WILDnaLIFE :「ワイルドなライフ!!」

米国アイダホ州より英語トレーニングルームがお届けします。 http://www.eigotraining-usa.com

いよいよ初授業

2015-02-15 | 日記
5週目終了。

今度の火曜日はいよいよ70人のアメリカ人学生の前で教壇に立つ日。言語学入門の授業、トピックはなんと「英語の5文型」だ。

この「5文型」、日本人なら英語を勉強する上での常識なのだが、なんとここアメリカではほぼ全員が「ナンダソレ?」状態。一年前、驚いた私は早速日本の英文法教授法についてペーパーを書いたところ、このローサー教授が大喜び。「全く新しい英文法への見解だ!ぜひ学生向けに授業をしてやってほしい。」とのことだった。

「言語学の教授がなんでこんなこと知らないの?」と真面目に思ったのだが、よく考えてみればそれもそのはず、アメリカ人はネイティヴ・スピーカーなので英文法なんか勉強する必要がないのだ。ちょうど日本人が日本語の文法を説明できないのと同じである。本能的に道具として言葉を使いこなしている証拠なのだろう。

「日本においては、英語はコミュニケーションの道具ではなくて入学試験のための1教科に過ぎない。」とはTESL担当、英語学部ののウォルター教授(日本で英語を13年間教えて日本人と結婚、現在5人の子供 [!] がいる)の言葉なのだが、まさにその通りだと思う。「日本の大学で日本人教師と組んで授業をやらされたけど、その場合『ここの発音をお願いできますか』とか頼まれるだけで自由にしゃべれなかった。オレはテープレコーダーじゃないぞ!」と憤っていたのも無理はない。

日本の学校では英語教師がそもそも会話がデキナイ場合が多いので、ペアを組んだ外人講師に台本なしで話されると本人が理解できなくて生徒達の前で権威を失墜してしまう恐れが多分にあるから自由には喋らせないのだろう(ヒドイ話…)。「もしアメリカ人と自由自在にしゃべれたら教師なんかではなく3倍稼げる商社マンになるはずだ。だから学校の日本人英語教師に英会話を期待してはイケナイ。」とは私の見解。自分の父親がそうだったので間違いないと思う。ネイティブとのペア授業導入のおかげで少しずつ改善されてきているのではあろうが…。

話はそれたがこの「5文型」による英文法の説明、アメリカの大学生たちがどんな反応を示すだろうかと考えるとワクワクする。待て次号!



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