安良里ヤマナカ海話

西伊豆安良里ダイビングセンター山中のブログ。安良里や黄金崎の海、生物、人、ダイビングについて思いつくままに

天草相場暴落予想byインチキ天草相場士

2006-05-27 00:39:41 | 
某テレビ局で「寒天ダイエット」を特集したのは昨年の夏ごろだった。
その後
世間が「寒天はどこだ!」、「天草はないか!!」と騒いだのは記憶に新しい。
たぶんにもれず
西伊豆の天草の宝庫にいる私も、トコロテンを食事の前にスルスル。
おかげで
順調に進んでいたダイエットに強い味方となったのは何を隠そう事実である。

ブームになれば寒天や天草の相場はうなぎ登りである。
しかも天草は初夏がシーズンだから夏以降に騒いだって供給が増えるわけでもなく、昨年は高値が続いた。

次の年に誰もが思うのは同じこと


船の上からでも

潮が引いたときに陸からでも取れる


こんな感じであっちこっちに今までに見たことがないほど、今年は天草取り漁師が増えた!!
ありゃありゃ~~~~

これじゃ今年は天草取れすぎだ!!
おそらく相場は下がる

今年は思う存分安い(^_^)天草でダイエットに励めそうだ。

余計な薀蓄だが
天草という名前の海藻はない。

<これはマクサ>
マクサをはじめオバクサなどを寒天が取れるものを総称して天草と呼ぶ。
天草の仲間は日本では16種類程度見られるらしい。

こちらの漁師はマクサをメグサと呼んで、オバクサかな?硬いものをオグサと読んでいる。もしかしたらオスメスと思っているかも??

一般に味がいいのはマクサだそうだ。
トコロテンに味なんかあるのか????と思おう方もいるかもしれないが
微妙に違うようなのだ。

海藻といえば
6月11日は黄金崎公園で海藻・海草セミナーを日本国際湿地連合会が主催で開催される。
参加費は¥600(ダイビング費用別)と破格で、先生は、親父ギャグ満載の東京海洋大学(旧水産大学)田中次郎教授だ!!とても気さくで素敵な教授なのだ。

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2 コメント

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次郎先生によろしく (GARASAN)
2006-05-31 13:07:21
WIJの松本とは先日、環境省の藻場調査で一緒に濁った瀬戸内海の家島に潜ったばかりです。

とってもタフでできる女の子なのに、大変可愛げのあるキュートな後輩なので、どうぞ可愛がってください。

次郎先生のお話とキャラクターは大好きです。飲んだらまた面白いですよ~。夜の部もぜひお楽しみに。那覇空港で次郎先生とばったりあった時はびっくりしました。



天草、思わず伊豆時代を思い返しました。厳寒期の3月に伊豆半島をくまなく天草作柄予察の潜水調査をしたものです。ドライスーツで一日5点以上も…

おっしゃるとおり、マクサが一番上等ですね。静岡県漁連賀茂支所(下田)で天草の入札が行われます。主に岐阜や長野の寒天業者が購入するようです。また、東京などのライバルの値段の動向が気になるところ。そして海外産が安くはいってくるので、伊豆の天草は主に高級菓子や盛田屋の心太くらいにしか使われないはず。庶民の口には中々はいりませんね。

パック詰めの心太は液に浸って、匂いがあまり好きじゃないのですが、作りたての心太はその臭みもなく絶品です。関東では酢醤油・からし・青海苔で食べますが、私は関西風に黒蜜で食べるのが好きです。

マクサの高級産地はやはり稲取と西伊豆のようです。また、業者によると西伊豆と東伊豆のマクサでは煮出す時に特徴が違うそうです。



それにしても、天草の一種のユイキリを鳥足と呼ぶあたりは、言いえて妙ですねぇ~
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同じマクサなのに (アラリヤマ)
2006-05-31 23:11:48
同じマクサなのに

同じ伊豆で、違いがあるのが不思議ですね



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