金持ち日記

金持ちなるまで続く男の日記

ノブレスオブリージュ

2007年06月07日 00時08分44秒 | Weblog
 金持ちは「ノブレスオブリージュ」に注目する。

 小泉政権末期くらいからやたらメディアは格差問題をとりあげるようになった。小沢代表も「日本は世界でもっとも格差の激しい国になった」と国会で述べていた。

 確かに格差が広がっていることは間違いないだろうが、彼らになぜか違和感を感じる。小沢代表の発言は言いすぎとして、それほど日本の格差は激しいのだろうか。金美齢氏は真っ向から反論している。わざわざ本までだしたのだ。その名も「日本ほど格差のない国はありません!」というタイトルである。

 とはいえ、完全に格差がなくなることはありえない。程度の差はあれ、格差は世の常である。そこで金美齢氏はノブレスオブリージュを説く。マスコミは金持ちの悪口を述べるのではく、金持ちたる義務を果たすことを求めるべきであるというのである。私も同感である。

 ノブレスオブリージュの代表がメディチ家であろう。ルネサンス期の芸術を花咲かせた超金持ちである。メディチ家は高貴なるものとしての義務をしっかり分かっていた。そして数多くの芸術家を支援するのである。メディチ家に支援された有名な芸術家をあげると、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロ、ボッティチェリなどがいる。

 社会の厳しさから逃げ回り、働きもせず、自分のしたいことも分からない人を社会のクズと呼んでいるが、ノブレスオブリージュを備えていない金持ちもまた、社会のクズであると、私は思う。

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