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わかっちゃいるけど浮かれちゃう

J1第3節 柏vs新潟総括

2004-04-04 21:26:26 | 柏レイソル
例によって、結果をご存じで無い方はこちらをご覧いただきたい。

当日は試合前から小雨がぱらつき、冷たい風が吹く、冬に戻ったかのようなコンディション。それでも、試合前はまだ雨は降ったりやんだりだった。

柏は前節効果的な動きを見せたゼ・ホベルトが山下に代わって先発。他にはサブに根引と矢野貴章が入っていることくらいが前節からの変化。代表組の玉田も永田も先発した。

前半はお互いに中盤でボールを取り合って、カウンターを狙う展開。しかし、お互い堅守が売りなだけにゴール前になかなか入り込めず、前半のシュートはほとんど遠目からのもの。
柏は渡辺毅がエジミウソンにやたらと振り切られて抜け出されていたことと、下平や明神が濡れたピッチに足を取られてやたらとこけていた事が後半へ不安を誘う。
新潟は徹底してカウンターからサイドの選手や開いたFWが走り込んでいた。

後半になると、雨足がかなり強くなり、ピッチのあちこちで滑る選手が出ていた。
後半開始早々に柏がリズムをつかみ、玉田がゴール前でシュートを放ったこぼれ玉をゼ・ホベルトが押し込んで柏先制。
しかし、柏が良かったのはここまで。この後しばらく前半と同じような膠着状態が続いた後、後半20分を過ぎる頃には柏ミスが目立つ様になり、完全に新潟ペース。前半に輪をかけて渡辺毅の裏を取られまくる。相手のフィニッシュのまずさもあってなんとか防ぎきるも、防戦一方。40分過ぎにはカウンターから玉田が完全に抜け出してシュートを放つもゴールマウスの外。
ロスタイム2分の掲示があり、ゼ・ホベルトに代えて加藤望がピッチへ。
時間稼ぎでキープするのかと思いきや、前へ出ていく柏。これが新潟のカウンターを呼び、同点ゴールを許してしまう。このゴールで柏は完全に浮き足立ち、強引に突破を仕掛け、攻めていく。そこを再び奪われ、まさかの逆転ゴールを喫し、試合終了。新潟にJ1初勝利を献上してしまう事になった。

敗因はやはり慢心か。前半から何か集中力を欠いたようなプレーが見られ、ミスも多かった。決定的なチャンスは柏の方が多かったはずだ。
この先の事を考えれば、同点にされた時点でまず引き分けを考慮しなければいけなかっただろう。浮き足だってカウンターを食らうようでは、とても上位とのせめぎ合いに加わる事はできないだろう。

新潟はやはり遠方からのサポーターの力は大きかった。同点・逆転時の選手・サポーター一体となった喜び方は、敵として見ていてもある種うらやましいものだった。

次節は名古屋、その次は磐田と、難敵が続く。負けは負けとして、選手達には次に備えてもらいたい。

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