ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

台風の影響だ(20230902)

2023年09月02日 | 沖縄暮らし

 おはようございます。2023年9月2日(土) 今朝外に出たら、風が重かった。明らかに台風の影響だ。風速が速いとかではなく、重いのだ。うっかりすると身体が揺さぶられる重さ。

 天気は曇、時々雨、時々晴れだから、上記に記載せず。一見して晴間が出ていても、雨が降ることも珍しくない。窓を開けていると吹き込んでくる。ベッドが濡れてはかないません。仕方なく閉めて、冷房を入れた。朝の時間は、通常冷房なしで済むのにさ。

 台風11号は西北西にずれている。宮古島方向に向かっている。大きな被害が出ませんように。

 9月1日が関東大震災から100年だからか、今日の沖縄タイムスは、「地震 沖縄の家に課題」などの防災関係の記事が目立つ。やはり大きな地震が起きたら怖い。地球は平らな安定した物(ブツ)ではないことを想起する。足下が揺らいだらどうにもならない。冷静沈着に避難する。周りに人が居たら避難を誘導する。

 沖縄だと海に近いからどうしても津波は恐れるべきだ。逃げ場がないところが多すぎる。最も近い高さ30m以上の所はあるか? どこか? 途中経路が危険では仕方がない。ここいらはないかもしれない。かえって辺野古・豊原だと地形や道を熟知しているから逃げ場を見いだせるだろう。行政には、Jアラートではなく、津波に敏感に対応していただきたい。

 旅先でも海沿いの場合、私はこうした警戒をしている。ただ、逐一現地調査はできない。逃げ場には高さだけではなく、普段の形状では気づかないところが落とし穴になる可能性があるから難しい。まぁ。運だね。運。岩場などの海沿いは流されたら、消えてしまうことも少なくないだろう。「行方不明」という奴だ。

 政治が政権がこうしたことに力を入れるとは考えられない。現段階では。戦争の力を蓄えて物理的に平和を守るというのだから。人が生きるとか死ぬとは無縁なのだろう。思考が単純なのだ。反省がないからな。反省する機会を自ら失っている。問題なしと封印する。「暴徒」がやってくると朝鮮人ら(日本人も)を虐殺した過去。不審が募れば、集団心理が働き、思わぬ方向に走らされてしまう。差別の音は恐ろしい。誰が差別を煽り、それをどう利用したのか? 1910年が「朝鮮併合」だが、日清戦争(1894年ー5年)以前から朝鮮侵略は始まっている。1945年の敗戦でもこの国はこうした記憶をぶっとばしてきたし、いまだに歴史を顧みていない。民衆は、考える自己を奪われてきたのだ。

 『領土・領海・領空』を勝手につけかえることは、この日本国がやってきたことだ。自分がやってきたことを押し黙り、ロシアや中国のことだけをあげつらう。権力欲はそういうことなのだ。これが人間なのだ。おぞましい。しかしこうしたことは本能ではない。後天的な学習によってつくられてきた「欲望」。戦争やって人を殺すのも、差別するのも。

 問題は如何に命の営みを見つめ、お互いに尊重し、信頼できるかだろう。不審からは不審しかうまれてこない。お互いにその不審をエスカレートさせてきたのが今だろう。

 しかし私たちは、対話する方法すら、忘れてきてしまったのではないか。対話できる知恵を育むしかない。自然災害で死んだらいかんともできなかったと言えるかも知れないが、人災は異なる。過剰な欲望は、他人を見えなくする。自分をも見えなくする。

 解決策はほど遠いが、少しでも確実に生きれる道を探りたい。一人一人が自分を大切にできる社会を求めたい。そしたら戦争をなくすことはできるはずだ。自然災害を軽減もできるだろう。みんなつながっているのだ。



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