村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

警戒区域を再編しても大丈夫なのか?

2012年04月04日 19時34分21秒 | 震災・放射能

今日は二十四節季の清明。

万物が清潔明暢であることから約して清明と呼ばれるそうです。春のうららかにして、万物が若々しい季節を表すとされています。さまざまな花が咲き乱れ、お花見のシーズンになる頃だそうです。

しかし、昨日から今日にかけての春の嵐には参りました。裏山の杉の木がいつ倒れるのか気になりながらぐっすり寝てしまったような気がする?

ハウス等の施設でしか農業を再開していないのに、この嵐でだいぶダメージを与えられたようです。我が家のハウスも1棟ビニールが壊滅させられてしまいました。もう農業をやめろって言ってるようです。

今日、ネットを見ていたら気になる記事を見つけました。

「福島第一原発1号機~3号機で窒素注入停止」と言うものです。

1号機から3号機の原子炉に水素爆発を防ぐために毎時約19~42立方メートルの窒素が注入されているそうで、それが窒素圧縮機故障により窒素注入が停止していたということだった。

水素の爆発限界(空気または酸素と混合している場合、混合ガスの組成がある濃度範囲にあるとき、火源を近づけると爆発が起こる。この濃度範囲を「爆発範囲」といい、その最低濃度を「爆発下限界」・最高濃度を「爆発上限界」という。)は、下限が4.0%、上限が75%で、爆発範囲が広く下限が低い非常に危険なガスです。

原子炉内の水素濃度は0.2%程度で大きな変動はないといい、爆発の危険性が生じる4.0%までは30時間程度の余裕があると言っていますが、また想定外の事象が発生し30時間以上窒素を注入できなければ最悪の事態が発生するということですよね。

たま、原子炉内の水素濃度を下げるために窒素を注入しているのですが、窒素は不活性ガスで吸収するものがないはずですので、原子炉に注入した量と等量のガスが原子炉から出てくるということですよね。と言うことは、毎時19~42立方メートルの高濃度の放射性物質を含んだ窒素ガスが大気に放出されるということです。高濃度の放射性物質を洗浄したガスを大気放出しているのであれば問題はないと思いますが、果たしてどうでしょうね。

放射線量が高くなることがあるのでそれが原因しているのかな?

4号機についても原子炉から取り出した燃料が燃料プール内に多量に保管されているそうですが、その燃料プールがある建屋が爆発の影響で崩れそうになっているそうです。補強していても大地震がまた発生したらどうなるかわからない状態だと作業員は言っています。

原発は危険な状態にはならないと言っていますが、まだまだ信用できませんよね。

警戒区域の再編が行われて、20km圏内に住民を戻そうとしていますが、果たして大丈夫なのだろうか?

政府は、事故が起きた原発施設の隣接地域に、放射線量の高低とは別の考えで、住民の居住を長期間制限する地域を設定するようだが、まだまだ安心できない原発の現状があるからなのではないでしょうか。

俺はまだまだ警戒区域の再編をすべきではないと思う。