食品偽装事件を少し調べたら、まあ あるわあるわ、あんまりあるので調べるのを止めた(笑)。雪印食品の牛肉偽装事件(2001年)に始まって「赤福」や「白い恋人」「船場吉兆」事件など、数え上げれば切りがない。食品偽装だけでなく消費期限や賞味期限を改ざんしたものも多い。
今回は食材の虚偽表示がメインのようだが、決して良くないとはいえ食品偽装は後を絶たない。「浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」と同じで、これからも起き続けるだろう。
さて、メニューの虚偽表示で思い出したが、だいたいホテルや百貨店などの会食は“お客様”の接待が多いのではなかろうか。ここから本題に入るが(遅くなってすみません)、自分はグルメではないので、現役のテレビ局員時代は客をよくホテルのレストランなどにご案内した。そこなら安心だということだ。夜はもちろん料理店や料亭が多い。
こうすれば客に失礼ではないし、話が弾んで相手も満足してくれる。いくらなんでも、吉野家の牛丼を一緒に食べるわけにはいかないから、最低限でもホテルのレストランなどにご案内するのだ。
そうすると、客が余程のグルメでない限り、このエビは不味いとかこの牛肉はおかしいなどとは言わない。客と私はもっぱらテレビ局の話題や仕事のことで話が弾む。そうなると、一つ一つの料理をいちいち気にしてはいられない。酒は飲むし談論風発で、料理を食べ残すことも多い。
要は客に気持ち良く過ごしてもらえばいいわけで、しかも食事代は全て会社持ちだ(笑)。誰がいちいち食材のことまで調べるか! 会食の後はキャバレーやバーなどで、賑やかに愉快に飲む。こうした会社員生活を送っていたから、食材の表示がどうのとか、ほとんどどうでも良かったのだ。要するに、客の“おもてなし”をしっかりやれば良いわけで、食材などは二の次、三の次だったのである。
逆にわれわれが地方のテレビ局を訪問したら、今度は御馳走になる。その場合、接待される自分が食材のことで、いちいち文句は言わない(笑)。文句を言えば座が白けるし、だいたい失礼に当たるだろう。余程の「食中毒」でも起こさない限り、食材のことをいちいち言わないのだ。この辺に、偽装や虚偽表示をやろうと思えば、いくらでも隙があると言える。
なんだか取り留めのない話になってしまった。今日は何を言おうとしたのか?(笑)。要するに、食品偽装を無くして“おもてなし”をしようということか。結論らしいことが言えず、申し訳ありませんでした。(ペコリ)