レストランでアルバイトを始めて、数百回のつまみ食いをしてきた。とはいえ、つまみ食いをするには決死の覚悟と、洗練されたテクニックが必要である。つまみ食いと一言にいっても、4つの段階がある。
①お客さんが手をつけていない料理を探し出す。
②お客さんが帰ると、誰にも気づかれることなくその料理を裏の部屋に運び出す。
③タイミングを見計らって、料理を食べに行く。
④食べ終わった皿を、誰にも見られることなく、洗い場へと運ぶ。
R君はこの4段階をだれよりも自然にこなす天才であった。なんとつまみ食いをするために、「18番テーブル」という暗号も作り出していた。裏の部屋に料理を隠せるようなところがあるが、我々はそこを18番テーブルと呼んでいた。レストランは17番テーブルまでしかないのを踏まえてのことだ。
バイト中にお客さんの前で「18番テーブルの片付けお願いします」といっても何の違和感もない。私は裏に料理が運び出されたのだと認識でき「かしこまりました」とか言いながら、裏へつまみ食いをしに行くのである。今思うと、何か食べたいというよりも「悪事の共有」がしたかったのかもしれない。
そういえば、私が小学3年生の時に「悪事の共有」に失敗したことがある。
友人と休み時間に学校を出て、秘密基地を作っていたのである。当時、休み時間に学校の外に出るということは、偽造パスポートで国外逃亡するのに匹敵するほどの大罪であった。そんな「悪事の共有」を楽しんでいた。
そんなある日、宿題で「最近たのしいと思うこと」を日記で書いてきなさいといわれた。H君は何を勘違いしたのか「最近は、休み時間に飼育小屋の裏の壁を越えて、秘密基地を作りに行っています。とても楽しいです。」と書いて提出。日記には首謀者が私であることも明記されていたため翌日こっぴどくしかられた。
先生と「悪事の共有」をしたところでおもしろくもなんともない。時が経てば、それもいい思い出となった。そしてあの思いでは一つの教訓を私に残した。悪事の共有は人を選らばなければならないということを。
①お客さんが手をつけていない料理を探し出す。
②お客さんが帰ると、誰にも気づかれることなくその料理を裏の部屋に運び出す。
③タイミングを見計らって、料理を食べに行く。
④食べ終わった皿を、誰にも見られることなく、洗い場へと運ぶ。
R君はこの4段階をだれよりも自然にこなす天才であった。なんとつまみ食いをするために、「18番テーブル」という暗号も作り出していた。裏の部屋に料理を隠せるようなところがあるが、我々はそこを18番テーブルと呼んでいた。レストランは17番テーブルまでしかないのを踏まえてのことだ。
バイト中にお客さんの前で「18番テーブルの片付けお願いします」といっても何の違和感もない。私は裏に料理が運び出されたのだと認識でき「かしこまりました」とか言いながら、裏へつまみ食いをしに行くのである。今思うと、何か食べたいというよりも「悪事の共有」がしたかったのかもしれない。
そういえば、私が小学3年生の時に「悪事の共有」に失敗したことがある。
友人と休み時間に学校を出て、秘密基地を作っていたのである。当時、休み時間に学校の外に出るということは、偽造パスポートで国外逃亡するのに匹敵するほどの大罪であった。そんな「悪事の共有」を楽しんでいた。
そんなある日、宿題で「最近たのしいと思うこと」を日記で書いてきなさいといわれた。H君は何を勘違いしたのか「最近は、休み時間に飼育小屋の裏の壁を越えて、秘密基地を作りに行っています。とても楽しいです。」と書いて提出。日記には首謀者が私であることも明記されていたため翌日こっぴどくしかられた。
先生と「悪事の共有」をしたところでおもしろくもなんともない。時が経てば、それもいい思い出となった。そしてあの思いでは一つの教訓を私に残した。悪事の共有は人を選らばなければならないということを。
エコロジーとか難しい言葉使っているけど、要は俺のことが好きってことでしょ。
なんか、照れるなぁ~。
ちゃんと面とむかって言ってくれればいいのに。