さて後半を続けます。
コンサートは、「喜瀬武原」から始まり、「サトウキビの花」、「赤椀の世直し~島九年母」、「コザキチロック」と進み、「浜昼顔」へ。
じんわり聴く歌が多いです。
「帰れ太陽」を元気よく歌うみちささん。ギターを弾く海勢頭豊さん。15:27
左のヴァイオリンは、海勢頭愛さん。15:31
しっとり歌い、タンバリンを叩く。15:32
歌い弾く豊さん。自然が溢れていた沖縄、龍宮神信仰に裏打ちされた沖縄を取り戻し、平和を求める思いがにじみ出ています。15:39
笛を吹きながらのノーリーさん。手にも何やら持っています。パーカッションは奏者によって個性豊か。小道具(楽器)の妙。15:44
愛さんのヴァイオリン伴奏は歌に、ギターに寄り添いながら、曲調を明解に表現していきます。15:48
曲目は「帰れ太陽」「はるかな南の海」「山鳩」「令美」「トラジの花」へと続きます。
15:58
「トラジの花」を歌う。16:04
トラジとは、朝鮮語のキキョウ。朝鮮女性の慟哭を歌う。
さてもう一度、「喜瀬武原」をみんなで歌いましょう。
皆さん、舞台に上がって上がって。16:07
当時の関係者ら一同も上がって、「喜瀬武原」を歌います。16:08
私は席を変わって、舞台を広く撮れる位置へ。
思わず腕を組みながら歌う。16:09
「喜瀬武原 水清き 花のふるさとに
嵐がやってくる 夜明けにやってくる
風が呼んでいる 山が呼んでいる
皆が呼んでいる 母が呼んでいる
*闘い疲れて ふるさとの山に
君はどこにいるのか 姿も見せず」(2番) 16:10
切々とした願いを、今も引き継ぐコンサートになりました。 16:12
歌い終えて、頑張ろう! 時を超え、負けていられない今の思いと重なる。
16:12
歌い終えた海勢頭豊さん。皆で歌えて笑みを浮かべる。16:15
アンコールの声が掛り。
ここは「月桃」だろう。
「月桃」を歌う。16:15
「月桃」を弾く愛さん。16:16
歌い終えて。16:17
琉球の絶対平和主義思想を訴える海勢頭豊さん。
喜瀬武原コンサートで語ろうとした豊さんの思いは、以下の文に凝縮されています。「喜瀬武原コンサート」の呼びかけ文から
「(前略)私が訴えたいのは『山』についてであり、『山』を信仰の拠り所にしてきた母たちの御嶽信仰についてです。琉球王国の平和の守護神・龍宮神ジュゴンは、憲法九条と同様に信じて祀らない限り、守護神として機能しないということです。しかし復帰後に喜瀬武原闘争があったことも忘れ、母たちの龍宮神信仰も神道の波に飲まれてしまい、本土の山の曳山、山鉾、山車の『山』同様に祭は形骸化しており、私たちはそのことを反省しなければなりません」ジュゴン保護キャンペーンセンター 海勢頭 豊
(ヤマヒデの追記:学び考えるべき事は多く深い。ひとつひとつ執拗に問うていくことが大切だと思います。これからも教えていただきながら、私も考えていきます。「時代は戦争への道」を必ず止めなければなりません。