金持ち日記

金持ちなるまで続く男の日記

芸術

2007年01月14日 02時22分59秒 | Weblog
 金持ちは芸術に注目する。

 金持ちたるもの芸術を知らなければならない。そう思い、北九州市立美術館にピカソの絵を見に行った。

 ピカソ以外にもブラックという画家の絵もあったが、彼らはキュビズムと呼ばれているという。キュビズムとは世の中を円筒、立方体などで描く人たちのことを言うらしい。実在している形を異なる形で描くとき、彼らのフィルターを通して変形させているのだ。
実在する物体 → フィルター → 絵

 実在する形を推測し、彼らの絵を見ることによって、彼らがどのようなフィルターを持っていたのか推測できる。私は、絵というのはその絵自身を見るというよりも、その画家が持っているフィルターを見るということではないかと思う。

 どれだけ本物に近づけて描こうとしても、写真には勝てない。それでも絵が未だに世界中で愛され続けているのは、絵はそれぞれの画家のフィルターがどういうものかを教えてくれるからではないかと、今回の旅を通じて思った。

 こんなことを言うとまるで私が芸術が好きかのような誤解を与えてしまうかもしれないが、まったく逆である。
 
 小学校5年生のとき、全員の絵が教室に張られた。しかし、誰も気づいてくれなかった。私の絵がさかさまであることを。

 中学校1年生のとき、美術の宿題を当時6歳を妹にやってもらった。先生は「今回はよくがんばったね」とほめてくれた。

 それほど、私は絵が嫌いだし芸術に興味がない。でも金持ちたるものそうも行って入れない。修行の意味をこめて今回、美術館の旅をしたのである。
 

 ちなみに一緒に行った友人は物凄く世界史が得意であったため、解説に乗っていない情報まで仕入れることができた。たくさんのおもしろい話を聞けて非常の感謝をしている。

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