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通信制という大学の選択

2017年10月30日 | e-school
昨今地方都市にある大学では閉鎖が相次いでいる。
もともと人口が少ないうえに、さしたる産業がないために、学生を呼び込もうにも特色ある学科が開設されていない。
また、教授などもいわゆる有名な、もしくは新進気鋭な人間が少ないように感じる。
そのような大学に多額の公費を費やす意味はあるのだろうか?
多額の経費を無駄に使わないようにしながら、何とか地域を活性化する手法?
いま注目を集めるのは、放送大学である。
国費投入肝いりでおそらくは日本最大のメデイアを活用し、教員は全国の大学で教鞭を取っていた、有名な先生が多い。
また、実務にたけた多くの講師陣も他の追随を許さない。
全国に点在する、通信制の大学・または通信教育課程を設置している大学の中の多くは人文系である。
理科学系や工学系などは少ない、ほとんどないに等しい。
そういった中での放送大学のカリキュラムには目を見張るものがある。
また学費も安く、学習形態もさまざまである。
なぜなら実験や実習はスクーリングとして課せられるので、社会人などでは少なからずハンディとなるからだ。
早稲田大学の人間科学部は学部にある通学課程と全く同じカリキュラムで、専任教員が少数単位で指導する。
その専攻できる分野はおそらく他大学にない興味ある講座が多いのが特色である。
その分学費に通学生とほとんど変わらない学費を徴収することが、ほかの大学と大きく違うところである。
もち論すべてではないが奨学金制度も給付を含めた様々なものが用意されている。
更に学内推薦で優秀な学生には修士課程への推薦制度があるし、心理学系ではこの制度を利用すると、他大学受験より修士課程への進学は有利である。
臨床心理士への進学を希望する学生が通信課程で学べるのも特色である。
卒業生は1200名を超えて、新しい時代への進化している、大学院への進学率は他大学と比べ物にならないくらい高い、2割となっている。
志願者数は毎年それほど多くはないが、より高い学生の資質の選抜のために行っている、書類審査(3課題でそれぞれ1000字手書き志望動機)二次には面接試験で
選抜を行っているのは、入学後にしっかりと講義を理解し、卒論発表までの意欲なども調べるためである。
先日人間科学部創立30周年事業があったばかりであるが2003年設置された通信教育課程は今後まだまだ進化発展するであろう。
受験生の皆様の今年の受験へエールを送りたい。

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