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日本の頭脳が危ない

2019年03月15日 | 大学
日本でいわゆる偏差値の高い学部がいまはどこでも医学部となってしまっています。
偏差値が高いからその頭脳は優秀かというと決してそうではありません。
臨床に向くかといえば、どちらかといえば?です。
かなり前は医学部よりも理学部の物理・化学などの方面に優秀な学生が集まりました。
しかし、世間一般で言う日本一の優秀秀才が集まる大学の学部は東大理科Ⅲ類なのは言うまでもありません。
最近はどうかは分かりませんが以前東大出身でも地域医療や多方面への進出している時代がありました。
本来地域医療や障碍者医療その他・難病などで医療を必要としている人たちに誠心誠意で接する高い奉仕の精神を持ってくれる、臨床医を育てる教育には、トップレベルの学力が果たして必要なのでしょうか?
医科学@医学・遺伝子医療・生化学・生理学・ITやナノ分野・遺伝子工学・細胞学などの基礎医学で社会に貢献できる分野がいまは最も重要で、そこに興味を持って研究職に進んでくれる学生がもっと増えてくれることを期待したいです。
なので、医学部@臨床医学科・基礎医学科の2コースに分けてみてはどうかと思います。
この2コースでは将来研究職に進む場合は学部から大学院博士課程まで一貫したコースにして、きちんと卒後には有給職を確保し、研究成果が出る体制を構築すべきです。
また、アメリカのようにmedical school制度を参考に医学部での2年、3年時に編入できる制度をもっと充実させるべきだと思います。
医学部に入学しても中退する学生がどこの大学にもいます。
そういった欠員を埋めていくのも税金の無駄をなくすためには必要だと思います。

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