ドイツ南部に位置するバイエルン。
ドイツの連邦州のひとつで、州都はミュンヘンです。
バイエルンから、あなたは何を連想しますか?
バイエルンときいて、私が真っ先に思い浮かべたのは
ソーセージ。
ええ、日本の食品メーカーのCMに大きく影響されています。
(それ以前に、私の食い気が圧倒的だとも思いますが……)
それから、洋菓子のババロア!
Bavarois と綴られます。
フランス語で、「バイエルンの」という意味の形容詞なのです。
※ババロア
・ドイツ語:
Bayerische Creme
Feine Abgeschlagene Creme
・英 語 :
Bavarian cream
なぜ、ババロアが、バイエルンに由来するのでしょうか?
いくつか説があります。
一つは・・・
時は18世紀、場所はパリの、とあるカフェ。
バイエルン気質の貴族たちが好んで飲んでいたのが
「ババロアーズ」。
それをお菓子にしたものが、「ババロア」だとか。
一つは・・・
時は19世紀、場所はドイツ?フランス?それとも?
とあるフランス人シェフが、当時のバイエルン王国の貴族のために、
バイエルンに伝わっていた生クリームを使った飲み物を、
アレンジして作ったものが、「ババロア」だったとか。
どちらにしても
ババロアは、もともと飲み物だったようです。
自然にも恵まれているバイエルンには、
素敵なものと、美味しいものが、たくさんありますね。
■6月26日の誕生石
スペサルタイト・ガーネット (Spessartite Garnet)
秘めた情熱、忠実、従う心
・英 名 | : | Spessartite Garnet |
・和 名 | : | 満礬柘榴石(まんばんざくろいし) |
・モース硬度 | : | 7 |
・産 地 | : | ブラジル、イタリア、マダガスカル、
ミャンマー、アメリカなど |
スペサルタイト・ガーネット。
スペサルティン・ガーネット (Spessartine Garnet) とも呼ばれます。
マンガンとアルミニウムを主成分とするガーネット。
「スペサルタイト(スペサルトの石)」という名前は、
ドイツ・バイエルン州の
Spesart という地名に由来します。
独立の鉱物としては、スペサルト山脈で、
初めて確認されたことから名付けられました。
マンガンが主成分。
純度の高いスペサルタイトは、明るいオレンジ色をしています。
鉄の量が増加するに従い、赤色から褐色になります。
石の中に、レース状や羽毛状の内包物(
インクルージョン)が
入っていることも多いです。
ガーネット全般に言えるのは、
そのままでも十分に美しい石がたくさんあるということ。
ドイツの地名が、そのまま名前になっている、この石。
現在、ドイツから産出されるスペルタイト・ガーネットは、
結晶が小さいため、残念ながら加工には適さないのだそう。
商業ベースでなければ、
ドイツでの採掘の楽しみは、まだまだありそうですが。
★パワーストーン効果★
免疫力を強化して、エネルギー不足を解消し、
持ち主に元気を与えてくれます。
肉体疲労の回復に役立つといわれています。
主な参考文献
|
・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』 |
| (中央アート出版社・2007年) |
|
・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』 |
| (築地書館・2008年) |
|
・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』 |
| (日本ヴォーグ社・2007年) |
■6月26日の誕生花 :
ライラック (白)、他
■6月26日の誕生色 :
カーネーションピンク
■6月26日の誕生果 :
田中枇杷