ドイツと私

ドイツ生活3回目、ドイツ初上陸は30年前。
今まで知らなかったことや考えても見なかったこと、再発見することはまだまだ!

ここの方言 その2 どうしても覚えられない!

2013-03-19 | ドイツ語

 私のブログの大先輩の一人サンボさんからコメントをちょうだいした。

うれち~~~ ありがとうございますぅ

 

それにちなんでと言うか、少し前に書いた方言についての記事で、大事なことを話題にするのをすっかり忘れていたので。

 

この地方での方言が難しいということに加えて、時間の表現が標準語と違うということ

 

もともとドイツ語はなんたって数字が、外国人にとってはヒジョ~に苦労する。

1から20までは英語と同じ要領でいいのだけど、

それから先はと言うと、

例えば27なら、『7と20』と表現する。

これは、数字を覚えるのは簡単だけど、なかなか慣れるのが難しい。

 

私はドイツ語を始めてから31年目でございますが、いまだに数字を言うときや聞くときには細心の注意が必要

 

それに! 『ユーロ』とか『コンマ』などの単位を省いて言う時もあるので、

例えば37.5度と言う時に『37 5』(Siebenunddreißig Fünf)

『23.50ユーロ』を 『23 50』(Zweiunddreißg Fünfzig)

数字の羅列になってしまうので混乱しやすい。

 

電話番号を人に伝える時もドイツ人の多くは(これが正しいと言う意味ではないっすよ)、

例えば『234567』だったら、『3と20、5と40、7と60』(ややこしいな)と言う。

素直に234567と言えばいいのにね~。

 

まあ、そこまではドイツ語の標準語なのでいたしかたないとしても、問題なのはここらへん(広範囲の南部ドイツ)での時間の言い方でございます。

ドイツ語の『数え方』がもともと日本語のそれとは理屈が違うので、最初にここでつまづく。

(例えば7ユーロの商品を買うのに10ユーロ札を出すと、日本なら『10ひく7は3だから、3ユーロのおつり』となるけど、

こちらの人々は、『7たす3は10だから、3ユーロのおつりと計算するのである)

 

まずは標準語で見てみると、

 7時半      (半分8時 )           halb acht     

 7時15分 (7時から4分の1)   viertel nach sieben

 7時45分 (8時まで4分の1 )  viertel vor acht

vor(前)とか nach(後)という前置詞を使って表現すると理論的なので容易に理解できる。

 

さて、問題のシュヴェービッシュだと、

 7時半   (半分8時)             halb achte

 7時15分  (4分の1 8時)  viertel achte

 7時45分  (4分の3 8時)  dreiviertel achte

いい加減にしろと言いたくなる。

おちょくっとるのか?と。

 

彼らなりの理論があるそうで、

『viertel, halb, dreiviertel, ganz, Ührle Ührle, dreh dein(en) Schwanz! 』 

 しかし、私たち一般人には理解不可。

 

私は基礎ドイツ語をわかりやすく教えるという趣味がありまして、(今は残念ながら生徒さんゼロ)

18年前くらいにNHKラジオドイツ語講座のテキストを使ってレッスンをしていたところ、

な、なんと、このドイツ南部地方独特の時間の言い方が当たり前のように会話文の中に出て来るところが

もうびっくり。

これが標準語だと思う人ができちゃうじゃないですか!

残念ながらそのテキストは処分してしまっているので証拠品はないけど、これは何かの間違いのはず!

でもそれを夫に見せると、急に喜んじゃって、

『ほーら、見なさい、一般常識として知っておくべきということなんだよ!』と大いばり

 

いやいや、それはともかくも、

時間でも数字でもなんでも、もしかして不安なら、ぜひ確認することをオススメします。

方言だろうが、標準語だろうが、ね。

 


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やっと勝ったど~~!

2013-03-19 | ドイツの日常

 酒井君も嬉しいところが写ってます

 やっと勝ったど~~

これでやっと一安心のシュツットガルト。

去年2部リーグから1部へ昇進したと思ったらなかなかいい成績を残しているフランクフルトに逆転勝ち~。

まあ、欲を言わせてもらえば、岡崎選手のゴールが見たかったけど。

それにしてもフランクフルトの『乾選手』って言う選手はどうしてドイツで『いぬい』と呼ばれているんでしょう?

『かんいぬい』っていう名前? それとも『昔の名前で出ています』?。。。(ってかなり古いか)。

しばらく同一人物とは気がつかなった。。。

 

それにしても残念だったのはフィギュアスケート

せっかくドイツでもテレビ放映してたのに。

高橋君のいいところが見たかったなあ。。。ジャンプミスさえなければチャンよりも絶対完成度は高いと思うんだけど。

そろそろ引退するとかで。。。残念だなあ。

羽生君もケガと病み明けなのにあんなにがんばっちゃって。。。

ソチでは体調ばっちりで臨めることを祈りつつ。

まずはお疲れさまでした。感動をありがとう。

 

 

 


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料理の基本!

2013-03-14 | ドイツの日常

先日、学校の小さいイベントで娘がピアノを弾く機会があった

それを見るために義父母がやって来た。

夜7時からのイベントだったので、その前に軽く食事をとることにしたのだけど、

それでもドイツで一般的な黒パンにソーセージという食事は避けたかったので、

ちょっと前にやって大好評だったフラーデンブロートを作ることにした。

 

義父母は夕方4時頃うちについたのだけど、それからコーヒー飲んだりなんかしていて、気が付いたらもう5時近くになっていて、

パン生地が発酵するまでに最低1時間はかかるので、私は急に慌てふためいてしまった

 

まったくもう、お料理するには心の余裕がないと失敗するケースを何度も経験しているのにもかかわらず、

水を計量するのになかなかジャストにできなくてイライラしてしまい、『え~い、もうこれでいいや!』と、280ccくらいで生地を捏ねてしまった

多少生地が柔らかくても、秘密兵器のピニール手袋があるから大丈夫!と甘く見ていたのだけど、出来上がった生地は秘密兵器のビニール手袋にもくっつきまくりになるくらい柔らかくなってしまっていた

 

また、ど~~してこんな義母がいる日に限ってこんな安っぽい失敗をしてしまうのか。。。ぐやじ~。。。

それでも、時間もかなり迫っていたし、もしこの生地をあきらめて別なメニューに変更こともできずで、そのままビニール手袋で悪戦苦闘するはめに。

すると義母がやって来て(いつか来ると思っていたけど)現場を見られてしまった

すかさず、『ま~~~~、ビニール手袋なんか使っちゃだめよ!』

『いや、でも、あの、その。。。。』と、私がやってあげるからと言いたげな義母をさえぎる私。

義母はまた、『あのね~、パンは素手で捏ねなくちゃだめよ。赤ちゃんを扱うように優し~くね。パン職人がみ~んな奇麗な手をしているのはそのせいなのよ~』ですと。

あ~、まあそうなのかもしれませんけども、パンを捏ねるのになぜビニール手袋がタブーなのか、彼女の理屈には『科学的な根拠』は見つからず。

『ま、ちょっと柔らかくなっちゃったんだけど、粉を使ってなんとか形にしますんで。。。』と義母には台所から出て行ってもらい。

最終的には、心配したほどの結果にはならず、無事おいしく頂けたのだけれど

 

つくづく親と同居でなくてよかったと、思った瞬間でございました。

 

  

こちらは義母からもらった料理の本(基本レシピとのこと)。何度も改訂版がでていたみたいだけど、初版は1960年のもの。

だいたいどのレシピも分量がかなり適当。そして写真とかいっさいナシ! 今は買う人はいないでしょうな

 


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イギリスはもうごめんです。

2013-03-13 | こんなことがあった

私たちが住んでいるのは10軒からなる、コンパウンドみたいなところなのだけど

お隣さんたちの国籍で言うと、ドイツはもちろん、ハンガリー、フィンランド、ナミビア、イギリス、そしてワタクシが日本と、かなりインターナショナルなのでございます。

イギリス人家族をのぞいては、みなさん、私たち夫婦と同じように、どちらかがドイツ人というカップル。

しかも、うち以外は子供が下は赤ちゃんから上は小学校低学年と、若い。

うちのティーニーの子供達は当然、最年長で。

 

ってなわけで、本日はイギリス人宅に来ております。

つまり、ベビーシッターを頼まれたのだけど。

超かわいい2人の子供達。ドイツで生まれたから両親よりも上手にドイツ語を話すし、両親とはブリティッシュイングリッシュで会話。うらやまし~。

本日はこのお宅に来たのは初めてだけど、『うわ~、ローラアシュレイかキャスキッズトン(だったか?)の世界』でございます。

シャンデリアがあるのは外から見えていたけれど、家具もビクトリアン調。イギリスから持って来たのかな?

 

実はワタクシ、ロンドンとサンフランシスコにそれぞれ1ヶ月の短期語学留学というのを体験しているのでございます

本日はイギリス人宅に来ているのでその話題を。。。

 

かれこれ24年前の11月のこと。ロンドンで語学学校に行くためにホームステイを手配していたのだけど、

到着後、入国審査で渡航目的などを書く用紙に記入しようとしたところで初めて気が付いたのが、

な、なんと! ホームステイ先の詳細をいっさい持っていなかったということ

『滞在先がどこかわからないって、あーた、どーゆーこと?』と、審査官に怪しまれてしまい、

すったもんだの後、ホームステイ先の住所がだいたいどのあたりかということと、家主の名前を覚えていたのが不幸中の幸いで、その審査官が独自に調べて来てくれたのだった。

そのすったもんだでたしか2時間くらいは費やしちゃったかなー? もう私も神経すり減らしてヘトヘト

やっとの思いで空港を出ることができたのだけど、外はもう日没後。

貧乏な私だったのだけど、しょうがなくタクシーを使うことにした

例の黒いタクシー。ホームステイ先の住所と電話番号は入国審査のおじさんからもらっていたので、そこまでは問題なく到着できたのだけど。(冷静に考えてみると、このすったもんだがなければもしかしたら路頭に迷っていたかもしれないのだから、これも不幸中の幸いですわね)

ロンドンは古い住宅街。『はい、つきましたよ!』と言われてタクシーを降りたのだけど、築100年は経ってるだろうなと思われる長屋みたいな家。

古い階段をギシギシと上がって行くと白髪のおばあさんが私を迎えてくれた。

ホームステイ。。。私が想像していたのとずいぶん違うんですけど。。。

だって当時はね、まだインターネットなんてないし、ホームステイ先のことなんで名前と住所だけでね、行ってびっくりだったってこと。

まあ、こんなふうに始まったロンドン滞在、これでもかっ!っていうくらい大変だった。

ヒースロー空港で2時間くらい拘束されてヘトヘトになっていた私は、『ここがあなたの部屋よ』と通されたすきま風ぴゅーぴゅーの部屋の、家と同じくらい古いんじゃないかと思われるベッドで即眠ってしまった。

そこで『金縛り』って言うのを初めて経験することになり。いや~、びっくりした

またそのベッドの湿気といったら、マットレスに沈んで思う毛布と掛け布団をかけても寒いのなんのって。シュノーケルがいるんじゃないかくらいの湿気あり。このベッド、100年くらいずっとこのままここにあるのかな~?と

家が古いので窓もきちんと閉まらず、見るとセロテープで目張りがしてあったりして。その状況で『すきま風』って英語でなんて言うのかそこで学習しましたみたいな。

部屋の中には30センチくらいの小さなポータブル電気ヒーターが1台のみ。そのヒーターの置いてあるところのコンセントにコインを入れるところがついていて、『ヒーター使いたいんだったら金払え』という

すきま風ピューピューのへやだから当然ヒーターは必要。それにしてもヒーターの電気代まで別料金か~、と思って部屋を見回すと反対側にコインを入れなくても使えるコンセント発見。。。

いやっ、そんなセコいことはしてはいけない。。。と思い直して、まじめにコインを投入。

お風呂だってもう大変。イギリスの古い映画で見たような熱湯と冷水の出る蛇口がふたつ。そして出て来るのはチョロチョロで、時間かかるってハンパない

そんなこんなのホームステイ先からとりあえず語学学校に通学

クラスでは高校生くらいの若いイタリア女性にはすごく親切な対応なのに、私に対してはつっけんどんな態度の担当教師の授業はてんで面白くなくて、

放課後はそれでもせっかくロンドンにいるのだからと、せっせと市内観光とショッピングに精を出していたけど、

なにせ寒いったらありゃしないホームステイ先。さすがの私も2週間経ったところで発熱してダウン

その後寝たきりで1週間

家主のおばあさん、『風邪を引いたらこれがいいわよ』と渡してくれたのが『ベジマイト』

お湯に溶かして飲みなさいということ。

初めて見る代物 いったい何なのかもよくわからずだったけど、

病人には親切なんだなと、一瞬喜んでみた私だったけど、言われる通りお湯に溶かして飲んで来たところが、

げ~~~~~、酷すぎる~~~~

ビール酵母と野菜を発酵した保存食品らしいけど、絶対無理。

 

合計以3週間経ったところで、快方に向かう兆候もなかったので『もう帰らせていただきます!』と家主のおばあさんに言うと、

『今までに何人か日本人女性がうちに来てくれたけど、あなたみたいに文句ばかりの人は初めてだわ!』ですと。しかも、

『でも予定は4週間なんだから残りの1週間分の料金はしっかり頂きますからね!』ですと。

 

そしてそのあと、やっとの思いで旅行代理店に出かけて帰りのチケットをキャンセルして、新たに1週間早い日付の片道チケットを新規で予約

思わぬ出費になってしまったけど、旅行代理店を出た時の晴れ晴れした感じ、もう踊りたくなるくらいドイツに帰るのが嬉しくて、熱もその時点でサーッと下がるのがわかったくらい

あんまり嬉しくて、その日は『明日やっとドイツに帰ることができる!』ってことで重くて冷たいベッドの中で一睡もできなかったのだけど、なんのその

次の日ヒースローに向かう電車の中で前に座ってた人の持っていたストロー付きの紙パックからジュースがピューッと飛んで来て私のズボンにかかっちゃったのも、なんのその。

フランクフルトの空港についたとき公衆電話に列ができてて、私の前の人が長電話で30分くらいは待つことになっちゃったのもなんのその。

。。。とやっとこさドイツのアパートに到着と。。。

もう最初から最後までやられっぱなしのロンドンだった。

 

あとで友達に一部始終を話すと、『それは地縛霊だったのに違いない!』とのこと。

『ロンドンはあなたのことを歓迎していなかったのよ!』と

。。。そういわれてみるとすべてがしっくり来る。

そうなんだ、私、歓迎されてなかったんだ。。。。

 

それ以来イギリスとはまったく縁がなかった私なのでありました

 

 

 

 


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シュペッツレ作りに燃える男

2013-03-10 | 私の愛すべき夫

私たち夫婦は日本で知り合ったのでございます。

何のドラマもなく、ごくフツーに社内婚 いや、それはさておき、

 

夫は大学卒業後に入社して1年くらいで日本に駐在することになった。故郷を長期で離れたことのなかった彼は、

『母の手作りのお餅が食べた~い』といつも思っている私に対抗して、

夫の場合はシュヴァーベンの郷土料理(ヌードル)である『ママのシュペッツレが食べた~い!』気持ちを募らせていたのだった。

私は当時シュヴァーベンについての知識はほとんどなく、シュペッツレが食べたいと言う彼の情熱にも『あ、そうですか』と、特に興味も示さなかったのだけど。

それならばと『え~い、自分で作ってしまおう!』と料理の経験は皆無なのに決意することとなった彼

義母はまな板みたいなボードと金属のへらで、シャッシャッと見事なスピードで太すぎず細すぎずのシュペッツレを作るのだけど、夫の場合はなんたって初めての挑戦なので、まずはシュペッツレを作る器具を使ってみることにした。

でもそれはうまくいかず。。。 あとでそれはシュペッツレの仲間の『Knöpfle』を作る器具であったことが判明。こちらの方が生地がゆるい。

シュペッツレといっても種類があるのだけど、夫が食べたいのは当然ながら『おふくろの味』で義母が作るやつ。

で、結局義母に『板とへら』を用意してもらい、挑戦することにした。

最初はちょっと人様にお見せできないような代物だったのだけど、最近はちょっと慣れて来た感が出て来た。

まあ、それでもコシに関しては、義母のにはかなわないですが。

それでも時々私に『君も一度挑戦してみたらどうだい?』なんて、エラそうに言っていたこともあったな。

 

まー、それ以来我が家では、

夫に台所は任せられない私(だってムダな動きが多すぎる。。。)なのだけど、シュペッツレだけは彼の仕事。(あ、後片付けもいつもやってもらってますけど~

夫は、『今日はシュペッツレを付け合わせにする料理(肉料理ですね)を作る』と言うと少年のように喜んで、

ソムリエ気取りで地下のワイン棚に行ってワインを選び、

ビストロの給仕さんがつけているようなエプロンを腰に巻いてガゼンはりきっちゃいます!

 

そして、『シュペッツレは私の仕事!』と彼はこだわる

 

 生地を作るのもかたくなに手作業にこだわる。 ハンドミキサー使えば早いのに。。。

とは言え、修行が足りないので太さはまちまち 

この時だけは私が横でアドバイスしようとしても『いやっ、これでいいんだ!』と急に頑固になる。

。。。とワイングラス片手に、使命感と責任感に燃える夫なのであった

 

ちなみにこの夫のマストアイテムでありますエプロンは、ドイツ学園の最大イベントオクトーバーフェストでシュヴァーベン屋台を担当していたときに業者から宣伝用にもらったもの。大事に使っております。 

  


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この地方の人々と方言 シュヴァーベン人とシュヴェービッシュ

2013-03-09 | ドイツの日常

私が住んでいるのはドイツ南西部に位置するBW州の、いわゆるシュヴァーベン地方とよばれるところ。

BW州は昔から工業が発達しているのでドイツの中でも財政も安定していて、失業率がバイエルン州の次に低いとされている

そんなわけで、ここでは地元を離れる人は少なくて、昔っからここに住んでますという人が多い。 

だから家族の絆なんていうのも強いらしく、何かあるごとに家族が登場する。

夫の家族はと言うと、義父が一人っ子ということもあって親戚が少なくて、

そしてありがたいことに、この親戚がみんな愛情あふれる人たちで付き合いやすい

私の義父母は『いろいろと息子家族の面倒をみてあげたい』と思う義母に『でも、あんまり口を出さないようにした方がいいよ』と義父が少しブレーキをかけている感じなので、私には何の義務感はなく快適な関係と言える。そのかわり何か助けを頼むと喜んで(!)すぐに駆けつけて来てくれるので感謝しております それはさておき。。。

ここで育ってここで就職そして結婚となるパターンが多いということ。それと関係があるかどうかわからないけれど、日本では若い世代の人が方言をしゃべりたがらない傾向のあるこの昨今、ここではそんな心配はいっさいございません。

シュヴァーベンの方言、つまりシュヴェービッシュはかなり強い訛りがあって、特に外人の私たちは苦労する

発音の訛りだけならまだしも、標準語にはない言葉がかなりあって大変なんです。文法だって変わっちゃうこともあるし

 

私はどこから見ても明らかに外人なので、多くの人は多少は気を使ってくれているけれど、地元人どうしが話しているのを聞くと時々ついて行けていない

代表的で簡単な発音の訛りの例で言うと、『Post ポスト 郵便局』 がシュヴェービッシュだと発音が『Poscht ぽしゅt』となるわけで。

文法が変わると言う例で言うと、『窓際に座っていた』と言う文だと、

標準語で Ich habe am Fenster gesessen.  が方言によって Ich bin am Fenster gesessen. に変わる。

いやはや、本当に外人は苦労します

その昔フランクフルトに住んでいた頃この『ポスト』が『ぽしゅと』と発音される地域があると言うのを聞いたときに『面白~い!』と大笑いしたことがあるのを覚えているけれど、まさかそこに嫁に来るとは。。。

私はかれこれ16年シュヴァーベン人とのコミュニケーションがあるけれど、残念ながらシュヴェービッシュはなかなかうまくまねできない。それでも無理に口まねをしようとすると、なぜが声が低音になってしまう。それはモゴモゴしゃべらなければならないから。

シュヴァーベン人は口をあまり動かしたがらないからこんな方言になってしまったのだというのも聞いたことがある。それはまあ冗談なのだろうけれども、たしかに『アイウエオ』の母音をはっきりくっきり発音することがない。

BW州の宣伝文句で 『Wir können alles außer Hochdeutsch』『何でもできるよ、標準語以外は』

というのがあって、ほ~、意味深だな~と思う。財政が安定していると言う自負もあり、自虐的でもありと言うのか、なんと言うのか。。。それとも単に笑いを取ろうとしているのか。。。日本人の発想ではないことは確かだけど。

 

しかし中にはこの地方でドイツ語を覚えたという外国人もたくさんいる。そしてその中にはこの地方の方言を自然と身に付けて行く人もいる。

10年ほど前まで住んでいたところの近所にインドネシアからお嫁に来た人が住んでいた。

彼女は、『私はボッシュ(Bosch)で働いているの』と言う。どんな仕事をしているのか聞いてみると、

『手紙を仕分けるのよ』と言う。

(実は私は以前この会社の社員だったのだけれど)確かに会社には郵便局業務を担当する部署があるので、なるほどそこで働いているのか~、と思っていた。

ところがその数日後彼女にあった時、彼女がボッシュの郵便業務部門で働いていると言うことを前提に話していると、どうも話が合わなくなって来たので、『だって、あなたはボッシュで働いているんでしょう?』とボッシュを強調して言うと、

『Bosch? 違うわよ! Poscht ポッシュ(t)よ!』と、そこでやっと彼女が『ボッシュじゃなく、郵便局で働いている』ということが判明したのだった。

(この彼女に一度『うちでお昼でも食べない?インドネシアの食べ物があるわよ』と言われて喜んでお宅にお邪魔したことがあったのだけど、出されたのものとは、タイ製のインスタントラーメンでございました。。。

 

そんな、外人に取っては厄介とも言えるシュヴェービッシュだけど、慣れて来るとだんだんと愛着がわいて来るんですね、これが。 方言は無形文化財だ!と思います、はい。

そこで、友達がほとんど無理矢理『読め!』と言わんばかりに貸してくれた本がありまして

  左がその1、右がその2

ドタバタコメディーだけど、ドイツ語がテンポもよくとてもわかりやすくて、結末が最初の数ページで想像できてしまうというストーリー。登場する地元人のシュヴェービッシュが『あ~、そうそう!こういうふうに言う人よくいるよね~!』と、抱腹絶倒するところもあり、シュヴェービッシュに関係のある方は是非、ドイツ語の勉強にもなってオススメですぞ

 

 

 

 


お客様は神様じゃないんですか? その2

2013-03-05 | ドイツの日常

日本から来た私には、どうしても納得いかないチップを払うという習慣

レストランのメニューには『料金には税金とサービス料が含まれます』とあるのに、なぜまたさらにチップを払うのか?

この話題で何度か夫と議論したことがある

 

だいたい、いくらチップをあげればいいのか、いちいち悩まなくちゃいけないというのが非常に面倒。

合計金額が出て初めてチップの金額を、しかも短い時間で決めるので、その金額が妥当かどうかも気になる。

『もしかして少なすぎたかな?』と思うときにはその人の顔色も確認したりして。それでもニコッとされるとほっとしたり、そうじゃなかったら若干の後ろめたさも感じるわけで。

『これだけあげれば十分でしょう』と少々多めかなと思われるチップを渡した時もは逆に、嬉しそうな顔をされなければ少しだけがっかりする。

ホント、つくづくめんどくさいと思う

私と同じ考えの人を集めて『みんなでチップの習慣をなくす運動』でもやっちゃおうかな、なんちゃって。そんな人はいないか

 

夫の言い分とは、『そういう昔からの習慣で文化だから』と言うこと以外に、

『サービスの向上を促すために、そしてモチベーションを上げさせるためにも、チップは必要だ』と言う。

『なんで~? サービスの向上を促すためにどうして私たち客が貢献しなきゃいけないの?』と私。

『いや、人間とはそういうものなんだ』とかなんとかワケのわからない結論となる。

 

それとも、やっぱり私が了見が狭いだけなのでしょうか~

 

一番イライラするのが引っ越し屋が来るとき。

1回の引っ越しで航空便と船便で2回のデリバリーがあるんだけど、

ドイツに引っ越すときは義父母の助けをお願いするので、夫が仕事でいなければ彼らの指示を仰ぐことになってしまう。

航空便の荷物が到着したときには義母がかってに満面の笑みでチップを渡していた。なにやらピンクっぽい紙幣を一人づつ渡しているのが見えた。

その後の船便の配達のときには、義父母から『飲み物やスナックはこちらで準備しておくから、チップは忘れないようにね』と釘を刺される。

当日は義母ったらはりきっちゃって、わざわざ手作りマウルタッシェンを持参してスープにして5人くらいいる作業員に振る舞っていた。さらにパン屋でプレッツェルもたくさん買い込んで来てバターを塗っておやつにしていたし。コーヒーとミネラルウォーターももちろんばっちりと用意して。

ちょっと、いくらなんでもやり過ぎじゃあございませんかね?

夫の会社の手配した引っ越しなので、引っ越し荷物をカートンから出してご希望の場所へ設置するまでがサービスらしいから、

家具などはもちろん彼らに設置してもらうのでいいのだけど、この中で一人だけ小物が入っているカートンを開けているスタッフがいた。

何をするつもりなのかと見ていると、彼は何を思ったのか、中にある陶器の小物を出してテーブルの上に並べ始めた。

『あの、小物は私が自分で片付けるので結構ですから、先に家具の方をお願いしますね』と注意。

はっきり言ってそんなことまで本当にしてもらっていたら、1週間でも終わらないんじゃないですか?と。

 

そんなドタバタの引っ越しもようやく終わり、

引っ越し屋がやっと帰ったあとも義父母はよっぽど心配だったのか『チップは渡したわね?』と確認。

それほど大事なことなの???と言いたい!

お客様は神様じゃないどころか、立場が逆転しているかのようではありませんか。

 

あ~、そこで思い出した

2002年にドイツから日本へ引っ越した時のこと。

やって来た引っ越しスタッフの中にな~んか感じのよくない人がいた。彼は地下の物置の荷物を一人でパッキングしていたのだけども。

2ヶ月後東京でやっと届いた引っ越し荷物の中に、な、なんと! 保存食用にと入れておいたソーセージの缶詰が開けられているのを発見! しかも空き缶の中にはミドリのカビが。。。。

きゃ~~~! あいつだな~~~~ 

ありえない光景でございました。

 

これで『サービスの向上に貢献する』だなんてとんでもない

この春までにあと植木屋と、Schreinerと呼ばれる家具職人、テラスと玄関のガラスの屋根をつけてもらうのと、3種類の職人さんが来ることになっているのだけど、どれも2~3日かかる作業。植木屋が来るときには間違いなく義父母が来るだろうし。いったいどんだけの振る舞いとチップを用意すればいいのか? 

めんどくさ~~~~。 

 


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お客様は神様じゃないんですか?

2013-03-04 | ドイツの日常

去年の今頃ホリスターのショップがヨーロッパの各地に華々しくオープンした。

パリに行った時もシャンゼリゼで人の行列ができているので何かと思ったらこのショップだった。イケメンのお兄さん達が出迎えてくれたりして話題になっていた。

このブランド、若い子と『私だってまだ若い』と思いたい人たち(いちお私も含めてですけど)にもすごく人気で、近所のショッピングセンターにも入っているので、私も子供達のために時々立ち寄る。

 

どこのショップも同じで、方向オンチの私には迷路のような内装で、店内は香水プンプン。BGMのボリュームも大きく、そして薄暗い! 老眼鏡なしではお買い物ができないから、オバサンはちょっとイライラいたします。

店員はみんな若くてモデルのようなおしゃれな男女が数人。出入り口のところで入店するお客さんに『ハロー』とお店を出て行くお客さんに『チュース』言うだけが仕事のドアーマンみたいな店員もいる。

先日娘がこの店で試着する時、Tシャツを物色しながら待っていた私は、混んでいてなかなか娘が戻って来ないことにイラついていた。そこで

『試着室はひとつしかないの?』と、

若くておしゃれな女性店員さんが私のとなりで一生懸命Tシャツをたたみ直している(ように見えた)ので、結構な剣幕で言うと、その女性は一瞬おいてから、

『Ich weiß nicht! わかりません』と言う。

『わからないってどういうこと?』と言いそうになった私とふたりで数秒見つめ合ったとき、

『Ich gehöre nicht hier! 私はここのものじゃありませんよ』と彼女は言った

やっとのことで事情が把握できた私はあわてて謝り、穴があったら入りたいくらい赤面した

まったくもう、私としたことが、間抜けなオバサン丸出しの恥ずかしいことをしてしまった。

 

そのホリスターに性懲りもなくまた子供達のために出かけた私。バーゲン品の中で最後の一枚だった息子のサイズをゲットしレジへと向かった。

まずはレジにだれもスタッフがいない。やっと女性の店員がやってきたと思ったら『Zahlen? 会計?』と言う。

『さっきからレジで待ってるんだからお会計に決まってるでしょ!』と心の中でつぶやく私。

女性店員はTシャツをチェックして、

『Da fehlt das Preisschild. Sie müssen's holen. Sonst kann ich nicht eintippen! プライスタグがないから取って来て!レジに入力できないから!』とまるで当然のことを主張しているように言う。

一瞬、耳を疑った。

あの~、プライスタグがないのは私のせいですか? 商品の値段を調べるっていうのはそっちの仕事じゃないの? そりゃあ私は今セール品のTシャツを買おうとしてるわけだけど、だからってなんで客である私がそこで値段を探しに行かなくちゃ行けないワケ? 立場が逆じゃない?。。。と心の中で叫ぶ私。だけど気の弱い私の口からは、

『Was ist, wenn ich den Preis nicht finde? 探せなかったらどうなるの?』だけ 

するとその店員、

『Was kostet das これいくら?』 と聞いてきたので、たしか10.90ユーロだったと思うわ(安っ!)と言うと、

『Na ja, dann bringen Sie halt irgendeins, was genauso viel kostet wie das! じゃあ、これと同じ値段がついてる何でもいいから持って来て!』ですと

 

ど、どういうこと?。。。と理不尽とは思いつつも、すでに私の足は素直に商品の陳列棚のほうに向いていた。。。ぐやじ~

お客様は神様じゃないの~? それどころか客の私をあごで使ってるようなものじゃない?

同じ商品でプライスタグのついているのをご丁寧に確認してレジに持って行くとその店員、他の店員と楽しそうにおしゃべりしているし~~~~~ ぐやじ~~~~~

納得のいかない私はそれから無言のまま店員の方も向くことなく会計をすませるとその店員はお財布をバッグに入れたりしている私の目の前に紙袋をつきだし、

『Vielen Dank für Ihren Einkauf! お買い上げありがとうございました!』と笑顔でぬかした。

ショップを出る時の『チュース!』の店員に対しても無言で素通り。ささやかな私の抵抗がむなしい。。。

もともとドイツ人の営業態度はよくないというのは有名な話。

ドイツはサービス業の砂漠とか言う人もいるし、 

店員の態度が無愛想なのを見て『あ~、ドイツに帰って来たんだな、と思う』と言うドイツ人を何人も知っているし、

『こちらでお買い物させてもらってもよろしいでしょうか?』とでも言いたくなるような態度の店員にも出会ったことは何度かあるけど、

こういうのは初めてでございました。

その日の夜、夫にこの話をすると『それはちゃんと抗議しなくちゃだめだよ』と言う。

日本人だからかな~、口論を避けたがるんですよね~。ぐやじ~けど、気弱な私でございます。。。

でもあとで考えてみると、あの店員の態度自体は上から目線でもなかったし、悪気があるようでもなく、なんかすごくフツーの態度だったと思うから、単なる新人だったのかもと思えてくる。

 

そこで思い出した少し前に『サラリーマン川柳100』で私が大笑いしてしまった1句。

『電話口『何様ですか?』と聞く新人』

今回のこの店員はこれに似たタイプじゃないかと。

ま、だからいっか。。。

  ついでに宣伝もしてあげるていることに。。。。

 


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出張マウルタッシェン教室

2013-03-02 | ドイツのこれは便利!

 

先日お友達のY子さんのところにマウルタッシェン作りを実演しに行って来た

 

 

マウルタッシェンは作るのに多少時間がかかるけど作業自体はそれほど難しいことでもない。

手間がかかるとすれば材料を細かくみじん切りにするかおろし金でおろしてしまうかなんだけど、私の場合は便利なフードプロセッサーであっという間でございます

  もちろんメーカーはボッシュ

私の持っているのはフードプロセッサー、ミキサー、ハンドミキサー、ハンドパン捏ね器がすべて一つのモーターでできるもので500ワットのキッチンツール。

ほとんど毎日と言っていいほど活躍してもらっております

一番出番が多いのはフードプロセッサーで、マウルタッシェンやハンバーグ、ミートソースに入れる野菜をすべてこれで細かくするとあっという間。 うちの息子は12歳にもなって未だに野菜やキノコ類が嫌いだけど、これですべて解決できる

ミキサーは、ドイツではStabmixerとか Mixstabとか呼ばれる物で日本でもテファールが出していたな、名前は忘れたけど。 子供達が赤ちゃんの頃は離乳食を作るのに使っていたけど、ワット数の高い物を使えば果物や野菜をペースト状にするのもあっという間。 私はこれでディップやカボチャスープ、さらにサラダのドレッシングを作る。タマネギ、人参、セロリと醤油とオリーブオイル、塩、コショウ、砂糖などの調味料を入れてあっという間においしいとろみのあるドレッシングができる。オイルの代わりにヨーグルトを使うとさらに低カロリーになりますしね

パン生地を作るときにあると便利なのが Knethaken というやつ。 日本ではパン教室で習った通りにいちいち手でコネコネしていたけど、これを使えばパン生地もあっという間

パンを作るときに欠かせない道具がもう一つある。

 

ビニール手袋 

これは実を言えばですね、日本のサロンドプロ白髪染めに添付されているビニール手袋でございます

 

パン生地は機械で捏ねるけれど、最後はやっぱり手で生地の表面をつるんとさせるために手で丸める。(愛情も練り込まなければね)でも私の手は温かくて手にくっついちゃってとってもやりにくい。日本のパン教室ではそれでも素手でがんばっていたけど、この素材のビニール手袋を使えば全く問題なし。ライ麦なんか特にべたべたしていて扱いが大変だけど、この手袋で楽チン

 

手間がかかるから作るのが面倒だと思っていた料理もこういう便利な器具があれば以外と楽しくなっちゃうので、オススメですぞ

 


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イースター休みは日本です

2013-03-01 | 化粧品

ドイツに引っ越して来てから1年と8ヶ月が経とうとする。 早っ

毎日をぼ~っとして過ごしているのに、年を取るのは早い

 

私はもともと涙腺がとてもゆるい。最近は年齢がそうさせるのかさらにゆるくなった 夫もこれまた同じで、何かあるとすぐウルウルしてしまう。 

今まで日本とドイツで引っ越しを何度か経験したけど、飛行機から住み慣れた日本またはドイツの街並みがだんだんと小さくなって、いつしか視界から消えていくのを見るたびにじ~んとなってしまう

前回の引っ越しのときには夫は飛行機が離陸するとやっぱり一人で目を濡らしていた。9年間の思い出もあるだろうし、地震の時のつらかったことももちろん思い出されたのだろう。

でも私は以外にも平然としていることができた。

『いつでも帰ることができる』と思えたから。

 

もうすぐ2年が経とうとしている、あの頃のことを思い出す。

あの忌まわしい震災で被害に遭われた方々には今でも本当に気の毒でならないけれど、そしてその方々の悲しみとは比べものにならないけれど、私たちには私たちのドラマがあった。

震災後すぐにドイツに避難した私と子供たち3人は義父母のところで最終的に2ヶ月の滞在となった。

もともと予定されていた出張で私たちよりも2日早くドイツに来ていた夫は、会社からの指示で東京への帰りの便をキャンセルしドイツに残り、私たちのいる義父母のもとから本社へ毎日出勤するという状態だった。

夫は会社から日本へ帰る許可が会社から出るまでの3週間くらいの滞在のあと私たちをドイツに残して日本へ帰国し、その後ドイツ学園がやっと再開校できた5月中旬に子供達と私も日本へ帰国したのだった。

もともとこの年の夏にドイツへ帰国の予定になっていたので、残りの4ヶ月を悔いのないように過ごそうと思っていたところの、まさしく想定外のドイツへの一時帰国となったのだけど、

 

なにしろドイツでは涙にぬれていた私だった。

ず~っとなんとかどうにか少しでも安心できるようなニュースがありますようにと祈っていた。

それでも毎日の新聞のトップ記事やテレビのニュースが怖かった。

 

2週間くらい過ぎてもドイツ学園の再開校のめどが全く立たず、子供達は当面の間、義父母の家の近くのギムナジウムに通うこととなった。偶然にもその学校の校長は2年ほど前までドイツ学園の校長をつとめていた人だった。そのことは知っていたのだけど、

まさかこんなところで、こんな事情で再会するとは。

 

。。。と、本当にいろんなドラマがあったけど、書き始めたらきりがないので、やめておきます。

 

とりあえず3月末に日本へ今回初めての里帰り

子供達が9年間過ごした古巣のドイツ学園で『Gastschüler』として4月の数日だけクラスに入りたいと言うので、申し込みをするべく、もう何十年と事務局で勤めていたWelsさんにメールをとった。すぐに返信メールをくれたのだけど、なんとそこには『私も3月末をもってドイツ学園を退職しドイツに戻るので、残念ながら日本で再会することはできませんね』とあった。

寂しいかぎりです。。。

 そうやって一人、また一人とドイツ人が日本を去って行く状況が今も続いているのかな。

 

いかん!いかん! そんな弱気モードに入ってはいかん!

もっと明るい話題を探すことにしよう

 

日本に帰ったらまずはお買い物です

化粧品とかね

 ドイツで買うのはアヴェンヌ

 

日本人の肌には日本の化粧品がいちばんと思っているけど、それも無理があるので、

アヴェンヌなら日本でも資生堂がマーケティングしているから安心だし、ドイツで買うと日本よりも安いし、と思い私はこれを愛用している。

これはクレンジングローション。日本にいる時もドイツでストックを買っていたくらい。

コットンにつけて拭き取るだけで化粧水も要らないというもの。朝洗顔する代わりにこれを使ってます。日本とドイツの往復の飛行機の中でもとっても便利。 

さらにマイルドなタイプと言うのが新発売になっているけど、それはまた今度。

ドイツでは薬局で販売されていて、どこで買っても何かしらサンプルがもらえるのもグッド

日本で買ってきたい化粧品はなんたってクレンジングオイルと洗顔、そして保湿化粧水とファンデーションですな。

 

あ~、もうちょっと近かったらいいのにな~、日本

 

 


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