今年の夏。
暑い日はありましたが、猛暑日は少なかった東京です。
夏を彩る花の1つに、百日紅がありますね。
百日紅と書いて「サルスベリ」。
「百日紅」は、約100日間、紅い花を咲かせることから。
といっても、同じ花が100日ずっと咲いているわけではなく、
咲いては散り、咲いては散って、
全体として花が絶えないから。
「サルスベリ」は、木登りが得意な猿でも滑るくらい
木の表面がツルツルしていることから。
どこに着目するかによって
つける名前が違ってくるんですね。
「百日紅」と書いて「サルスベリ」と読ませる日本語も凄い。
景色は、もうしばらく夏が続きそうですが、
虫の声が聞こえてきたり、
暑さの中にも爽やかな空気が感じられたりと、
少しずつ、秋の気配が漂ってきています。