ドイツと私

ドイツ生活3回目、ドイツ初上陸は30年前。
今まで知らなかったことや考えても見なかったこと、再発見することはまだまだ!

ドイツ式?ダイエット FDH

2015-07-26 | 食べること


デブとは言われないまでも、年を重ねるごとに体重も右肩上がりとなっている今日この頃。

 
ああ、それなのに毎日食べたい放題。
 
甘いものも食べたい放題。
 
だもんだから着替えのときにおなかが邪魔になって大変、なんていうことまでに。
 
 
だから! いつまででもこんなんじゃあいけない!
 
ってことで、FDH(エフデーハー)を始めた。
 
 
FDHってね、じつは新しいダイエット法でもなんでもなく、
 
F (fressen 食う)
D (die)
H (Hälfte 半分)
 
Friss die Hälfte!  つまり食べる量を半分にしとけ!というだけのことです、はい。
 
いろんなダイエット法があるんだけど、やっぱり基本的に食べる量を減らさないとなんにもならないってことなんですね。
ちょっと運動したくらいじゃ何も変わらないし。
 
 
それでまあ、そのFDHを心がけてから1週間経過したわけです。
今年の夏はドイツも猛暑が続いて、食欲もあまりないからやりやすかった、というのもあるんだけど。
 
 置き換えダイエットも買ってみたりして Aldiで4ユーロ!
 
 
だいたい1キロは減った。たった1キロだけど、それだけでもなかなかいいかんじ。 
気のせいかあんまりお腹がじゃまにならない。
 
 
さて、問題はここからなんですね。 このままFDHをキープできるかどうか!
猛暑が少し和らいで、快適な天気になると食欲がまた復活しちゃうかもしれない、気をつけなきゃ!
 
...なんて言いつつ、今日はついアプリコットシュトロイゼルくーヘンを作ってしまった。
 
 
アプリコットは今が旬。
 
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そのまま食べるとたいしておいしくもないことが多くて、あまり好きじゃないんだけど、
ケーキにすると酸味が出ておいしくなるんですな。
 
だから私の大好きなシュトロイゼルクーヘンにしてしまおう。
 
 
 
まだほんのり温かいくらいでクリームを添えて食べるのがいいんだな~。
 
 
私のFDH計画、どうなることやら
 
 
 

花を愛でる

2015-07-13 | 日記

最近ちょっと日本のテレビを見なくなっていたんだけど、

『月曜から夜更かし』という番組を見てから『マツコ』にはまっている。
 
最近大人気であるらしいマツコ。
マツコの出る番組がなぜゆえこれほど視聴率があがるのか、なんていう記事も出るくらい。
 
さて、その『月曜から夜更かし』で取り上げられたテーマで
 
『年をとると花を愛でるようになる』
 
というのがあった。
 
そのタイトルを見ただけで、『なるほど~!』と思っちゃったんですな。
 
 
街でのインタビューで、『花に興味なんかないし~』と言っている若い女性と、『きれいな花を見るといやされるわ~』と言っている年配の人。
 
むむ~、とっくに『花にいやされるチーム』に入っちゃっている私である。 
 
 
『庭に植えたバラの花がきれいに咲いたね~!』なんて夫と二人で感動しているわけだから、ものすごくうなずける。
 
確かに、例えば夫と知り合った若かった頃、ふたりできれいな花に感動していた記憶はどう考えてもない。
 
『花の名前はよくわからないんだ』と豪語(?)していた夫も、そういえば最近よく花の名前を口にするようになった。
 
庭の手入れをいそいそとやってくれるのは夫である。
 
先日などは『庭仕事が楽しくて、いやされた~!』なんて言うしまつである。
 
さらにですね、人が花にいやされるようになるのは平均で40代に入ってからくらい、とのこと。
 
いや~、これにもぴったりマッチしてますわ~。
 
ってことは、私たちはごく平均的な中年っていうことなのね...
 

電車でお目にかかる人々

2015-07-08 | 日記

 

またまた変な人に遭遇してしまった。
 
夏休み前の最後のVHSの日本語講座が終わって、漫画大好きな若いオタク系の生徒さんたちに『よい夏休みを!』と挨拶してからS4に乗り込んだ。
 
電車はいつもより混んでいる。
 
Sバーンは二人ずつ向き合って計4人で座るボックス席みたいになっている。
混んでいるから空いている席はないように見えたのだけど、ひとつだけ空いている席があるのに気づいて、その席にめがけて直行した。
 
ずーっとスマホから目を離そうとしない若い女性が窓際二座っていて、その隣に陣取ることができた。
私の目の前には美人の30代前半くらいの女性が座っている。
そのとなりには若い男性がいて、彼は窓の外をずっと見ている。
 
なんかヘンだなと気がついたのは、乗ってからのこと。
私の前に座っている美人女性のどこかから、何やら液体がたらりと落ちるのが見えたような気がした。
 
『ん?』と思っで目の前の女性に視線が行く。
女性は濃い色のジーンズをはいていた。そのジーンズの太ももあたりに濡れた跡が見える。
 
『えっ?』と思ってよく見ると、膝の上においてある黒いリュックにかけた手の指からタラリと液体が落ちるのが見えた。
 
『な、なんで指から液体が? この液体はいったい何?』
まんと、何のためなのかわからないんだけど、要するにつばを指ですくって床に落としているのであった。
 
『えーっ?? ちょ、ちょっとー!』 思わず私は自分の足をひいた。
 
その行動は長くは続かなかったものの、時々親指と人差し指ですくったつばをピーンと床に飛ばすんである。 
目の前に座っている私は気が気じゃあない!
私の隣のスマホの彼女、いくらスマホに夢中でも、気がついているはず! なのに、スマホ女はまったくの無関心のようである。
窓をずっと見ている男も同じく知らん顔。
 
ってことは、その美人女性の奇妙な行動に目が釘付けになったのは私一人。
 
だいたい電車が混んでいたのに、この席だけが空いていた、っていうところがそもそもヘンだったのか。
 
 
つばを飛ばすのをやめたと思ったら、今度は目をつぶった。
そしてその顔に笑みをうかべている。
ちょっと、やっぱり不気味。
 
まるで今にも声を出して笑い始めるのじゃないか、と思われる一瞬もあり。
夢でもみているんかい?...、が彼女は寝ているのではない。
 
そしてまた目を開けた。
でも今度はこちらに視線が向けられている。
その表情は先ほどとはうって変わって無表情である。
無表情なのはさらに不気味。
もしかしたら、視線はこちらを向いていても私の存在は彼女の目に入っていなかったのかもしれない。
 
この人、もしかしてラリってる?
 
なんだか、身の危険さえ感じられる。
 
それとも、時々あくびをしているところを見ると、単なるお疲れなのか?
 
身なりはというと、あくまでもフツーの人である。どちらかというとおしゃれに多少気を使っているというタイプで清潔感もある。
それにつばを床に落とすっていう行動はどう考えても合ってない。
 
 
気がつくと、左隣の4人がけの席が空いた。
 
若干、身の危険を感じていた私は『席かわった方がいいかな?』と思い悩んでいると、つば落とし美人は次の駅で電車を降りていった。
しかも電車を降りて行く彼女は意外に普通のテンポであった。
駅の階段を下りていく彼女が見えたけど、まったくもってフツーの人そのものであった。
 
それとも私の目の錯覚だったのかしらん?  ...んなことないか。
 
 
まったく電車の中にはいろんな人がいるんだなあ、もう。