木を植えよう。
君の心に。
一本の、希望の木を。
はじめは幼くひ弱だが、
大空にどこまでも伸びろと祈るとき、
やがて木は大樹をめざす。
やがて木は幹を太くし頑丈になり、
やがて木はたくさんの実をつける。
そうして鳥たちが、嬉々として実をついばむだろう。
木を植えよう。
君の心に。
君が植えた希望の木は、
君に大きな収穫をもたらすだけではない。
君の周囲に木陰を作り、
嵐を避ける動物たちが寄りそって、
多くのものの支えとなって、
君が植えた一本の希望の木は、
より多く希望の種子となって、
風に吹かれて、世界に飛び立つのだ。
木を植えよう。
君の心に。
一本の、希望の木を。