鴻待日和

44歳。進行流産・化学流産・稽留流産。
愛しい人の子を抱ける日は来るのか・・・?

自己責任と言われても

2008年10月11日 | 不妊治療
 秋の冷気の中に濃密にたゆたう金木犀の甘い香り。街を歩くと、あちこちでこの香りの気団にぶつかる。全身が黄金のゼリーの中に潜っていくみたいで、大好きな季節。

 良いお天気なので、ちょっと遠出などしたくなります。

 ミソサザイは高校生の頃からずっとチャリンコ派。良い天気でちょっとお出かけ、と言えばすぐ「サイクリングで川べりの道をの~んびり」とか「ちょっと離れた公園までひとこぎ」と考えてしまいます。

 別に自慢じゃないけど、ミソにとって自転車は、乗り物と言う感覚がほとんどありません。スピードがあるから《歩くと同じ》とまでは言いませんが、動作の自由度(制動可能度)は基本的にジョギングしてるのと変わらないと思う。
 20年以上も乗りつづけて、バランス感覚はバッチリ。東北地方出身なので、多雪地帯ではなかったものの冬は雪が降ったり凍結してたり、そんな道に日々鍛えられ、たとえハンドルをとられて滑っても、自転車は倒して自分は転ばないという技さえ身につけている。

 しかし。
 しばしば「妊婦は自転車に乗らないほうが良い」という言葉に行き会う。
 え~・・
 自転車のどこが悪いのだろう。

 ネットでいろいろ調べてみても、どうも曖昧だ。振動が悪いという説と、バランスを崩したりといった不可抗力で事故に遭いやすく危険という説のふたつがメインらしい。
 可笑しいのは妊婦さんたちのカキコミ。「私は乗るのを止めました」という人より「できたら乗らないほうがいいけど、私は乗ってます。」という人が圧倒的に多い。
 要は自己責任でどうぞ、ということらしい。
 
 ・・そうは言われてもねぇ。
 験かつぎから神頼み、湯治まで奔走している不妊治療中の身としては、悪い可能性のあることは、たとえ僅かなことでもリスクを減らしていきたいじゃないですか。

 かといってチャリに乗らない生活も不便。
 じゃあアレか、振動が腰に直接ひびかなきゃ良いわけか

 ・・というわけでバランスには自信のあるミソ、多少バランスは取りにくくなるリスクを犯しても・・と、不妊治療を始めてからはなるべくサドルに腰をおろさず、ずっと立ち乗りで移動するよう心がけました。けっこうフトモモにプルプルくるし、鍛えられてこりゃなかなかダイエットにも良いかも

 ・・と思っていたら、そういう乗り方も下腹部に力が入るからどうも好ましくないようだ・・ダメじゃん

 振動なんか気にしないでちゃんと正しい姿勢で乗った方がマシだったりして。

 こういう科学的根拠の曖昧な話って、ナーバスになってると、ホント精神的に負担になります。

 カフェインの摂取の許容量についても悩む。
 摂らないでストレスになるとその方が悪いから、少しなら摂って構わないという説が主流みたいだけど、カフェインは分子量が小さいから血流にのって胎盤も通過すると聞くと「ゲ★」と思っちゃうし。いつも、採卵して移植した後はコーヒーはカフェインレスに変えたり、カフェインの少ない飲料を選んだりしている。そしてリセットすると、思う存分スタバに通うのだ・・これってストレス溜まりまくりか?


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