元・自転車屋のバイシクルライフ

自転車稼業から解放されて、自転車を味わうことにする

二十?年振りに出番が来るとは

2016-10-28 | 与太話

27年程前に購入した

KLEIN」用

BB(ボトム・ブラケット)ツールです。

*TREKに買収される以前

「ゲーリー・クライン」謹製時代*

日本初登場の年

マイBIKEとして購入の

「ラスカル」と同時に導入

これが無いと

「圧入&接着」方式の

BBの交換が出来なかった為です。

*今、思うと

現在のSHIMANOプレスフィット方式の

礎となっているのかも?*

今回

このツールの

「活躍」の切っ掛けは

日本で

凄い

盛り上がりを

見せ始めていた

(日本は、何時もこんな感じデスね・・笑)

1990年前後の

「ゲーリー・フィッシャー」

*後に、これまた

TREKが買収*

「スーパー・カリバー」

*初代SHIMANO DeoreXTに

アルミフレーム(台湾製ですが

EASTONチュービング)

当時は

アルミフレーム=高級車です。*

の修理の御相談に

お客様が来店。

御近所の

某チェーン店で

「このBBは、もう造られてませんから

修理は不可能です」と

言われたとのこと

「??・・もし、宜しければ

一度拝見させて頂きます」と私。

拝見すると

「ゲゲ、工具の挿入口が無い?」

しかも

「BB幅が、80mmも有る??」

当時

スレッド(ネジ切)タイプのBBで

「フィッシャー・サイズ」と言われたのは

73mm幅です。

*これは

SHIMANO製で現存*

当時を知ってる

可能性の高い

元・某老舗ショップ・スタッフの

情報通に教えを乞い

「KLEIN」以外にも

「MERLIN」等

同じ方式のモノが在った旨の

情報を入手。

この時代の

「フィッシャー」については

当時のインポーターも

無い事から

構造が把握出来ないので

イチかバチか

「KLEIN」流に

分解にトライ

オ~っと

取り外しに成功!

やはり

「圧入&接着」方式でした

左:フィッシャー用

右:KLEIN用

KLEIN用は

専用のスペシャル品

フィッシャー用は

汎用品を、機械加工し

リングでベアリングの

位置決めをする

構造です。

 各部の寸法を測定

フレームのBB部の内径

ベアリングのサイズも

全く同寸

どちらがコピーなんでしょ?

「シールド・カートリッジ・ラジアル・ボールベアリング」は

「JIS規格」の汎用品にて

行き付けの工具屋さんで入手

嵌め合い用ロックタイトを塗布し

「KLEIN」ツールで

祝:作業完了

今回は

「このBBは、もう製造されていません」ではなく

「工具が製造されていません」が

正解かも知れません。

*当方も

過去に

「KLEIN」を

やって無かったら

答えは同じでした*

どの道

「古過ぎ」ですかネ?

(古き、良き時代とも言えますが)

40オーバーの

元MTB通(オタクレベル)にしか

通用しない

メカニズムです

久し振りに

TOOL用・紙BOXに入っていた

取説を

よ~く見ると

各工具のネーミングが

「MARTHA」

「MARY」

「SUSAN」

「SARHA」

これって

女性の固有名詞ですよね?。

「A、B、C」なんて言うのに

比べたら

思いっ切り

アメリカン。

「ゲーリー・クライン」氏の

歴代の

元カノだったりして(笑)

いや~

当時

全く

気付いてませんでした。

兎にも角にも

「工具」捨ててなくて

良かったワ

 

YADA CYCLE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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