金持ち日記

金持ちなるまで続く男の日記

説教

2008年03月28日 20時16分34秒 | Weblog
 金持ちでも説教される。

 先日、中学時代の友人と飲みに行った。最近「メリット」と「デメリット」という言葉を覚えたらしく、やたら多用していた。そんなお調子者な所は昔とまるで変わってなかった。

彼「お前がこんなまともな道を歩むとは思わなかったよ。きっと将来を先読みしてたんだな。上手く生きてるな~」

 私を褒め称えてくれる時間だと思ったが、徐々に内容は変化してきた。

彼「確かに、お前が方向転換したのは正解だと思う。ただ、デメリットはあまりに変わりすぎた。なんていうか・・・・お前は甘い。強さがなくなっている。」

 一見まともな説教のようだが、強さが感じられない理由は女をナンパして連れて来なかったから。・・・・まぁ、彼らしい。

 そういえば、彼とはいろいろしたなぁと昔を懐かしんだ。国際通りに行っては、そこら辺にいる女子に声をかけるのである。彼の怖い外見のためか一般人からはドン引きされた。走って逃げ去っていく人もいた。結局頭の悪い我々についてきてくれるのは、頭の悪い女子高生であった。スカートをはいているのか、はいてないのか分からないほどのミニスカートに金髪。話を聞くと1週間学校をサボっているとか。

 ナンパの仕方はシュートというサッカー漫画で身に着けた。「お茶でもしませんか」と声をかけるのである。結局はマクドナルドでオレンジジュースを飲のだから、特に意味はない。

 彼に「甘い」といわれて思い出したことがある。私が勉強に目覚めたのは、様々な経験で培った精神力に学力が備われば無敵だと思ったから。勉強をしていくうちに、いつの間にか精神力が弱体化してきたような気もする。私が今生きている世界では、馬や包丁を持った少年に追いかけられることはない。暴力団らしき人に接触するのも皆無である。

 小学6年生の頃の夢が「不良になること」であった時から比べれば、こうして真面目に生きていることが私にとっては誇らしく感じる。だからといって、既存の枠に収まる人間であってはいけないのである。なにも今から女子高生をナンパしようと言っているのではない。ただ、当時の反骨精神も大切にしたいと思うのである。

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1 コメント

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皮肉にも (Tsuyunaruhito)
2008-03-29 20:40:54
現代ではあまりに精神が弱体化し、ゲームに影響されることで包丁に追いかけられたりする時代でもある
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080327-OYT1T00558.htm?from=navr
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