銀色のかけら

銀魂感想と徒然日記

WJ銀魂591『血と魂』

2016-06-13 22:22:24 | WJ銀魂感想
師を慕っていた朧が、なぜ追手となって松下村塾を襲い、なぜ師を殺め、その器を再生させたのか。

自分の身を投げ打つほど、命を捧げるほど、師の幸せを願っていた朧。
幸せそうに笑う師の横に、自分ではなく弟弟子たちの姿がある現実を目の当たりにした時、
献身が私欲に一変し、弟弟子たちだけでなく自分までも、求めてやまない陽を失くすことになってしまったなんて…

以前、感想でも書いたのですが、この闘いの中、虚が銀時たちを遠くから見る表情に、もしかしたらまだ松陽先生のかけらが…と思ってしまったことがありました。
そうであって欲しいと。
もう器しか残らない師、虚に忠誠を誓うと言った朧も、その闇で満たされた器の内奥に、かけらでも松陽先生の陽が残っていることを願っているのでは…

弟弟子、高杉との死闘の末。
一番弟子の朧は、松陽先生から貰った命を使い果たしてしまったのでしょうか。


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