ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

那覇市長選、知念覚候補が当選(20221023)

2022年10月23日 | 暮らしと政治

 2022年10月16日告示された那覇市長選の結果が出ました。23時30分現在選管発表によれば、知念覚(59)64161票、翁長雄治(35)、54111票。投票率は47.05%(前回よりマイナス1.14ポイント)。知念氏は自公の推薦をうけており、翁長氏は、立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組、にぬふぁぶしの推薦を受けていました。

 「行政経験38年、副市長7年半」で城間市政(オール沖縄で当選してきた)を支えてきた知念氏の「即戦力」が、辺野古新基地建設を許さないなどの「オール沖縄」の、政治家の政治信条を強調した翁長氏を破ったことになります。県都那覇市の市長が自公ー中央政治に繋がる人になることは、自公政権にとっては極めて大きな意味をもつことになります。ここには城間幹子市長の変節が大きな影を落としています。ただ私はこの問題を城間市長の裏切りだと断罪するだけでは、翁長雄志前知事が生み出した「オール沖縄」勢力は、生産的な議論を生み出せなくなり、加速度的に後退していくだけだと考えています。

 市長選ですから、市政を巡る議論と、県都であり、沖縄が歩むべく政治の動向を区別と関連をもっときちっと打ち出せなければ、なりません。詳細については、また、検討しますが、沖縄が戦場に想定される事態が着々と準備されている中での今回の結果は、大変残念であり、残念という表現では済まない問題です。

 知念氏が今後いかなる市政運営をやっていくのか、私は注目していきます。特に渡具知名護市長を評価した国と県との対立を眺めていることを「地方自治」だとする考え方は断じて間違っています。影で誘致を推進しながら、国からお金を得ることで、なりたつ自治は、まさに自治の神話です。

 また翁長雄治氏は、まだまだ若い。今回の苦杯を総括し、立ち上がる強さと、自身への厳しさを求めたいと思います。どうかお連れ合いを労り、励ましこれからも二人三脚で頑張ってください。負けてはいけませんよ! この態度を私たちの戒めにしていきましょう。

 



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