ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【補足】【訂正】AH-1Zの緊急着陸の一部始終(20210210-②)

2021年02月12日 | 米軍/自衛隊

2021年2月10日(水)曇り ホワイトビーチを観察中の出来事だ。

 繰返すが、私がホワイトビーチに着いたのは、13時30分頃。この直後、ホワイトビーチ沖を3機のヘリが東に飛んだ。さては、辺野古沖から北部訓練場に向かうのだと思った。

 そして、15:40頃、再度この3機が現れた。AH-1と2機のUH-1、計3機だ。ホワイトビーチの左側、北東側から回り込んできた。てっきりこのまま普天間基地に向けて通過すると思った。ところが3機のうち2機が旋回してきて、目の前のヘリポートに下りたのだ。何でだ? 残りの1機はこのまま通過。私はここにAH-1やUH-1が下りたのを観たことがなかったから驚いた。ここから普天間基地まで13km余り(20kmとしていましたが、計り直したところ、普天間基地北東端まで13kmでだと判明)、飛べば数分の距離だ。

 この時、私は勘違いをしていたようだ。このヘリポートの面積では、2機しか下りれないからと判断したのだが、どうも違ったようだ。

AH-1Zが前方から進入してきて左に旋回(東風)。間違いなく下りるようだ。後方は海軍岩壁に停泊中のニューオーリンズ。15:40

下りる。エンジン音など異常なし。着陸も危なげなかった。15:40

下りた。機体番号は「45」。15:41

続けてUH-1が下りてきた。15:41

UH-1が下りた。「01」番機だ。15:42

どうしたのだろう。

ヘリポート全景。左がAH-1、右がUH-1。15:43

UH-1の人員がAH-1に駆け込む。何だろう?

UH-1のローターは回り続けている。一人が無線だろうか、連絡している。15:57

AH-1Z。15:59 ローターは止まっている。5名で打ち合わせ。AH-1の乗員は2名なので+3名。

いよいよおかしい。

UH-1の「01」番機が飛び立った。16:32

立ち去る「01」番機。向かうは普天間基地だろう。16:32

今度は別のUH-1が下りる。16:34

着陸。34番機だ。16:34

飛び去ったこのヘリで普天間基地から以下の防護具をもって、再度来たのではないか。

5人でAH-1に何やら張り込んでいる。前方とテイルローターにだ。16:39

コックピットを塞ぎ、ドアも塞いだ。飛ばない、飛べないのだろう。これは緊急着陸したのだろう。16:41

作業が進み、20ミリ機関砲にもカバーをはめ込む。16:41

こんなことをするのは余程のことだろう。2基のエンジンのうち1基が止まってしまったのかも知れない。燃料の給油管や電気系統ならば、消防車を待機させるはずだ。ホワイトビーチにも消防車は配置されている。

5人でやれば早いものだ。赤外線カメラなども全部包んだ。16:42

要はこういう防護具が用意されているのだ。

ハイできた。16:43

おかしな姿だ。最新鋭攻撃ヘリも形無しだ。緊急着陸、緊急着陸!だったのだ。こうなるということは、しばらくの間、ここに置き去りにされるのだろう。大型トレーラーで運ぶか、CH-53で吊り下げて運ぶかだ。

UH-1が離陸した。16:54

UH-1「34番機」が飛び立った。巻き付けたから任務完了なのだろう。16:54

3名がぽつねんと立っている。16:55

1名は携帯電話しているようだ。16:57

そんなことしていたら記者達が戻ってきた。この話をしたのだが、気乗りしないようだった。分からないと。防衛局の職員も戻ってきたので、話したが、素知らぬ様子。

またUH-1がきた。17:36

下りた。残されていた3名が乗ったようだ。17:38

01番機離陸。17:40

別れを惜しむかのように下のAH-1を見ている。17:40

小型トラックが来た。残された機体。17:41

2回目のパラシュート降下訓練は行われていない。

アシュランドにも帳が下りた。積み荷の降ろしは明日になるようだ。出港は12日か。18:12

果たして残されたAH-1Zは、どうしたのだろうか、いつ普天間基地に帰れるのだろうか。注目していきたい。

【補足】ホワイトビーチから普天間基地は約20kmだが、北中城村、中城村、宜野湾市の市街地上空を飛ばざるをえないから、ここに下りたのは賢明だろう。当然のことだが、住民の命のことも考えて戴きたい。

 



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