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午前の呟き

2018-07-16 10:24:28 | 日記
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禁教期の信心具続々 崎津の指導者子孫、宮下さん宅
信心具として信仰されたアワビの貝殻を見せる宮下謙紀さん=12日、天草市河浦町

宮下家が代々保管してきた古鏡や古銭などの信心具
 世界文化遺産に登録された天草市河浦町の崎津集落で、禁教期の潜伏キリシタン指導者「水方[みずかた]」の子孫宅に、祈りに使う信心具[しんじんぐ]が多数保管されていることが分かった。アワビの貝殻や古鏡、古銭などで、市世界遺産推進室は「禁教期の信心具がまとまって残されているのは珍しく、崎津の歴史を語る上で貴重な資料」としている。

 崎津集落は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の県内唯一の構成資産。貝殻の内側にある模様を聖母マリアに見立てるなど、生業や生活に根差した漁村特有の信仰に価値があるとされる。

 保管しているのは、集落で漁業を営む宮下謙紀さん(75)。先祖代々受け継いだ物として、アワビの貝殻4点や大小さまざまな古鏡、古銭など数十点を古い木箱に大事にしまっていたという。

 天草市が崎津集落の世界遺産登録に動きだした2007年、市の担当者が確認した。このうちアワビの貝殻1点は、16年8月に開設した崎津資料館「みなと屋」に展示しているが、残りは引き続き、宮下さんが保管していた。

 市は世界遺産登録を機に、全ての信心具を宮下さんから借り受け、説明できるものを公開する。同推進室の中山圭学芸員(41)は「キリスト教伝来期に宣教師が伝えたと思われるメダイ(メダル)から禁教期の信心具までそろい、崎津の価値をさらに高める」と評価する。

 宮下さんは「皆さんに見てもらうことで、崎津のPRになれば」と話している。

 宮下さん方の信心具は、28日~9月17日にみなと屋で開かれるキリシタン関連史料約120点を集めた特別展で初公開される。(谷川剛)

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信仰と観光、共存を 住民参加でルール作り 世界遺産登録の崎津集落
熊本日日新聞
2018/07/11 12:00

崎津教会前で観光客に対応する吉村恵美子さん=1日、天草市河浦町
 「教会内に入ることはできますが、撮影はご遠慮ください」。天草市河浦町の崎津集落。観光の目玉である崎津教会近くで、観光案内所スタッフの橋本悦子さん(70)が道行く観光客に声を掛けていた。

 「以前、神聖な教会の扉を乱暴にたたく若い人がいて、思わず『帰れ』と怒ってしまいました」。橋本さん自身は信者ではないが、祈りの地である崎津に暮らす一人として、観光客のマナー向上に心を砕く。

 崎津教会は1934年、禁教期の村の庄屋宅跡に建てられた。崎津で布教に当たっていたハルブ神父がその地にこだわったのは、弾圧の象徴である「絵踏み」が行われたからだ。その場所には今、祭壇がある。潜伏キリシタンの流れをくむ集落にとって、特別な場所なのだ。

 このため、世界遺産登録による崎津の“観光地化”を全ての住民が歓迎しているわけではない。世界遺産登録に反対してきた60代の男性信者は「教会内の聖水入れを灰皿代わりに使われたことがある。観光客が増えればこうしたことも増えるのではないか」と心配する。

 一方で、「今のままでは教会施設や集落を維持していくのが難しいことは分かっている」とも。「世界遺産登録が良い方向に向かうよう、今後も信者としての要望をはっきり主張していく」

 6月中旬、崎津集落を含む富津地区の振興会役員や区長らと市職員が、地区のコミュニティセンターに集まった。世界遺産登録を見据え、観光客の受け入れ態勢を話し合おうと、市が呼び掛けた。

 登録勧告後の5月の大型連休中、崎津には大勢の観光客が押し寄せた。その時の混雑ぶりを踏まえ、住民は「バイクは進入禁止にできないか」「写真を撮るために墓地に入る人がいた」「拝観制限を設けてほしい」などと発言した。

 登録後の7~8月は夏休みも重なり、観光客がさらに増えることが予想される。市は「地元の協力が必要」として、住民に観光案内業務への応援を要請。教会の「拝観マナー」や集落の「散策ルール」を記したパンフレットの配布や、混雑時の教会内の入場制限を担当してもらうことを提案した。

 富津地区振興会の森田勝善会長(67)は、「地域振興のため、区長や信徒会のみなさんと協力していきたい」と応じた。協力者を募ると、信者8人を含む11人が手を挙げた。土日祝日に4人ずつ交代で活動する。

 協力者の一人で、教会の信徒会の吉村恵美子会長(67)は「今後は、崎津集落に関するもっと細かなルール作りが必要になる。信者も含めた崎津住民みんなで考えていきたい」。信仰と観光の共存へ、第一歩が動きだした。(牛深支局・谷川剛)

(2018年7月11日付 熊本日日新聞朝刊掲載)


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