鴻待日和

44歳。進行流産・化学流産・稽留流産。
愛しい人の子を抱ける日は来るのか・・・?

ふう・・怖かったよぅ

2007年06月17日 | 不妊治療
 過去のエントリーを見て頂ければ分かりますが、ミソサザイは最初、3つ目の病院で初IVFに挑戦するつもりでおりました。この病院で1回トライして、ダメだったら4つ目の病院へ・・と考えていた。

 その気が変わったのは、3つ目の病院の先生に対する不信感でした。
 技術的なものに対する不信感ではなくて、治療という行為自体に対する考え方が合わない。
 もちろん、治療の過程で何か急性の症状をおこすとか不測の事態に陥った場合、医師として適切に処置してくれるだろう、そこは信頼できそうな、経験も豊富そうな先生でした。

 ただ、もしそうした場合に駆け込むには、病院自体が職場からも家からも遠すぎた、そこんとこも不安だったし。

 ウソ君と一緒に受診した時のこと。いろいろな説明をされて、IVFをススメられている際、ウソ君の結果が良くなかったことに対し、やっぱ気になるじゃん? で、「酒の飲みすぎとか、不摂生が理由なんでしょうかねー」とか、どうすれば改善できるのか、みたいな質問をしました。それに対し、先生が、現在の医学では泌尿器科でもその点は解明されていないという話をした流れで、ポロッとこう言ったのね。
「・・ま、どういう手段をとっても、結果、妊娠できればそれでいいわけで・・」

 その瞬間、「この先生は怖い、ナニをされるか分からない」と反射的に思ってしまったのです。

 ミソはかつて、乳幼児の知能発達に関わる仕事をしていましたので、低体重児のリスクについてもある程度予備知識があり、それで受精卵が沢山できたらどうするのか?という質問をしようとしたら途端に「卵はそう沢山できませんよ。多胎が怖いっていうんでしょ?」とこちらの言葉を遮るように言った。そして、ミソの年齢が高いから、もし受精卵が多く出来たら戻すのは3個、とも言う。母体が若ければ受精卵の状態が良いなら1個か2個の場合もあるが、ミソの場合は3個だと。

 さらに、怖い、と思った。

 この調子では、ミソの身体に合わせて丁寧に誘発をかけるなんてデリケートなことはせず、最初から強いのをドンとやられてしまうに違いない。その1発でダメージをくらった卵巣が、以後二度と回復しなかったらどうしよう。ただでさえ卵巣機能が低下しているっていう話なのに。
 そして、身体も小さく腎臓も強くないミソ、双胎だって自信ないのに品胎になってしまったら・・もし幸運にも受精卵の状態が良くて、それでも3個戻すという選択しかないとしたら・・

 この、起こってもいない事態へのパニックにも似た恐怖心を抱いたまま、頑張るなんて無理ぃ・・

 こんなに神経質では、妊娠そのものが無理じゃねーの?って自分でも自分にツッコミ入れたい気分になりますがねー 
 ・・ま、それはともかく。

 少なくとも4つ目の病院では、質問を途中で遮られることはなかった。納得いかないまま、データだけで判断されて方針を決められるようなことは無さそうで、その安心感だけでもかなり大きいです。