KOBE Diary

神戸から、愛する人たちへ。

支え合うこと

2008-06-19 | Weblog

友よ。

今日もアパートのドアを叩き、携帯電話を鳴らす友よ。

ぼくはまた、ひとつ気付いたことがある。

あなたたちは、ぼくに胸襟を開き、悩みを打ち明け、

ぼくたちは共に、

悩んだり、怒りを爆発させたり、泣いたり、笑ったりしてきた。

今日までのぼくは、あなたたちに奉仕していると思ってきた。

あなたたちの未来を拓くことが、ぼくの崇高なる目的なのだと。

けれどもそれは思い違いだった。

ぼくは、とんでもなく思い上がっていた。

本当はそんな一方通行ではなかったのだ。

あなたたちは、そのようにすることで、

ぼくの人生により豊かな色彩を与え、

ぼくに生きる力を与え続けてくれていたのだった。

あなたたちの未来を拓くことは、たしかにぼくの崇高なる目的ではある。

だがあなたたちもまた崇高なる者だった。


支え合うこと。

それは弱い人間のすることだと思ってきた。

だが違った。

ぼくが友を信じるということは、

あなたが未来を拓くということは、

ぼくはあなたを頼りにしているということだ。

ぼくと友は支え合っていた。

まぎれもなく人間はそうして生きてきたのだ。


崇高なる友よ。

ぼくはこうしてますますあなたを信じ、

ますますあなたを頼るだろう。

ぼくをぼくたらしめているのは、あなたたちだ。

だからこそ、あなたたちに未来を託すのだ。


ぼくは、あなたたちに深く感謝し続ける。