ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】海勢頭 豊「喜瀬武原コンサートの記録」(後半)(20231210ー➁)

2023年12月17日 | 文化の目

 

 

【拡散願います】海勢頭豊 「喜瀬武原コンサートの記録」(上)(20231210ー①) - ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

2023年12月10日(日)晴れ(上)「喜瀬武原コンサート」会場:うるま市石川会館「喜瀬武原」(きせんばる)は恩納村の北東に位置する字だ。喜瀬武原区ができて100年余りが経...

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さて後半を続けます。

 コンサートは、「喜瀬武原」から始まり、「サトウキビの花」、「赤椀の世直し~島九年母」、「コザキチロック」と進み、「浜昼顔」へ。

じんわり聴く歌が多いです。

 

「帰れ太陽」を元気よく歌うみちささん。ギターを弾く海勢頭豊さん。15:27

左のヴァイオリンは、海勢頭愛さん。15:31

しっとり歌い、タンバリンを叩く。15:32

歌い弾く豊さん。自然が溢れていた沖縄、龍宮神信仰に裏打ちされた沖縄を取り戻し、平和を求める思いがにじみ出ています。15:39

笛を吹きながらのノーリーさん。手にも何やら持っています。パーカッションは奏者によって個性豊か。小道具(楽器)の妙。15:44

愛さんのヴァイオリン伴奏は歌に、ギターに寄り添いながら、曲調を明解に表現していきます。15:48

曲目は「帰れ太陽」「はるかな南の海」「山鳩」「令美」「トラジの花」へと続きます。

15:58

「トラジの花」を歌う。16:04

トラジとは、朝鮮語のキキョウ。朝鮮女性の慟哭を歌う。

さてもう一度、「喜瀬武原」をみんなで歌いましょう。

皆さん、舞台に上がって上がって。16:07

当時の関係者ら一同も上がって、「喜瀬武原」を歌います。16:08

私は席を変わって、舞台を広く撮れる位置へ。

思わず腕を組みながら歌う。16:09

「喜瀬武原 水清き 花のふるさとに

 嵐がやってくる 夜明けにやってくる

 風が呼んでいる 山が呼んでいる

 皆が呼んでいる 母が呼んでいる

 *闘い疲れて ふるさとの山に 

  君はどこにいるのか 姿も見せず」(2番) 16:10 

切々とした願いを、今も引き継ぐコンサートになりました。 16:12

歌い終えて、頑張ろう! 時を超え、負けていられない今の思いと重なる。

16:12

歌い終えた海勢頭豊さん。皆で歌えて笑みを浮かべる。16:15

アンコールの声が掛り。

ここは「月桃」だろう。

「月桃」を歌う。16:15

「月桃」を弾く愛さん。16:16

歌い終えて。16:17

琉球の絶対平和主義思想を訴える海勢頭豊さん。

 

喜瀬武原コンサートで語ろうとした豊さんの思いは、以下の文に凝縮されています。「喜瀬武原コンサート」の呼びかけ文から

「(前略)私が訴えたいのは『山』についてであり、『山』を信仰の拠り所にしてきた母たちの御嶽信仰についてです。琉球王国の平和の守護神・龍宮神ジュゴンは、憲法九条と同様に信じて祀らない限り、守護神として機能しないということです。しかし復帰後に喜瀬武原闘争があったことも忘れ、母たちの龍宮神信仰も神道の波に飲まれてしまい、本土の山の曳山、山鉾、山車の『山』同様に祭は形骸化しており、私たちはそのことを反省しなければなりません」ジュゴン保護キャンペーンセンター 海勢頭 豊

(ヤマヒデの追記:学び考えるべき事は多く深い。ひとつひとつ執拗に問うていくことが大切だと思います。これからも教えていただきながら、私も考えていきます。「時代は戦争への道」を必ず止めなければなりません。



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