裏の動きがでてくるでしょう。改憲派は参院選でも勝ち、3分の2を超えたのですから、改憲=壊憲の動きがでてくるでしょう。旧「統一教会」も改憲派の一翼を担ってきたはずですから、今回の事件をどうみているのか、表の見方と、裏の見方があることでしょう。不気味です。要するに今回の事件を悪賢く使いたい連中がいるのではないでしょうか。国家権力にも民間にも。市民が抗議の声をあげることをますます困難にする動きも加速してくるでしょう。

 警察発表に拘泥していると、私たちは大嘘をつかませられるかもしれない。①加害者=被疑者、②ターゲットとされた安倍晋三氏の周辺、③旧「統一教会」の関連をぐるぐると見渡していきましょう。彼が20年もしぶとく温めてきた怨念は、どういうことなのだろうか。殺害にまで煮詰めていった憎しみ(原因)があるはずです。

 無論私も私的暴力を否定します。暴力では何も解決しません。しかし殺害という最悪の暴力に至ってしまった。

 ところで茶本繁正というルポライターがいました(やっとお名前と名字を思い出した)。彼はこの「統一教会」「原理」運動を実に丁寧に追っかけていました。私は何冊も読んでいたのですが、今や我が蔵書に一冊も残っていなかった。まさかこんなことになるとは思っていなかったから。例えば、こんな本です。「原理運動の研究」晩成社、1977年8月刊)、「ドキュメント軍拡改憲潮流」(五月社、1983年6月刊)。40年あまり前の本ですが、読み直してみたい。軍拡改憲潮流の動きがリアルにみえてくるか。無論40年あまりの変遷を考えながら、ここまできているのかを読んでみたい。うーむ。



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