気づけば2月。
春分を迎え、梅の花がほころびはじめ、乾いた土や木々が少しづつ水々しくなっていくこの季節は一番好きだ。
今年はみんなで集まる木魂式も中止せざるを得なかった。
大勢で集まることが出来ないため、ウチの関係者のみで地元氏神様で祝詞をあげていただいた。
年の初めに木々に生かせてもらっている事に感謝する式。
来年はまた仲間で集まれるといいなぁ
今年初めのつくり物は、以前よりお世話になっている助産院もりあねの垣根仕事。
地主さんの山から材料を切り出し、垣根をつくる。
山から切り出す。これが面白い。
私道だからできる技w
枝をさばき
買ってきた材料では出来ない垣根
素朴な垣根で単調になりやすい。固定概念を捨て、曲がったものは曲がった良さを。細く小さい竹のそばには太いお兄ちゃんの様な竹を添え…
皆それぞれ個性や特徴がある。
いざつくり始めると、どうしても扱いやすいやつから選びがちだ。
優等生ばかり選ぶのではなく、いい奴もひねた奴もみんないるからいいんだと思う。
個性と調和。
ものを作ることにおいて、一番大事にしたいこと。
みんな仲良くねw
続いては久々の水琴窟の仕事。
以前つくった蹲踞を見ていただき、実際に水琴窟の音色も聞いていただいた。
つくっておいて良かったと思える瞬間。
材料はあるものを使うことを条件に始まった。
ここに据えます。
既存の雪見灯篭を台石にのせ鉢灯りに。
手水鉢も形を整える。
仮組み中。
さあ、いい音奏でる水琴窟つくるぞ〜