息子の歴史の授業ではローマ時代から中世あたりのことが目下のテーマらしい。
先週この歴史の授業の宿題として、その時代に人々が行っていたことを何か家で実際にやってみなさいというのがあった。
例えば、その頃の料理を作ってみるとか、ゲームを作ってみるとか、などなど。
息子は、『料理を作る』に挑戦したいというので(一番簡単だと思ったのか)、クラスメイトと一緒にうちでやるからよろしくと。
『インターネットに中世のレシピなるものが多く出てるよ!』との先生のアドバイスがあったらしいので、さっそく調べてみた。
一番に出てきたのは『Gulasch(グーラッシュ)』。肉と野菜をパプリカベースのスープで煮込んだ料理。
赤パプリカの有名なハンガリーの料理だけど、オーストリアやドイツでもごく一般的な料理となっている。
しかしこれははっきり言ってボツ。 コストも時間もかかる。しかも子供達と? ムリムリ
その次に目についたのはFladenbrot。ごくフツーの基本のパン。
Fladenとは、柔らかい生地を平たい面においてペタンとさせた状態のもののこと。 Brotはパン。つまり丸くて平たいパンで、トルコあたりでよく食べられるやつ。
パンが誕生した時はきっとこの形だったのだと想像できる。
この基本のパン生地にCreme Fraicheというフランス語名がついた、サワークリームみたいなクリームを塗って、Speckというベーコンみたいなのを細かく刻んだ物と小ネギをトッピングして焼くFlammkuchenとほぼ同じ。
Flammkuchenとはフランスのドイツとの国境にあるアルザス地方の名物で、トッピングは同じだが生地にイーストは入らない。
だから薄くてパリパリの食感が楽しめるもの。Flammは Flamme (炎)
それはさておき、パン生地を先に作っておけば子供達はそれぞれ自分のフラーデンブロートを作ることができる。
材料も少ないし安上がり、しかも超カンタンってなわけで、即決。
『Mittelalterliches Fladenbrot』として出ているレシピなので文句はないはず。
基本のパン生地はやっぱり生イーストを使用。
無事完成
これがおいし~~~~~~~
息子もクラスメイトも、ついでに娘と私も大満足で終了した宿題でございました