日日是好日 山口庭園の日々

埼玉県入間市で植木屋をやってます
山口庭園です。

暑中見舞い申し上げます。。

2013年07月14日 22時26分25秒 | 日記

暑い日が続きます。
この時期の外仕事キキマすね。まだ体が慣れていないせいか、こんなにきつかったっけ?と思う今日この頃。
お寺の屋根を銅板葺きしている職人さん。舗装工事をしている職人さんの仕事を見ていると、申し訳ないが植木屋でよかったと思ってしまいました。

「目玉焼きになっちまうよ。」と職人さん。
お疲れさまです。僕も頑張ります。。


さて、ここ最近はお庭づくりで頑張っております。
雨で工程の変更があったり、段取り変えや通年の手入れなどでお客様には工事の遅延、変更などご迷惑をかけております。
そんな中で少しずつですがお庭の進行状況をご報告致します。

まずは久喜のお寺。
石工事からのスタートです。
御影石と美濃石を使い繋げ、園路としました。






この御影石はもともと本堂の前の参道に使ってあった石です。
処分してしまうとの事だったので、今回使わせて頂きました。
途中で繋げているのは、過去に使っていた石を新しいお庭に使う事で未来へと繋げて行く。
明日への道。
そんな想いを込め、石を加工し繋ぎました。

ちょっと大袈裟でしょうか?



続いて竹垣です!

腐りにくい栗丸太を使います。

青梅の親方と日の出の親方。連日にわたり手伝って頂きました。

ひしぎ竹を曲がった栗丸太に合わせます。これが結構大変。。

竹の枝をさばき、さばいた小枝で小さいほうきをたくさんつくります。

枝をとりつけている様子。

押し縁をつけ、完成。



この垣根は京都の桂離宮にある、桂穂垣という竹垣です。(少し変形ですが。)
竹の枝の向きや間接をそろえたり、曲げたりと非常に手間のかかる垣根です。
今回は庭に対しての袖垣という役割なので、栗丸太で受け、下を少し浮かしていて風通しを良くしています。
その分手間も余計にかかるのですが、庭空間にたいしての遮蔽度や圧迫感などを考えると、浮かす事で庭に広がりをあたえ、風を通しと奥行きを出す。
そんな事で高さ、広さ、隙間を考え施工しました。
ただ、かなり派手な垣根なので主張し過ぎないようにするのが大変でした。

木々も植え、下草も入り残す所後少しの手直しと仕上げ。
ただこの暑さなので、植えた木々達が心配です。
何とかこの暑さをのりきってくれるとよいのですが。。。
また後日、アップ致します。。




続きまして入間のお庭。



田部井ちゃんw

友達の宮大工、佐藤クンにデッキをお願いしました。


こちらの現場もたくさんの親方に助けて頂いております。
ただ暑い中、石をたたいているとそのまま意識が遠のいて行きそうで。。
石積みは意志の積み重ねといいますが、本当ですね。負けそうです。。。
しかしながら、残す日にちもあとわずか。ふんどしを締め直し、いいお庭になる様気合いで頑張ります!!
うなぎをたべよう!!!w


最後に、こないだ手入れに行っていい写真が撮れたので、木々の良さを感じて頂ければなと思います。
「山の中へ」のお庭です。





まだまだ暑い日が続きますが頑張りましょう!!!