今日は南ドイツで食されるゼンメルクヌーデル(Semmelknödel カタカナで書くのが難しい)を作った。
古くなったパンを牛乳で柔らかくして卵を加えてコネコネ混ぜてお団子にしたもの。
残り物の再利用と言いますか。
でもこれが結構おいしいごちそうになるのです。
南ドイツ、特にバイエルン地方でよく食べられるのはジャガイモでできたカルトッフェルクヌーデル(Kartoffelknödel)。
ドイツでももう少し北上するとザヴィエッテンクヌーデル(Serviettenknödel)というのもある。これはゼンメルクヌーデルと同じような材料で長細い形のクヌーデルをスライスして食べる。
クヌーデルと言っても私が知っているだけで、3種類ある。
もしかしたら私の知らないクヌーデルもあるのかも。
ドイツではなくチロル地方、つまりオーストリアだが、この辺りではゼンメルクヌーデルにシュペックという生ハムみたいな物のみじん切りを入れてコンソメスープで食べるのもあるが。
それはさておき、私が時々作るのは、義母の作るゼンメルクヌーデル。 そしてそれは、義母の母、つまり夫の今は亡きおばあちゃんの作っていたもの。とは言え、ごく一般的なレシピと思う。
ゼンメルクヌーデルはマウルタッシェンと同じで、うちで手作りするのがやっぱり一番おいしい。
レストランで食べるのは、ど~もおいしくない。見た目の色からして違うし。
この写真の色もイマイチだけど。
実際はもっとおいしそうな色です。
元々は残ってしまった白パンBrötchenを刻んで作るものだけれど、パン屋で残り物のパンをスライスして売られているのを使う。
パン屋の隅の方においてあるので見落としがち。
風味のよいパンを使うとクヌーデルもおいしい物ができる。だからパン屋のこの残り物でじゅうぶんおいしい。
ちなみにスーパーの袋入りの白パンは予想通りあまりおいしくなかった。
残りものパン 400g をボールに入れ
タマネギ1個のみじん切りを
40グラムのバターでいためたところに
250ccの牛乳を入れて少しわかす それをボールのパンに注いでしばらく待つ
粗熱がとれたらパセリのみじん切りと
2個の卵と
塩小さじ1
コショウ少々を加えて
コネコネしてテニスボールより小さいくらいの8個のお団子を作り
たっぷりの水で約20分ゆでる
本日は鶏胸肉とブラウンマッシュルームの白ワインと生クリームで煮たものとともに。
あと、インゲンのベーコンの蒸し焼きと。
ブラウンマッシュルームを使うと色がおいしくなさそうになるので、おすすめは白いマッシュルームです。
日本で作るなら、安いバゲット(やわらかいくらいの)の古くなったのを使うのがオススメです。
バタールとか脂肪分が含まれる白パンは茹でたときにバラバラになってしまうそうなのでNG。
ボリューム満点なので子供達も大好き。
残り物のパンが家に溢れ、どうしたらいいか調べていましたが…とても美味しそうなレシピに出逢い感謝です♪
早速作ってみます!!
バゲットとバタールの違いは形の違いで中身は変わらないはずですが…
バタールではダメですか?
バタールとバゲットに違いは生地にバターが入っているか入ってないかのはずです、たしか。クヌーデルを作って茹でる時にバターの入ったパンを使うと溶けてしまうと聞きました。だから最終的にパンのスープになっちゃうと。。。だから私はバタールを使ったことはないのです。。。