“はたらく”につまづく

すごく久しぶりに読書ネタ。

「大卒だって無職になる」（工藤啓氏）。


私のことかしら？ってわけでもないけど（それでも無職経験ありっすよ）。

前職から現職まで５カ月無職だった訳です。ハイ。


休養するつもりでした、たっぷり。


休養できませんでした（苦笑）。

「ハローワークは行かないの？」「今のご時世、『ちゃんとしたところ』で働かないと」「こんな求人あったよ」


身内から色々な言葉を頂戴しました←フフフ。

毎日ハローワーク行ってもそう求人かわらないって。

なぁ、ちゃんとしたところって何？私の仕事（前職）を否定するの？？

そんな求人、興味ないねん←これは贅沢か。


「選ばなければ仕事はある」

確かにそうかもしれない。でもさ。

興味もてない仕事をやろうとは思えなかったんだよね。


周囲に相談もそうしなかったし。

大卒友人なんかは順風満帆に仕事してるし。
でも、家に籠るのもどんよりするから、「ハロワ行って来ます～」って言って神戸のCafe散策いっぱいしたよな（笑）。

カフェに詳しくなったことは、実は後々とても役に立って。
あの経験、無駄じゃなかったと思ってます。


さて。本の話。

「育て上げ」ネットさんは以前から知ってて。

私の時も、身近にこういう団体あったら、行きたかったなと思います。
就労支援、その後のフォローなど行ってる団体です。

ふとしたきっかけで、無職になったり、家から出れなくなったり。

そういう人と、外とをつなげてくれる。
小心者の私みたいな人間にはぴったりです。


本の中にあった、、、

「○君は『大卒だ』ということが、仕事の選択肢を狭めている」

という文。これ結構そう思う。

私も、大卒後更に福祉の専門学校行って、「大学出て更に専門行って、親に迷惑かけたんだから、福祉の仕事しないと」ってとらわれてて。

でも、暫く福祉はしたくなくて。

結局今治験の仕事してて、最初は親に申し訳ないって思ってたな。


私は現職が３か所目。
前2か所を１年ちょっとで辞めてるから、ってのもあって今の仕事は暫く辞められないっていう事実に縛られてます。

まぁ、でも、５年働いたから、何とかなるかな（笑）。

いつ、何時、無職になるか分からないし。
人ごとには感じられないんだよね。


親はいつまでも、子供のこと心配でしょうけど。
今の仕事の目標も達成したっちゃ達成したし。
いつ辞めても、そう後悔しないと思ってます。

「今のご時世」っていうのを原因にしたくはないけど・・・
無職になっても、前向きでいられる久野の状態だったり、適切な支援があったり、居場所があったり。
そんなことを願ったりします。


次の転職は、福祉に戻るか。治験を続けるか。
SSWの求人を稀にみると、やっぱり惹かれるものもあったり。

ある程度の年齢になると、ふつうの事務なんてもう年齢と経験ではじかれるから。
専門に特化した仕事しか今後は出来ないなと感じてます。


つまづいても、歩きだせる。
それが当たり前な世の中になるといいですな。

（全然書評でも何でもない駄文になってしまったが）