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時々眺める富士山

日本の気温水準の推移を見ながら、富士山と庭の植物に見る季節の移ろいなど気候と自然の姿について綴ります。

母は大半の固有名詞を忘れてしまったようだ

2014-09-07 15:25:00 | 日記
今日は覚せい状態がよく、到着時に自分から話しかけてきた。
「お茶」とか「お花」とかの単語が聞こえたようだったが、意味は汲み取れなかった。

間もなく、昼食を採るため、車椅子に移動したが、介護の方の意向を
汲み取れずに手こずらせていた。

ホールに移ると、周囲をキョロキョロ見回して、「うちのお父さんはどこにいるの?」といった。

お父さんのこと忘れたの?と念を押すと、
「軽く教えてよ。」というので、少し説明してみたが、何もわからなかったようだった。

お父さんが3年前に死んだことを説明したり、自分が4か月前に倒れたことを一通り話してみたが、何も分からなかったようだ。

また、周囲をキョロキョロして、「あの子はうちの子?」と隣の患者さんを介護している女性のことをいった。姪に目元が少し似た女性だった。マスクをしているのに、めの特徴からそのようなことをいったのだろうことがわかった。

それから、私の後ろにいた若い男性介護士の方を「お前の子か?」といった。

自分には娘しかいないことから、おかしいなと思い、私の名前を聞いてみたところ、兄の名前をいった。こちらの名前は知らなかった。
母には4人の子供がいたのだが、名前を知っていたのは兄の名前だけだった。
「子供は何人いたの?と聞くと「忘れた」と答えた。
「ちゃんと書きなさいよ。」ともいった。

お父さんのことをいったので、「お父さんの名前は覚えているの?」と聞くと、黙っている。
「わからない?」と念を押すと、うなずいて、
「そんなこと聞かれても、お母さんびっくりしちゃう。」といった。

「すべて忘れたの?」と聞くと、
「いいじゃないか」と答えた。

母の弟の名前を言ってみたが、全く知らないようだった。
かなり以前のことも忘れてしまったようだ。

食事のスプーンを示して、「これは何?」と尋ねると、
「おさじ」と答えた。
お茶の容器を示して同様に尋ねると、「コップ」と答えた。
おかゆの容器を示して、「これは何色?」と尋ねると「黒」と答えた。

そして、隣の患者さんを介護している人に向かって、
「おかしな話」といって同意を求めた。
そして、愛想笑いをした。ははお得意の愛想笑いができるようになっていた。

午後2時からのリハビリ時、担当の方に聞いてみた。

こちらの認識とほぼ同様だったが、旧姓はわかるので、古いことの方が記憶にあるようだとのことだった。

また、患者さんの一人が、少し違うが夫に似ているといっているとのことだった。
心当たりの患者さんがいるので、その方の名前をいうと、そうだとのことだった。

帰りがけ、介護の方が「息子さんの名前は?」と聞いたら、私の正しい名前を答えてくれた。




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