
劇団石(トル)のきむきがんさんは滋賀県にお住まいだが、2014年以降、辺野古の闘いにも熱心に参加してきた。ゲート前で歌を聴く機会も多かった。それがここ数年来沖が少ないなと思っていたら、本業である芝居に専念されており、自身の在日の歴史と重ねた作品を手がけていた。
「キャラメル」と聴くと、何だろうと思うだろう。時は1940年代、大日本帝国が朝鮮を植民地支配していた時代のことだ。キャラメル一個を握らされて、皇軍の軍隊慰安婦に狩り出された朝鮮女性たちの非道な物語。これにきむきがんは真正面から挑んでいる。迫真の100分になるだろう。
私が見たのは昨年6月23日の国際反戦集会でのショートバージョン(ブログに挙げてます)。当時の沖縄にも慰安所が何十箇所もあったことが確認されているが、歴史に埋もれようとしている。私たちは過去の否を忘れず、正しく想起し、繰り返さないことを確認したい。きむきがんの真正面からの演技に私も正面から向き合いたい。
いや、ちゃんと物語になっております。

辺野古テントの掲示板(一部)左が「キャラメル」
「キャラメル」
2020年1月24日(金)琉球新報ホール(那覇市泉崎1-10-3)
2020年1月26日(日)西原町さわふじ未来ホール(中頭郡西原町小波津555)
各回とも18時開場、18時30分開演
入場料(全席自由)
前売り 2000円(中学生以上の学生、しょうがいしゃ 1000円)当日券は500円増し。
◎なお小学生以下の方の入場は不可。
主催:ひとり芝居「キャラメル」実行委員会
問い合わせ先:那覇公演 ℡080-7745-9752
メールアドレス caramel.okinawa@gmail.com
西原公演:080-6480-7601
メールアドレス nannkurunayusa@ezweb.ne.jp