アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

4月の誕生石 索引

2009年04月30日 | 誕生石
石の名前をクリックすると、
    その石のブログ記事が表示されます。

 4月
1日 パイライト
2日 セミバロック・パール
3日 レッドルチル・クォーツ
4日 クリソコーラ
5日 カラーレス・サファイア
6日 ブルーダイヤモンド
7日 エッグ・パール
8日 パパラチア・サファイア
9日 桜 石
10日 カラーレス・ジルコン
11日 オニキス(黒&白)
12日 ピンク・フローライト
13日 バイオレット・パール
14日 カラーレス・トパーズ
15日 ラウンドパール
16日 ヒッデナイト
17日 グリーン・スピネル
18日 ドロマイト
19日 カルサイト
20日 ジェダイト
21日 アンダリュサイト
22日 カメオ
23日 サンド・ローズ
24日 クンツァイト
25日 グリーン・ガーネット
26日 アメシスト
27日 カーネリアン
28日 キンバーライト
29日 ヒッデナイト原石
30日 シリマナイト・キャッツアイ

ヒッデナイト原石

2009年04月29日 | 誕生石
今年のゴールデンウィーク。
きょう4月29日は、ちょっと中途半端な位置づけかもしれません。

早いかたは、先週末からお休みでしょうか?
全般的には、今週末からが本格的なお休みになりますね。

高速道路の料金値下げで、車でお出かけのかたも多いでしょうか?

このゴールデンウィークを利用して、
わが家は、の~んびり過ごせたらいいな・・・と思います。


■4月29日の誕生石

   ヒッデナイト原石 (Hiddenite)
     しばしの憩い

 ・英 名Hiddenite
 ・和 名リチア(リシア)輝石
 ・モース硬度6.5~7
 ・産 地ブラジル、アメリカ

ヒッデナイト原石。
磨くと、黄緑色やエメラルド・グリーンに輝くスポデューメン。

ヒッデナイトの緑色は、クロムによる着色によるもの。
磨くと、透明感のあるガラス光沢が美しい石です。

1879年、ヒッデン氏により発見されたため、
「ヒッデン氏の石」の意で「ヒッデナイト」と名付けられました。

スポデューメン(スポジューメン)は、
「灰になった」という意味のギリシャ語 "Spodios" に由来します。

ヒッデナイトが発見される以前は、
スポデューメン(スポジューメン)といえば、
風化した灰色の石ばかりだったからです。

そのうえ、緑色のスポデューメンは産出量が少ないので、
とても希少価値があります。

ヒッデナイトは、日光にも衝撃にも弱いので、
くれぐれも、取り扱いは、やさしくしてくださいね。

一見すると灰色にも見えるかもしれないけれど、
素は、澄んだ緑色をしたヒッデナイト原石。

遠くから吹いてくると思いがちな、さわやかな風は、
すぐ身近からかもしれません。


★パワーストーン効果★
頭脳を明晰にして、理解力を増す助けをしてくれます。
心の乱れを沈めて落ち着かせ、集中力を高める働きもあるので、
ここ一番の仕事や勉強のときに最適のサポーターです。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)

    
■4月29日の誕生花 : ツバキ、他
■4月29日の誕生色 : 薄浅葱
■4月29日の誕生果 : プリンスメロン

キンバーライト

2009年04月28日 | 誕生石
たまたまスイッチを入れたテレビ画面には、
華道家・假屋崎省吾さんが映し出されていました。

豪華な建物の中は、假屋崎さんのご自宅でした。
ちょっとしたコンサートもできそうな大広間(?)には、
グランドピアノが!

思わず画面を見つめると・・・ディアパソンです。

ご自宅の「赤の間」はオペラ座をイメージたのだそう。
そして、「赤の間」に合うピアノを手に入れるのが、次の目標だとか。

実は、假屋崎さん。
ご自身の演奏によるピアノ曲を、CDに収めていたのです。

「音楽と花から始まる新しいライフスタイル」
の提案コンピレーション。

假屋崎さんが演奏しているのは・・・

 ♪ エルガー 愛のあいさつ Op.12
 ♪ ショパン ワルツ第9番変イ長調 Op.69-1「別れ」
 ♪ ショパン 夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2
 ♪ ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ

CDのホームページは、コチラからどうぞ♪

すべてがキラキラと輝いている、假屋崎さんのご自宅は、
埋もれているものなど、なさそうです。

こちらは、
ダイヤモンド原石が埋もれていることでも、知られています。


■4月28日の誕生石

   キンバーライト (Kinberlite)
     あなたを守る愛

 ・英 名Kinberlite
 ・和 名キンバレー岩
 ・モース硬度
 ・産 地南アフリカ共和国など

キンバーライト。
ダイヤモンド母岩としても知られています。

19世紀中頃に、南アフリカのキンバリーで発見されたことから、
「キンバリーの岩」と名付けられました。
(日本語では「キンバリー」と「キンバレー」両方の表記があります)

地下の奥深いところでできたダイヤモンドを包み込み、
地表へと運び上げるという、特殊な火成岩です。

地中で生まれたダイヤモンドを、地上へ運び上げ、
日の目を見るようにしてくれるというのですから、不思議です。

南アフリカがダイヤモンドの産地として知られていることにも、
きっと、一役買っていることでしょう。

英語で Kimber という女性の名前がありますが、
由来は全然別のようですね。

ちなみに、名前の Kimber は、
17世紀の聖者の名前が、名字に用いられるようになり、
そこから、女性の名前としても使われるようになったのだそう。

いずれにしても、Kimber という言葉の源には、
「輝き」と「やさしさ」がありそうですね。


★パワーストーン効果★
母性の発達を助けてくれる石。そばに置いておくと、出産の痛みが和らいだり、 あたたかい心で子育てができるようになります。 また、どんな人でもあたたかく包み込んで、良好な人間関係を育みます。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)

    
■4月28日の誕生花 : 
ムスカリ、他
■4月28日の誕生色 : ターコイズグリーン
■4月28日の誕生果 : エッグフルーツ

大きなケヤキの木の下で

2009年04月28日 | コンサート


一昨日、私は、
サロン・コンサートに参加させていただきました。

大きなケヤキの木の、すぐそばの、
グランドピアノのあるカフェで。

ピアノは、ヤマハのG2。
私より年上の、バッハがよく似合いそうなピアノ。

まだ喪中の身で、思いっきり練習不足で。

でも、喪中を理由に辞退してしまうと、
亡くなった義父が残念に思うかも・・・
・・・という気持ちになったり。

先生も「一緒に頑張りましょう」とおっしゃってくださり、
前向きに考えることができました。

しかし、数週間以上に渡る練習不足というのは、
かなり弾けなくなってしまうものですね。
頭と手がちぐはぐ……。

聴いてくださる皆さまにも、先生にも、
申し訳なかったです。

にもかかわらず、あたたかく見守ってくださいまして、
本当に、ありがとうございました。

コンサート後の
先生&他の生徒さん&友人とのお茶も、
とっても楽しかったです♪

皆さまのお話からは、
やる気と勇気を、たくさんいただきました。

“連弾の奥義”のお話なども、
とても興味深かったです。

どうもありがとうございました。
これからも、どうぞよろしくお願いいします。



 綺麗な花束を、どうもありがとう♪

クンツァイト

2009年04月24日 | 誕生石
きょう4月24日は 植物学の日 です。

「日本の植物分類学の父」と呼ばれる牧野富太郎博士の
お誕生日が4月24日であることから。

牧野富太郎博士は、1862年(文久2年)、高知県に生まれました。
94年の生涯を通じて熱心に植物を研究し、
約2500種もの新種・変種を発見・命名してきました。

牧野富太郎博士の業績を顕彰して
昭和33年、高知県に 牧野植物園 が開かれました。

平成11年にリニューアルされた牧野植物園は、
今年11月に10周年を迎えます。

牧野博士は植物一筋と思いきや、
音楽にも熱中していたとか!

独学で洋書から音楽理論を学んで、
自ら唱歌を歌ったり、オルガンを弾いたりしたそうです。

また、高知市で初めて西洋音楽会を開き、
槇野博士がタクトを振ったこともあるのだとか。

牧野植物園では、
牧野博士自筆の楽譜から5点を紹介しているそうです。
“音”で聞くことができるのでしょうか?

一芸に秀でた人は、
多才で、何事にも徹底しているんですね。


■4月24日の誕生石

   クンツァイト (kunzite)
     恋人到来の前兆

 ・英 名kunzite
 ・和 名リチア輝石
 ・モース硬度6.5 - 7
 ・産 地ブラジルなど

クンツァイト。
スポデューメン(リチア輝石)のピンク色のもの。

クンツァイトという名前は、
アメリカの宝石権威者であるクンツ博士にちなんで
付けられました。

1902年に、アメリカのカリフォルニア州で
最初に発見されたことから、
カリフォルニア・アイリス とも呼ばれています。

透明から半透明のガラス光沢。
ピンク色は、マンガンの作用から。

伸長方向に平行な条線が走っているという特徴があります。
つまり、へき開が完全で、とても割れやすいんですね。

   ※へき開
    内部の原子配列に起因して、
    石の弱い線に沿って割れること。

“さけるチーズ”を石にしたようなイメージかも、です。(^^)

石そのものは、とってもデリケートな性質。
きっと、この石をキチンと管理できるのであれば、
人間に対しても、十分な気配りができそうです。


★パワーストーン効果★
無限の愛情と豊かな恵みを、引き出す力があります。
肉体と精神、そして感情のバランスを良好に保ちます。
メインは純粋さ。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■4月24日の誕生花 : ゼラニウム、他
■4月24日の誕生色 : スプラウト
■4月24日の誕生果 : チェリモヤ

サンド・ローズ

2009年04月23日 | 誕生石
ウチの息子は、おやつに菓子パンを食べます。
学校でも、休み時間に食べているようです。

息子の場合。
味は多少妥協しますが、ボリュームは妥協できません。

そのため、スーパーで特売品を見かけると、
思わずカゴに入れてしまう私です。

先日、スーパーで、おいしそうな菓子パンを発見!

息子の条件を軽くクリアできるどころか、
ど真ん中のストライク!

その菓子パン。
一見、やわらかいメロンパン。
中は・・・うずまき状のチョコパン?

お初のものは私も食べたい♪
ということで、家族で味見することに。

パンナイフで切ってみると、
バウムクーヘンとチョコブレッドの間のような断面で、
しっとりしています。

さっそく、パクッ!

表面がサクッと、それから、しっとりもっちりした感触。
限りなく洋菓子に近い満足感♪

食べてから、
袋に書いてある栄養成分値を見て、びっくりーっ!

製品1個当たりの標準値で、
エネルギーが、な、な、なんとぉ~~

   704 kcal!!

食べ盛りの子にはピッタリの菓子パン。

同じく食べ盛りでも、私にとっては、
ちょっとキケンな菓子パンかも……。

たまたま、わが家にあった6枚切食パン1枚は、
170kcalでした。


■4月23日の誕生石

   サンド・ローズ (Sand Rose)
     愛と知性

 ・英 名Sand rose
 ・和 名石膏、重晶石、
砂漠の薔薇、デザート・ローズ、サンド・ローズ
 ・モース硬度
 ・産 地メキシコ、アメリカ、イタリアなど

サンド・ローズ。
セレナイトの表面に砂漠の砂粒がついたもの。
形が、まるで花弁のたくさんあるバラのよう。

ジプサム(石膏)の透明なものを
セレナイト(透石膏)といいます。

さらに、その中でも、サンド・ローズと呼ばれるのは・・・

砂漠の地下水や川などのミネラルを含む水が蒸発し、
硫酸カルシウムなどが結晶化した、石膏のような鉱物。
そして、その表面が砂で覆われたものなのですね。

鉱物って、ふしぎ・・。

産地では、
「ローズ・セレナイト」とも呼ばれているようです。

ちなみに「セレナイト」は、
ギリシャ語で「月」を意味する "selene" に由来します。
(これも“月の砂漠”か?)

英語の「サンド・ローズ」を
日本語に直訳すると「砂の薔薇」ですが。

砂は砂でも砂漠の砂なので、
「砂漠の薔薇」と呼ぶことにしたのだと思います。

日本人の砂に対するイメージは、
他の国の人々とは、ちょっと違うのかもしれませんね。

このバラ。

高貴な雰囲気よりも
身近にある可憐なバラというイメージです。


★パワーストーン効果★
古くから、洞察力や直感力を高める鉱物とされているとか。
リラックス効果とクリアな思考での集中力を期待できます。
自己をしっかりと見つめて、正しい判断ができそうですよ。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■4月23日の誕生花 : キキョウ、他
■4月23日の誕生色 : 葦葉色
■4月23日の誕生果 : マラン

テンプレートの編集 (94)

2009年04月23日 | テンプレート
 
春特有の不安定な気候の中。
ここ東京では、桜を通り過ぎて、
緑の季節になりました。

植物が、すさまじいまでの息吹で生長できるのは、
冬の間の準備があったからこそ。

そんな緑あふれる季節であるにもかかわらず、
ふっと思い浮かんできたのは、海。

季節の移り変わりにともなう海の表情は、
地上以上に豊かであると、私は想像しています。

地上では、風が強いことも多い春。
もしかしたら、海上でも、風が強いのかな?

ありがとうございました

2009年04月23日 | 雑記
義父へのお悔やみと、あたたかいメッセージを
たくさんいただきました。

本当にありがとうございます。

届けや諸手続のたぐいは一段落し、
今は、家の整理をしています。

ゴールデンウィーク中には、
一段落できる見込みです。

こちらのブログは、
半月もの間、記事の更新をお休みしています。

それにもかかわらず、
毎日たくさんの方が訪れてくださることに、
とても感謝しています。

これから、また少しずつ記事を更新していきますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

なお、現在抜けている「誕生石」の記事についても、
少しずつアップしていきますので、
もうしばらく、お待ちくださいね。

特に4月がお誕生日の方・・・
タイムリーにご用意できなくて、ごめんなさい。

満開だった桜が、いつしか葉桜になり、
景色はすっかり緑の多い春色になりました。

ジェダイト

2009年04月20日 | 誕生石
スーザン・ボイルさんを、ご存じですか?

そう、イギリスの田舎町に住む、普通のおばさん・・・だった、
スーザン・ボイルさんです。

「プロの歌手になりたい」という想いから、
イギリスの素人オーディション番組に出演。

スーザン・ボイルさんが舞台に登場したとき。

3名の審査員も、会場を埋め尽くしていた観客も、
「場違いなおばさん」が出てきたくらいに思ったのでしょう。

ところがっ!

スーザン・ボイルさんが歌い始めた途端。
その歌声に、会場全体がどよめきました。
そして、会場全体がスタンディングオベーション!

一躍、時の人となりました。


その番組の様子が映し出された映像。
YouTube には、いくつもあります。

日本語の字幕がついていて、私が気に入っているのは・・・

  歌は心【完全版】/スーザン・ボイル (日本語字幕つき)

です。

ぜひ、見て、聴いてみてくださいね♪


私は、スーザン・ボイルさんから、
たくさんの元気と勇気を、もらいました。


■4月20日の誕生石

   ジェダイト (Jadeite)
     良い知らせ

 ・英 名Jadeide
 ・和 名ヒスイ輝石(きせき)、硬玉(こうぎょく)
 ・モース硬度6 - 7
 ・産 地ミャンマー

ジェダイト。
古今東西、「魔法の石」として崇められてきた鉱物。

スペイン人が中央アメリカを侵略した頃。
このジェダイトが発見されました。

スペイン人は、腰の治療や腎臓病に効くと信じ、スペイン語で
piedra de hijada (腰を治すおまじないの石)」とか「腎臓石」
と呼んでいました。

以来、この鉱物は、
「Jadeite (ジェダイト)」と呼ばれるようになったのですね。


宝石としてのヒスイは緑色ですが、色の幅はとても広く、
白から黒まで、そして虹の各々の色まで、あります。

クロム分の含有により、緑色になったり、
チタンの混入により、青紫色になったり。
産出する数としては、白が一番多いとか!?

半透明で、ガラスのようにつやつやとした光沢があります。


ジェダイトは、結晶体として産出されることは稀で、
たいていは、細かい結晶が繊維のように織り成された形です。

この構造は、とっても強靱なため、
ジェダイト自体は砕けにくいです。

ただ、モース硬度はそこそこなので、
取り扱い方ひとつで、表面にキズがつくことはあります。


日本では、縄文時代から、
アクセサリーやお守りとして、使われてきました。

日本各地で出土するジェダイト(ヒスイ)は、すべて、
新潟県の糸魚川市(いといがわし)付近から
産出されたものであることがわかっています。

新潟県あたりが「越の国」と呼ばれていた頃、
ジェダイト(ヒスイ)は、重要な資源だったそうです。

現在、産地は天然記念物に指定されているため、
採掘することはできません。(残念!)


ヒスイは、とっても身近にありながら、
なかなか手に届かない宝石なのかもしれません。


★パワーストーン効果★
沈着さと忍耐力を養う助けとなると共に、
災難から、身を守ってくれる力があります。
また、体内の毒素を排除するのにも効果的とか。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■4月20日の誕生花 : ナシ、他
■4月20日の誕生色 : 若苗色
■4月20日の誕生果 : アボカドカクテル

カルサイト

2009年04月19日 | 誕生石
スーパーへ買い物に行くため、家を出たところ、
ご近所さんに出会った。

  「ねぇ、見て、見て! きれいでしょう?
   いつもより100円安かったから、思わず買っちゃった♪」

そう言いながら彼女は、
ピンクのバラと白いかすみ草の花束を、私に見せてくれる。

スーパーの生花コーナーで売っている花束。
いつもより100円安いのは、たしかに、おトク。

  「部屋にお花があるのって、いいわよね~♪」

そう言いながら彼女は
花の香りをかぎながら、にっこりとほほ笑む。

彼女と交わした言葉は、ほんの二言三言だけだったのに、
私まで、とってもおトクでハッピーな気分になっていた。

  「じゃあね~、いってらっしゃ~い♪」

  「は~い、いってきま~す♪」

私も、良いお買い物ができると、いいな。(*^^*)


■4月19日の誕生石

   カルサイト (Calcite)
     世俗性と精神性

 ・英 名Calcite
 ・和 名方解石(ほうかいせき)
 ・モース硬度
 ・産 地メキシコ、南アフリカ、アメリカ、
イタリア、ドイツなど

カルサイト。
最もポピュラーな「脈石鉱物 (みゃくせきこうぶつ)」のひとつ。

   脈石鉱物 (gangue mineral) には、方解石のほかに、
   石英、長石、雲母、角閃石、輝石、などがあります。

その前に、「脈石」って?

脈石かどうかは、
鉱物に含まれる物質ではなく、経済的な判断によるものだとか。
(オドロキッ!でした!)

「経済的」つまり、宝石として流通するかどうかが、
最も大きな分岐点なのでしょうね。

カルサイトは、劈開性があるため一定の方向に割れやすく、
その上、モース硬度も低いので、とってもデリケート。
というわけで、カットが難しく、研磨できる石は非常に少ないらしい。

量生産できない上に、その後も「取扱注意」となると、
流通は難しいですねぇ。

でもね、良いカットを施されたカルサイトは、
虹色の輝きで、万華鏡のような効果を見せてくれるそうですよ。

純粋なカルサイトは無色ですが、ほかの鉱物が微量入り込むと、
黄色やピンク、緑や青など、淡い色になります。

透明ないし不透明で、複屈折が高い。

   ※複屈折(ふくくっせつ) 「ウィキペディア」より
    光線がある種の物質(例えば方解石という結晶)を
    透過したときに、その偏光の状態によって、
    2つの光線に分けられることをいう。


そのため、この鉱物を通して物を見ると、二重に見えるんです。


カルサイトという名称は、
ラテン語で「石灰」を意味する calx に由来します。

カルサイトの粒状集合体は、石灰岩や大理石になります。
日本国内でも、大理石は採掘されているようですね。


カルサイトは、そのデリケートさゆえ、
本来の美しさを知ってもらう機会が少ないみたいですね。
きれいなカルサイトに出会うこと自体に、希少価値がありそうです。


★パワーストーン効果★
カルサイトを持っていると世界観が広がって、
物事をいろいろな視点から見ることができるようになります。
持ち主の素質が引き出され、良好な人間関係も期待できます。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■4月19日の誕生花 : ヒエンソウ、他
■4月19日の誕生色 : 消炭色
■4月19日の誕生果 : パパイヤメロン