goo blog サービス終了のお知らせ 

時々眺める富士山

日本の気温水準の推移を見ながら、富士山と庭の植物に見る季節の移ろいなど気候と自然の姿について綴ります。

母は見違えるほど力強くなっている

2014-06-10 20:32:00 | 日記
面会に行ったとき、母はいつものようにベッドで寝ていたが、仰向けではなく、少し横を向いていた。寝返りができるようになったからだ。

声をかけると、目を開けてこちらを見た。
これまでのような薄目ではなく、はっきり目を開いている。

「Iさんが来た」といった。
それから「あんまり気を使わなくてもいい」といった。

起き上がるか聞くと、後でいいとのこと。
ご飯は食べられた?と聞くと「ん」と肯定した。

昨日眼鏡がほしいといっていたので、持ってきたよというと、メガネはいい、という。
それでも、持ってきたので手渡すと、寝ながら右手で取って、メガネをかけようとするが、メガネのさおで左目をつつきそうな手つきだ。左耳も感覚がマヒしているのだろうか、メガネの竿が耳の上になっているのに、気づかないようだ。寝たままメガネをかけて横を見ていたが、メガネを壊しそうで危ない感じだ。「やはりメガネは予想」というと、「そうだね」とメガネをするのをあきらめた。

午後2時半からリハビリをするというので見学させてもらった。

リハビリの順番を待つ間、母は私の娘が元気にしているか尋ねた。
暑いから大変だろうけど、どうしている?と。

4色ある小型のプラスチックコーンを移動させたり、積み重ねたり、積み重ねてあるのを外したりする訓練。右手では何とかできるが、左手では、根気が続かない。しかし、長足の進歩だとリハビリ担当者から聞かされた。

続いて、指導員の先生が、母の左手を動かして、例えばじゃんけんのチョキの形にしたときに、それと同じ形に右手をする訓練。母はできなかった。一方、先生が作る手の形を真似することはできた。左手がどのようになっているかの感覚が失われているのだろう。

ご飯はおいしかったですか?との問いかけに、おいしいと答えていた。

それから、両手を挙げる訓練は、なんとうまくこなしていた。
仰向けに寝て、足を片方ずつ上げる訓練では、右足は自分の力で上がるが、左足は、少し持ち上げてもらうと上がる状態だった。

平行棒を握って、車いすから立ち上がる訓練も行ったが、これは先生が補助しても、左手の力が不足していて、立ち上がるまでには至らなかった。

それでも、今日の動きは、これまでとは見違えるほどの回復ぶりだと担当者から伝えられた。

それから担当者が変わって、両手の動作の訓練を行った。
手で顔を触ること。
両手で手を洗うこと。
櫛を使って髪の毛を梳かすことなど。

やはり、左手は思うように動かない。
泡4石鹸をつけてもらい手を洗う訓練をしたが、左手があまり動かないため、右手の甲を洗うことはできなかった。
また、髪を梳かすのは、右手だけで、左側頭の髪も梳かしていた。

いっぺんにやるとつかれるので、ここでリハビリは終了した。

リハビリ室からの帰りがけに「いくらでも努力しますよ。あんたの親だもん」と言った。

病室に戻ると、兄が来ていたので、帰ることにした。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。