北海道の異常高温は継続

2021年7月29日現在の年平均気温推計 比較基準 年初来偏差 歴代順位 年末推定偏差 年末推定順位 平年偏差 +0.86 ℃ 1位 +0.72 ℃ 1位 前年偏差 +0.12 ℃ 1位 0.07 ℃ 1位 前365日平均 +0.77 ℃ 1位 +0.72 ℃ 1位 単純平均の365日移動平均　15.182 ℃ 2019年12月7日の極小値14.988 ℃を0.193 ℃上回る 2020年4月4日の極大値15.326 ℃を0.144 ℃下回る （予測値　平年比　+0.25 ～ +0.46 ℃　歴代順位　(6～12位） ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

昨日の15地点の日平均気温の平年偏差の平均は+1.25℃で29日連続のプラス偏差となった。この連続プラスにっす記録は本年1位タイである。なお、昨年は連続35日プラスが2回あった。15地点中10地点で日平均気温が平年比プラス、5地点でマイナスだった。マイナス偏差幅は5地点とも1℃未満であったが、プラス偏差となった網走は平年比＋7.7℃、根室は同＋4.3℃、寿都は同＋2.8℃と北海道の異常高温は継続した。

北海道では、過去最も高い再考気温を記録した地点が6地点、7月として最も高い最低気温を記録した地点が10地点あった。日最高気温の高い方からの記録に日田や久留米に交じって、北海道の達布や佐呂間が入った。その一方で、最高気温の低い方からの記録は北海道の観測点が並ぶなど、異常な状態が続いている。

本日も北海道の網走地方では猛暑日を記録している地点がある。

この1カ月の北海道の異常高温は稚内のグラフに良く現れている。

中央部に見られる平年比の黒線の急上昇の継続はめったに見るものではない。

一方で上空には寒気が入ってきており、関東ではすっきりしない夏空となっている。