ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

撮影の方法ーオスプレイを事例としてー失敗は成功の元(20221009)

2022年10月09日 | 写真論

撮影の方法を先のオスプレイを事例として解説します。

(1)一般論として

①撮る前の準備として

A:自分の視力が鮮明かを確かめる。私など時に不鮮明になり、どうにもピントをあわせられないことがある。尚、私の場合、ピントは基本的に手動です。カメラによってどこまでオートが使えるか確かめておきましょう。まぐれでしか撮れないオートでは「オート」たり得ない。

B:視度調整 カメラによってですが、視度調整ができます。一番、焦点があいやすいように毎回撮り始めに微調整します。これを怠るとピンが甘くなり苦労します。面倒がらない。

C:今日のメインターゲット、サブターゲットを定めておく。ここを意識しておかず、突然では撮り遅れる。写真は瞬間芸です。

➁構図の作り方

A:常に被写体を見るとき、X・Y・Zの3軸を考える。Xは正面にむかって左右の水平軸。Y軸は上下の垂直軸。Zは手前から奥域までの奥軸。この3軸を意識していれば、それなりに絵ができる。そして時間です。シャッターを切る時間、t。何百分の1秒という奴。

B:今の視界を確かめる。光の状態、大気の状態。これで全然違って見える。どこに太陽(光源)があるのか、どう射しているか、人工光はまじっているか。順光、逆光、半逆光の区別など。大気の状態で、雲が多いと嫌でも光が乱反射してしまい、不鮮明になる。距離が遠いものは、自分では如何ともしがたい。撮らないか、弁えて撮る。

C:航空機などを撮る際の注意。相手は動いている。どう動いているのか着目していないと無理。そのとき要注意は自分が今いる場所の光の状態とその被写体の周囲の光の状態は違うこと。何百メートルから1、2キロ先を飛んでいたら、全然違う。特に雲の動きが激しいときは、撮りまくるしかないかもしれない。

周囲360度は無理だが、120度をカバー。他の240度は聴力で補う。聴力は大事で、機種の違いがわかれば、飛び方なども想像できる。体は常に動きやすくしておく。

◎失敗は成功の元といわれるように、謙虚に研究していく。 

 (2)オスプレイ(2022年10月6日17:51-17:53)

①オスプレイの音が聞こえてきた。南東を振り向き撮る。17:51

➁西側に回り込んできた。私は基地と反対の西側を向いて撮る。

③右に出てきた。ほぼシルエット。この展望台は狭く、屋根は低いので、近づかれると屋根に遮られる。自分が腰を落として撮る。立ったままだと撮れない。17:52

④一番近い。胴体下に「01」と見える。かがんでいたので低くなりすぎだ。17:52

⑤近いから動きが大きい。ぶれる。ハッチ開いている。自分の態勢を動かす際、ぶれにくいように要注意だ。17:52

⑥これでどうだ。バッチリ。17:52 ただここで油断してはいけない。降りるのか、行き過ぎるのか、どこに向かうのかを確認する。

⑦ボケた、失敗だが、降りる。17:53

この展望台から滑走路先端まで約1250m。

参考に

本日最初の1枚。普天間基地を見る。14:13

左上に赤と白の誘導灯が見える。

16:07 オスプレイが降りる。後部開いている。手前の茶とクリームの建物は7階建て(前の写真から判断)。この瞬間オスプレイはまだ民間地の上。この後、降りた。

要所要所をおさえるのは、けっこう疲れます。

少しでもお役に立てれば。



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