ドイツと私

ドイツ生活3回目、ドイツ初上陸は30年前。
今まで知らなかったことや考えても見なかったこと、再発見することはまだまだ!

村の祭り

2013-06-29 | 日記

 

私の夫は通算で約12年日本に滞在していたということもあり、

まあ、彼にとって日本は第2のホームタウンのようなもの。

とは言え、日本滞在中は日本人を同僚に持ち、日本人の客を相手に何年も仕事をしていると、正直なところ言葉と文化の違いから来るストレスも多かったらしい

今回ドイツに帰って来てからは、うちで日本語をしゃべることは、ほぼなくなった。

(だから、時々しゃべる日本語がヘタになったのは言うまでもないですが

それは残念だけれど、同時に夫は最近ドイツでの生活をかなり満喫しているように見える

うん、きっとそうだ。

仕事のストレスはどこにいても同じだけど、『ガイジンじゃない』ということがラクなのだと思う。

長期で海外に生活していた人の、帰国してからの心境の変化について考えるセミナーに参加したことがあるけれども、彼の場合もまさにこの典型的な折れ線グラフどおりの変化を遂げていると思う。 (これがあと何年か経つともしかしたらまたドイツを離れたいという心境になるのかもしれない。。。というか、なってほしいなぁ。。。なんちゃって)

 

ところで、今週末はうちの村のお祭りなのである

夫の所属している『趣味のバレーボール部』が飲み物を売る屋台を出すというので、夫は待ってましたとばかりにお手伝いを申し出た。

というわけで今日はりきって出かけて行った夫、きっと楽しんでいるに違いない。

さて、彼は今日中に帰って来るのだろうか?

 

明日6月30日の夕方は私も屋台の店番のお手伝いすることになっております

え~、万が一明日たまたま近くにいらっしゃることがある方はぜひお越し下さいませ 

 

それでは、おやすみなさい。。。。 

 

 

 

 


森の中のオヤジバンドステージ

2013-06-26 | 日記

 

多少の雨が降っていても庭でくつろげるようにと、テラスにガラスの屋根を設置してもらった。 

しかし! 6月末で、本来なら夏なのに、雨が降ると一気に冷え込み、外に出ると震えるほどさっぶ~い!

もう、信じられない天気でございます。

屋根を設置してもらった日は38度くらいある真夏日だったのに。。。。

屋根の上で作業している人たちの汗が透明な屋根にポタポタ落ちているのを見て

『ひぇ~~!』と叫んだくらい先週は暑かったのに。。。

本日は家の中でマフラー着用しております。

ま、来週はちょっと暖かくなりますよとのことだったので、がまんがまん。

 

先週は通訳の仕事が入りかけておじゃんになってしまった。つら~。。。

それはさておき、となり村の端っこにある森にミニコンサートのできるビアガーデンがある。この季節はほぼ毎週アーティストがやって来るそうで、ぜひ行こう!と友人に誘われた。

コンサートに行く前に、いったいどんな音楽なのかを知るために友人から送られて来たリンクのYouTubeで見てみたところ、『まじで、これに行くの?』と思ったくらい、正直言ってダサイオヤジバンドだった。

誘ってくれた友人に『一緒に車で行こうよ』と提案してみたら、『私は最後まで踊ってるつもりなの。何時になるかわからないから別々に行きましょう!』と言う。 

ほ~。そういうノリ?

彼女はこのオヤジバンドのCDを聞いて、テンションあげて、準備ばっちり、やる気満々で行くと言う。毎年このコンサートに行くのを楽しみにしているらしく、私とは気合いの入れようがずいぶんと違うぞ。 このやる気満々の彼女はSWR2というクラッシック専門のラジオ局で時々DJをやっている人だけども。。。

それにしても、あの音楽で踊れるだなんてね~。。。 ま、いっか。

 

当日、会場のビアガーデンに行くと、イメージ通りのやる気満々の友人達が15人くらい座れる場所に陣取っていた。

お客さんはほとんどが私たちの年齢。ハーレーが似合いそうな長髪のオヤジ率も高く。

オヤジバンドが演奏を始めた。日本にもいそうなかんじの『オヤジはつらいよ』系の歌詞でもって、ロックっぽい曲が続く。彼らの楽器はギター、ドラム、そしてアコーディオンとハーモニカ。写真でも取ってくればよかったね。 (『HISS』というバンドなので興味のある方は検索してね)

SWR2のDJでもある友人はもう一人の友人を連れて『もう、待っていられないわ!』と言いつつステージの近くに行って踊り始めた。 そんなに踊りたかったんだ~?

気が付けば夫もステージの前でフラフラ踊っている。

残された私たちはおしゃべりをしながら見ていたけど、結局私たちも連れて行かれ、ステージが終わる頃にはほとんど全員が踊らされていた(私はノーアルコール)。 そして、そのあと気が付くと他のお客さん達はさっさと帰宅されたようで、最後に残っていたのは15人くらいの私たちのグループだけだったという! 

でも結論としては 『いやあ、楽しゅうございました

最初は行く気しなかったイベントなのにね。

なんでも食わず嫌いにならないようにしよう!と肝に銘じたのでありました。

 

 

 


ドイツ語 SieなのかDuなのか?

2013-06-24 | ひとりごと

             

やっと夏が来た~っ!

。。。と思っていたのもつかの間、またまた涼しくなってきたドイツでございます

標高の高い山岳部では雪が降るかもと昨日の天気予報でやってましたが。

 

しばらくブログを書いていなかった私でございます

『いったいどうしたんだ?』とご心配して下さった方、ありがとうございます

なんとか生活できております

 

 

 

ドイツ語の2人称の話です。

日本語で言うならば敬語にあたるとされている Sie と、

タメ語とされている Du

日本人同士でも初対面なら敬語を使うのが一般的で、親しくなればだんだんタメグチになってくる。

ドイツの場合は、DuとSieでは線を引いたようにガラリと違うので、だんだんとDuにしていくことは出来ないので少々やりにくい。

 

SieからDuへ変えるときには、一般的な表現はごく簡単で、

『私はハイジよ!』と名前を言えば相手も、『僕はペーター』と返して来る。

この会話があれば、この時からDuで話すことでお互いが了承したこととなる。

 

 

一般的にはどちらか年上(目上)のほうが決めると言われる。

明らかに年上だったり、会社の上司ならもちろんSieなので簡単だけど。

同じくらいの世代なら気を使ってしまうこともある。

例えば子供の友達の両親など。 子供同士がものすごく仲良くてというのなら、気楽に『私はハイジよ!』とDuにすることはできる。 しかし、子供同士はそれほど仲がいいわけではないが、たまたま会話が成立してしまった、という場合。 最初は様子を見ながらSieなのであるが、結構気が合うかなと思われれば『私はハイジよ!』ということになる。

 

初対面でも複数人数でしゃべっている時は、この『私はハイジよ!』を言う機会が見つからない時もある。

うちの隣りに住んでいる肝っ玉母さん系の奥さんは、私に対してはずっとSieで話していた。私のほうはというと、親称の2人称 Ihr を使っていた。

念願だった薔薇を庭に植えていたのがやっと咲いたので、最近はわりと頻繁に庭に出るようになった。

 ばら大好き

見た目からはとても想像できないのだけど、お隣の肝っ玉母さんは人工衛星の関係の会社でエンジニアとして働いている。だから日中は不在だけど、夕方や週末は庭で立ち話をすることが増えていた。そこで、やっと頃合いを見計らって(というほど大げさでもないですけど)『あ、そうそう、ちなみに私はハイジよ!』と言うことができた。

 肝っ玉母さんの庭に植えられたラディッシュ

ま、なんとなくすっきりしてほっとした。

コンパウンドの中のイギリス人やナミビア人はなにも躊躇することなく最初からDuを使っている。さすが、英語にはこんなめんどくさい言い方はないですからね。

 

数年前の子供の学校のイベントで親も集まったときだった。夫はその他のお父さん達とおしゃべりをしていた。その中に『新入り』のお父さんが一人いて、夫が彼の会社の競合社に勤務しているとわかったとたん、それまでDuだったのをSieに変えたということがあった。夫にとってはあまり気持ちのよい出来事ではなかったらしい。 ただ、夫はこのお父さんとはその後親しくなり、結局Duに戻ったのであるが。

Sieでしゃべるということはやっぱり少し緊張感が漂う。

ずいぶん前の話題だったけど、北欧からやって来たH&Mではドイツ人のオフィス内での会話は上司だろうが部下だろうが全員がDuを使うことにしたとのこと。そのほうがコミュニケーションがスムーズだということだったらしい。

IKEAの広告などにはすべてDuで書かれている。広告への注意を向かせるということと、顧客との距離を縮めるという狙いなのでしょう。

 

ともあれ、それほど真剣に考えることでもないわけですけどね

  

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セミダブルベットはティーンエイジャーから?

2013-06-04 | ひとりごと

 

多分これはドイツ人と日本人の文化の違いなのだと思う。

 

夫の姉の息子は現在17歳。

思春期が始まった頃は結構たいへんだったようなのだけど、

彼がたしか15歳になったときだったか、今まで使っていた90cmx200cmのベッドを処分して新しいベッドを買うという。

でもそれがなかなか決まらなくて。。。と、いったい何が問題なのかと思ったら、

幅120cmにするか140cmにするかということで悩んでいるとのことだった。

 

どうやら彼らの知り合いの人たちはみんなティーンエイジャーになった子供に日本で言うセミダブルのベッドを買い与えるというのである

なぜティーニーになるとセミダブルのベッドに買い替えるかという理由は、つまり、その、彼氏や彼女ができた時、その時のために備えて、

『だって、年頃になればそういうこともあるでしょ』

ということである

 

つまり、15や16の我が子に『避妊はしっかりとね!』などということを注意しながら『はい、どーぞいつでも来て下さい!』と場所を提供してあげているわけですね。

まあ、私には納得できません

だいたい小学校5年生くらいでもう、彼氏だの彼女だのと騒いでいる子もいるのもオドロキ

 

でももし万が一そういうことがあったとしても、シングルベッドで十分じゃありませんか! 引っ越して来るわけでもあるまいしね。

どうして、親がそこまで気を使ってやらなければいけないのか、私にはまったく理解できません

 

しかし、その夫の姉のベッド問題を聞いた夫は、『う~ん、うちもいつかはそんなこともあるのかな~?』なんて言っちゃって。

と~んでもございません

 

どうやら日本とドイツでは男女交際のモラルに若干の差があるようで。

日本では『同棲』というとなにやらあまり良くない響きがあるものの(違います?)、成人の男女が一緒に住んでいても特に珍しいことでもない(ですよね?)ので、その辺りは私でも理解できる。

かくいう私も結婚前はアパートの家賃を節約すべく夫のところに転がり込んでいたし。(そういえば、一人暮らしであるはずの夫のベッドもセミダブルだったことを今思い出した

ティーニーにはダブルベッドというのが当たり前というわけではないけれども、そういうパターンが最近は増えているのだと思う。

 

私にとっては『うっそ~~~なんで~』である。 それとも保守的すぎるのでしょーか?

 

夫の姉の息子は結局120cmのベッドを購入してもらったらしいが、肝心の彼女はと言うと、

まだ影も形もないらしい。。。

 

さて、娘は現在14歳。ベビーベッドを卒業してから使っているベッドもやっぱり10年くらい使えば、そろそろ新しいベッドを買ってあげようかな、となるのも時間の問題。

『そりゃあセミダブルでしょう!』という意見の夫に義父母3人加わって、私との対決はいかに?