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ラフマニノフ・デビュー

2014-05-07 | 日記
期末試験も筆記(音楽理論/ソルフェージュ)は今日で終わり、明日からは締めくくりのピアノの実技試験だ。1学期4ヶ月かけて練習した曲を、教授達3人の前で1人ずつ暗譜で演奏しなければならない。

昔は大好きなバッハとドビュッシーを弾き、そのあとベートーベンが加わって、ブラームスやショパンはやっと5年前にくらいまえに2曲ずつ、といった感じだった。先学期は初めてモーツアルトを、今学期はこれまた初めてスカルラッティとラフマニノフに挑戦して(させられて)いる。

バッハとハイドンの中間みたいに軽快なスカルラッティはなんとかサマになってきたものの、問題はラフマニノフの前奏曲ニ長調作品23-4。とにかく弾く音が多い。常にピアノの端から端まで使い、両手の交差は当たり前、五本の指もフル稼働。指の届かないところは前打音として弾き、しかもそれを両手同時になんていうのも珍しくない。その上でリズムは途中から左右どちらかの手が常に三連譜というポリリズム状態という代物。

これには正直参った。3ヶ月間指使いが全く決まらず、ようやく暗譜が完了したのが1週間前。今はひたすら繰り返して弾き、身体に覚え込ませている状態。それでもまだ上手くつながらない所がいっぱいある。ラフマニノフ,恐るべし。音楽自体は普通にロマンティックなのだが、いざこれを弾きこなすにはかなりの忍耐力が必要だ。ある意味ピアノ演奏の限界に挑戦していると言っていいと思う。

明後日の本番ではなんとか完奏したいが、どうなることやら。

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