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日日是好日 山口庭園の日々

埼玉県入間市で植木屋をやってます
山口庭園です。

霜里農場に行ってきました!

2012年01月15日 02時33分13秒 | 日記
昨日、


に、行ってきました。
霜里農場とは、埼玉県小川町にあり有機農業の人づくり、地域づくりを40年渡り実践されている金子美登さんが営む循環型農場です。
詳しくはwww.shimosato-farm.com/ にて。
NPO法人の生活工房つばさ主催の霧里農場見学会です。

会場は下里学校というところ。






天気もよく、朗らかで穏やかでいいところでした。


ここでまず、氏の農業観や穀物自給率の低さの現実。今の工業社会に対する成長の限界、人類の危機。永続循環する農的世界の幕開け。
有機農業発足の歴史。病む家畜、病む作物。厳しい現実問題です。
それから有機農業の要の三点の説明、生産者と消費者の提携。自給区の実践。消費者交流や企業によるプロジェクト。日本の農業の将来と
とてもわかりやすく、また真剣に考えなければならない問題と深く理解できました。
その後、生活工房つばささんによるマネージメントの話や生産者と消費者の価値観の相違をなくす事の重要性を説明していただきました。
作り手のよし、買い手のよし、そして地域の活性化のよし。どんどんその輪が広がり、町を活性化している様子でした。

「元気になれば、町が美しくなる」

名言、いただきました。
座学の後は農場の見学。

現場の説明。

わかりやすいイラスト。

ウッドボイラーを説明する金子氏。

合鴨達。

腐葉土の作り方。
など詳しく教えて頂きました。とても充実した一日であり、自然とともに生きている実践を見せて頂きました。

私は庭屋であり植木屋です。木や草花、石、水、土、自然素材によって庭をつくっています。
どうすれば木々がその場に馴染み、よくなるか。またどうすれば病害虫がつきにくく、元気に育つか。常に課題になっています。
今回有機農法のお話で、一見庭とはあまり関係なく分野が違うと思われ気味ですが、お庭の木々や草花を無農薬、化成肥料なしで育てていけるのは一番の理想です。
庭を作る時、まわりの環境は非常に大事です。しかし昨今の住宅事情では付近に山や森は少なく、風通しや日照も悪い。虫や病気がつきやすくなります。
そんな状況下においても有機農法の実践により、土をよく、虫や鳥と共存していける。またその環境つくりが出来る。
より自然に近い樹木や草花にでき、本来の姿を元気な姿を保っていけると感じました。
永続可能なエネルギー。すこしずつですが実践していき、自然の尊さや恵み、庭を通して訴えていけたらと思います。

当日関わった関係者の皆様、ありがとうございました。












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