ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

日本原演習場での岩国基地部隊の使用について(20220129)

2022年01月29日 | 米軍/自衛隊

 昨夜入ってきた情報。米国海兵隊岩国基地の支援隊が岡山県の日本原演習場で(米軍)単独訓練をやるという。参加者数は250名だ。ということなので、私は津山市と奈義町のHPを調べたが出てこない。仕方なく「日本原演習場対策委員会」で検索したら、でてきた。手間をとらせやがって。

 日程は(いや違った。元号で書いてあるから間違えた)、「令和3年3月15日から28日」とあるのは、去年分だ。新聞記事には3月6日から19日の14日間。人員は最大250名、車両や重機、50台、機銃発射訓練、ヘリの離着陸帯の設営・給油訓練、などだそうだ。2018年から初めて4回目だそうだ。ヘリが来るとあるが、これは沖縄からか不明。参加部隊は、海兵第171航空支援師団中隊と、第36戦闘補給部隊だろう。岩国の部隊と言うことは、朝鮮半島有事を想定しているのだろう。臨時ヘリパッドを造成するということは、前進拠点の設営訓練だ。自衛隊基地が朝鮮半島有事の訓練に使われているのだ。

 2018年6月に、津山市と中四国防衛局が覚え書きを交わしている。「陸上自衛隊日本原演習場の米軍使用に関する覚書」だ。第1条が「訓練期間中の安全安心対策」、第2条が「訓練の実施」、第3条が「情報の提供」などとなっている。

 へーえ?!の内容だ。第1条「(前略)米軍に対し安全管理の徹底を求めるものとし、万一、地域住民の安全、安心が懸念されるような重大な事件、事故が発生した場合、乙(防衛局長)は、米軍に対し訓練の中止を求めるなど、適切な措置を講じるものとする」。

 沖縄の現状を鑑みれば、そうなの?と思う。覚え書きの確認事項に、夜間訓練(22:00-06:00)はしない、ヘリの飛行ルートは「東側から」騒音に配慮する、自衛隊は適宜巡回するとか。地元自治体、住民への配慮を示している。

 米軍にそうした配慮ができるのであれば、沖縄でも徹底してもらいたい。沖縄県は、県外各地の演習場の米軍の利用について、お手数だが、調べて、お約束と実態について、検証しておくべきだろう。やればできるのであれば、沖縄でも徹底してもらいましょう。

 但し米軍の演習を、防衛省・防衛局が肩代わりして覚え書きを交わすのは、私はどうかと思う。米軍が何かやらかしても、日本国防衛局がお守りしますの姿勢は変わっていないからだ。

 



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