from KASHIWA with SPIRIT

わかっちゃいるけど浮かれちゃう

ひとつの時代の終わり/洪明甫引退へ

2004-11-17 20:27:28 | 柏レイソル
元韓国代表、洪明甫が今季限りで引退

”強豪”柏レイソルを作り上げ、支えた洪明甫が引退を決めた。アメリカに移ってからは留学半分のような状態だったという話を伝え聞いていたが、それでも改めて引退するとなると、ひとつの時代が終わったという感慨が強い。
ミョンボが在籍した当時にレギュラーだった選手で現在もポジションを守っているのは南・明神・大野が残るのみ。あるいはチームを離れ、あるいは若手にポジションを奪われていっている。

ミョンボのチームに残した功績は計り知れない。自身のプレーでももちろんトップクラス。後にも先にもあれほど鋭いプレーにはJリーグでお目にかかっていない。加えて、ミョンボのいたころの選手達のなんと頼もしかったことか。いかに選手達がミョンボを信頼し、頼りにしていたことか。

韓国に戻る前、柏で最後のゲームとなってしまった2001年天皇杯鳥栖戦。今年と同じく緒戦で敗退したあと、行われた退団セレモニーは一生忘れられないだろう。勝ち上がってさえいれば、次戦で復帰も可能だっただけに、悔やまれる。

思い出はとめどなく溢れてくるが、願わくば、近い将来柏に指導者として帰ってきたミョンボの雄姿を見たい。

J1第11節 vs新潟

2004-11-10 23:22:09 | 柏レイソル
メインポールには半旗が掲げられ、選手の腕には喪章が巻かれている。そして相手は新潟。否が応でも悪役の雰囲気が漂う試合だったが、選手達はそんなことを微塵も感じさせなかった。
立ち上がりからボールをつなぎ、スペースに走り込む。サイドチェンジはピタッと決まる。パスはカットする。少なくとも1点失うまではほぼ完璧に試合をコントロールしていた。得点した時間帯も効果的だった。

しかし、1点返されてから新潟の猛反撃が始まる。突然人が変わったように猛プレスをかけ、走る走る。レイソルの選手は翻弄される。雨中の柏の葉の悪夢が頭をよぎるも、なんとかペースを取り戻してしのいで3-1。勝利の現場に居合わせたのは実に1st第2節の東京V戦以来。なんと長いトンネルだったことか。

MOMは宇野沢にあげたい。ただ前線でウロウロするだけだった羽地が出ていた時とは全くチームの動きが変わった。潰れる、プレスをかける、突破を試みる。彼のひたむきなプレーがチームを引っ張っていたと思う。

ひとつ残念だったのは、新潟市長に義援金を手渡した楽天・三木谷社長への、一部サポーターからのブーイング。なんともやるせないシーンだった。両チームの選手が素晴らしい試合をしてくれただけに。

寂しい国立

2004-11-10 17:41:21 | Moblog
中越地震の影響で延期になった新潟戦。国立に場所を変えての開催だが、本当にこれから試合があるのかといい寂しいスタンド。観戦できない新潟サポーターに代わって、ぜひスタジアムに足を運んで欲しい。19時キックオフ。