WILDnaLIFE :「ワイルドなライフ!!」

米国アイダホ州より英語トレーニングルームがお届けします。 http://www.eigotraining-usa.com

タイムカプセル#5 「アニメ・ボイス」

2014-05-29 | 日記
2012年10月26日の「アイダホ日本語日記」より。

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10月26日。

今日は自由参加の日本語会話練習。
金曜日はクマの担当日である。

前の日にでっち上げた会話スキットをペアになって練習する。
今回は男女のやり取りなのに参加者が男しかいない。

「英語と違って日本語は男言葉と女言葉がはっきり分かれているから気をつけて。間違えると完全にホモと思われるからね。」

今日はハロウィーン直前の週末のせいか参加者が4人しかいない。教授もパーティーの準備で来られない。 『チャンス!』 ...クマの目が輝いた。

"OK, Let's practice 'Anime-Voice' today!"

思いっきり裏声を駆使し、内股で腰をクネクネさせながら女の子のセリフを読んで見せる。全員腹を抱えて大爆笑。調子に乗ってクマは続ける。

Kuma: This is called 'Anime-Voice.' "Everyone just copy me. Ready? 「ええ~、うそ~、やだ~。」 Got it? Go!"

Everyone: "「ええ~、うそ~、やだ~。」."

みんなかなり上手い。裏声もアクションもカンペキだ。

『思った通り...。やっぱりこいつらアニメっ子か...。』

予想が当たってクマはほくそ笑んだが、そもそも演技指導が完璧だった自分も含めて、どこかやるせなさも残ったのは否定できない。

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ここに登場した連中の中に日系75%のブランドンと白人100%のアジソンがいた。2人はこの直後の学期から「日本語購読」の授業として「のだめカンタービレ」を私と一緒に読むことになるのだが、その風景がまた傑作だった。「千秋真一はホモに違いない」という自説を繰り返し主張するアジソンと、竹中直人扮するシュトレーゼマンの物マネをして喜ぶブランドンのコンビのその後にについては、いずれまた機会があったらぜひ書きたいと思う。