Enjoy life

自分の時間をどうやって消費するか、考えて消費する日々。

黄山旅行記(後半)

2006年07月26日 16時02分17秒 | Weblog
二日目。。。

深夜に雨と雷の音で目が覚めた。大雨だ。時間の経過と共に雨は弱まってきたが、朝になってもしとしとと降っていたので日の出を見ることはあきらめ、7時まで寝ることになった。実に12時間も寝てしまった。その後仕切りなおして、山頂を目指す計画を立てる。が山頂まで歩いて登ると、3時間ぐらいかかるという話で、ロープウェーという文明に頼ろうということになる。ただそのロープウェー乗り場までも1時間近くは歩かなくてはならない。そんなに?!と言いたいのをぐっとこらえる。

4人の内1人が体調があまりよくないということで、その1人はホテルで待機することになる。おいらも一緒に残ろうかと思ったがそこは日本代表、贅沢と弱音は敵。気合で乗り切ってやると腹を決める!ゴミ袋で出来たうすーいカッパに身を包み、霧に包まれた山道を3人で歩くこと40分、ロープウェー乗り場の手前に到着した。が、物売りのおじさんが「今日は上まで登っても何も見えないよ」と教えてくれた。なのでおいらたちはホテルに引き返し、下山をの準備をした。内心ほっとした。

今日は下りだから楽だねーとみんな昨日よりは気楽に構えているが、登山って登りのほうが心肺的には辛いけど、下りの方が足に負担がかかっている気がする。富士山を登った時にそう感じたおいらは、あまり楽観視はしていなかった。予感はある程度的中し、歩き続けるうち膝がクスクスと笑い出した。しかも地図上ではどう見ても下りのイメージなのに、かなり登らされたりもした。雨はやんだものの依然として雲の中を歩いている。景色もくそもあったもんじゃない。

そうなると、おいらたちの疲れを紛らわしてくれるものなど何もないのだ。日曜日だったこともあり人も多い。真っ白と化した景勝地を歩く気力も衰え、ロープウェーで下山しようという話にまとまった。助かった。。。その頃のおいらの膝ったらゲラゲラと大爆笑していた。3時間以上は歩いてますよ、一応

しかしその日はまるっきりついていなかった。ふもとの温泉でも入って電車に乗ろうと話してていたが、その温泉が改修工事で営業していない。黄山大門のスタート地点まで徒歩でまた戻ることになる。口数が減ってきたおいらたちはただひたすら舗装された道を歩く。山の下のほうは視界もよく、足元に気を使わなくてよい分景色も楽しめる、静かでとても素敵な道だった。下はアスファルトでもやはり山なのだ。松尾芭蕉が今のおいらと同じ道を歩いていたらもっと名句ができたに違いない。

2時ぐらいにスタート地点に無事帰還、そしてバスでまた駅に戻る。やはりクレイジードライバー。やつらの運転テクニックを山道で生かすのではなくF1ドライバーにでも挑戦してほしいものだ。黄山駅に到着するも、列車までにまだまだ時間がある。カップ麺ではない食事をする。が値段はカップ麺と大差ない。清潔感のかけらもない飲食店で食事をすることもだいぶ慣れてきた。

夜の電車に乗り風呂に入れないおいらは濡れタオルで全身を拭き、なんとか自分の清潔を保とうとする。保てたかどうかは定かではない。翌日はたしか会社のRさんが故郷だと言っていた蘇州を一日ふらふらする。貧乏集団と化したおいら達は観光地を2箇所ほど回ったところで金銭が尽き、トランプなどをして時間を有意義に過ごした・・・・何か?

蘇州も思った以上に見るところがたくさんあるのよね、世界遺産やらなんやら。すごくのどかで素敵な街でした。そこの駅のトイレがまた新たな体験。うわさの溝しかないトイレ。駅のトイレだけあって、壁とドアはありましたが、用を足す場所として溝があるだけなのよね。どっちが上流か下流かわかりません。隣の人の排泄物が流れてくるのだろうかと期待していましたが、幸いその時はそんなこともありませんでした。

そして蘇州を夜出発し、朝北京に到着するわけです。まだ北京に住んで3週間と少し。それでも我が家に戻れるのがとてもうれしかった。布団でゆっくり寝たい!と思ったが授業をサボるのもいやだったので、学校に行きその後死んだように寝た。

そうそう、昨日書き忘れたんだけどひとつ、中国の列車でぶったまげたこと。
この中国の列車、中国の中ではわりとサービスが充実しているのよ。車内販売も来るし、ごみとかこまめに回収してくれたり、お湯もでるのでカップラーメンも食べれる。でもね、だけどね、それでもね、これまたトイレ!すんごいのよ用を足してペダルを踏むと、「シュコー!」って勢いよく水と共に流れていくんだけど、おいらは自分の目を疑って3度もペダルを踏んだ。ペダルを踏んだとき、下の線路が見えるのさ!そう、線路上においらたちの排泄物はぶちまけられているの!!おぃおぃ・・・近隣住民はいいのか?風の強い日は、ティッシュとか飛んでくるんじゃないか?そんな事を自問自答、でもそれ以降気になって観察していると、トイレがある車両の前後は車輪とか汚れていて、いかにもって感じだった
恐るべし中国。これが許されているんだから











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