ドイツと私

ドイツ生活3回目、ドイツ初上陸は30年前。
今まで知らなかったことや考えても見なかったこと、再発見することはまだまだ!

親離れ子離れ(予行演習) Flügge werden 

2014-03-31 | 我が娘

 

愛する娘が4週間のアメリカホームステイ留学に出発する。

たった4週間だけど、されど4週間。

まあ、私にとっては子離れの予行演習みたいなものである。

 

娘はまだ15歳だから、18歳でギムナジウムを卒業して進学するにしても、もしベルリンの大学に行きたいとか言い出したら、その時は本当に巣立ちのときということになる。 

 

娘はどちらかというと、まぁしっかりタイプなのだけど、

4週間のアメリカ留学の話を聞いた時の彼女のコメントは

『COOOOL!! 4週間もパパとママのいないところで過ごせるなんて、ステキ~!』

、、、って、けっこうショック 、、、そう来たか。

『そ、そんなに親から離れたいの?』ってなかんじ。

というか、自分の親のことを考えるとたしかに、子供から見れば親なんてそんなものなのかも。

そーいったことがわかっていてもね 

 

何かあるとすぐウルウルしてしまう私なので、空港でお別れのときもウルウルしないかと、娘は少々心配しているようすである。

きのうやってきた義父母にまで心配されているみたいだし。

まったく頼りない私である。

夫はというと、『ママの面倒を見てあげないといけないから、会社を休んで一緒に空港に行くよ』だそうだ。

 

FaceTimeするためにiPadも持たせたし。

 4週間後に元気な笑顔で帰ってきてくれ~い 

それだけが母の願いです

 


今日から夏時間が始まりました~!

2014-03-30 | ドイツの日常

 

ドイツは近隣国と同じく夏時間を導入している国である

日本から夏時間まっただ中のヨーロッパに旅行に来ると慣れていないし、とってもへんな感じがする。

なんたって夜10時過ぎても明るいんだから。 

北ドイツに行けば日没はもっと遅いはず。

 

夏時間へと変更されるのは3月の最終土曜日から日曜日にかけての深夜、だいたい2時頃

かってに時間が変わる時計を持っていると便利である。デジタル目覚まし時計なんかは自動的に変更してくれるものが最近増えたし。

携帯電話の時計もちゃんと1時間早くなっているから問題ないと。

3月最終日曜日の朝起きると(つまりきょう!)、自動的に時間が変わらない時計は手動で1時間早めなくちゃいけないから、家の中あっちこっちに時計があったりして『この時計は冬時間のままだっけ?』とか、例えばオーブンやレンジについているデジタル時計とか、一瞬不安になってしまうこともある。

 

ドイツでは(近隣国でも同じでしょうが)夏時間と冬時間が変わる、つまり年2回は必ず話題になる、もはや季節の風物詩となっている。

そういう私も毎回、『1時間早くなるんだっけ? あれっ、遅くなるんだっけ?』とぼけることもしょっちゅう

以前は時差変更の直後しばらくは『あ~、本当ならあと1時間寝ていられるのに~』とか考えてしまっていたが、最近はあまり考えないようにしている。そのほうが体が慣れるのが早いような気がするからである。 

時差ぼけと同じである。

 

この夏時間導入というのは70年代のオイルショックの時にドイツが率先して全ヨーロッパに導入されたものだそうだ。

つまり長い日照時間を有効利用して省エネを実現するという目的で導入されたのだけれど、導入後40年過ぎた現在、省エネ効果があったとかと言うと、やっぱりそうではないらしい。

最近バイエルン州の大臣が『夏時間めんどくさいからやめた方がいいわ!』と発言したらしく、ニュースなどでいつも以上にとりあげられているドイツである。 

うちのローカル新聞にも『時差変更のいいところはとは年2回国民がディスカッションできることだ』というジョークで掲載されていて、笑ってしまった。 『ドイツの政治に対する国民の文句もこの時期だけは軽減されるのでさらによい』ですって

なにせディスカッション大好きのドイツ人である

時間をいちいち1時間ずらしたり進めたりするのもめんどくさい。でも夏時間をなくしてしまうということはさらにめんどくさいだろうから、たぶんずっとこのままなんでしょうね~。

ま、私としてもどっちでもいいです。

 

それにしても季節はやっぱり春です!

 桜新町、、、じゃなくて、ルードヴィクスブルグ。

 もしかしてドイツでソメイヨシノ?

 

アイスが食べたくなる時期ですね~! (あ、いつでもアイスは食べたいか

 

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買ってよかった ワッフルメーカー 

2014-03-19 | 食べること

 

日本滞在中にせっせと通っていた全国展開のクッキングスクールでワッフルを作ることがあった。

でもワッフルを作る時にはワッフルメーカーなるものが必要。

クッキングスクールでは手広くいろいろなキッチングッズも販売していて、

『うちでも買えますよ』とすすめられていたけど、私はスルーしていた。

たしか『今ならお買い得で9800円です』と言っていたような気がする。

これだけのものなのにずいぶん高いなと思っていた。

 

ドイツでも同じ仕組みのワッフルメーカーをよく広告で見かていたけど、『ふ~ん』と思っただけでやっぱりスルーしていた。

 

ところが、去年の終わりあたりにディスカウントスーパーに行ったとき見かけてしまい、

ついに衝動買いしたのだった。 

値段は約20ユーロ。今の円安の換算レートでも3000円しないくらいのものである。

あー、あのとき他の人につられて買ったりなんかしてなくてよかった~!

と、思っていたらちょっと前になんと10ユーロで広告に出ているのを発見!

もうちょっと待ってればよかった~、なんちゃって。

でもあんまり安すぎてもちょっと不気味なので、20ユーロで満足です、はい。

 こちらが20ユーロのワッフルメーカー

テフロン加工で、ワッフルのほかにホットサンドイッチ、そしてお肉までも焼けてしまう。

 

さて、ワッフルのレシピ。

ネットで調べると、ベキングパウダー(BP)を使うものと、イーストを使うものとある。

私が日本のクッキングスクールで作ったのは2種類あってどちらもイースト使用。

イーストを使うと発酵するのに時間がかかってしまうので、まずは手っ取り早くBPで作ってみた。

400グラムの粉に200グラムくらいの溶かしバターを入れた。

バターの量にギョッとしたけどね。

子供たちはおいしい~と言ってあっという間に平らげていたが、熱いうちに食べるものだからどうしてもBP臭さが鼻につく。

 

というわけで、それからはやっぱりイーストで生地を作ることにしている。

作って見ると、イースト使用でもパンとは違って手間がかからなくて、あっという間に簡単にできてしまう。

 台の上でこねることもないし。

小麦粉 200g

ドライイースト 小さじ1

砂糖 大さじ2

塩 小さじ 3分の1

卵 1個

水 140cc

溶かしバター 70g

これでだいたい6枚くらいできる。

 

材料をハンドミキサーでよく混ぜ合わせて、ぷくぷく発行が始まる。

ちょっと量が増えてきたなと思われるくらいでよい。

 

 きつね色になったら出来上がり

ほんと、あっという間にできてしまう。

 

私はシンプルに粉砂糖をかけたのがおいしいと思うが、子供たちはヌテラがいいらしい。

リンゴのムースをかけて食べるのがドイツで定番であるらしいので、夫は義母からもらった自家製リンゴムースをたっぷりかけて食べている。

時間に余裕のある週末の朝食にすると、

週末なかなか起きてこない息子も喜んで起きてくる。(単純すぎっ

ワッフルメーカー買っといてよかった、と思う瞬間である。(そんなこと思う私も単純すぎっ

サンドイッチメーカーで作るホットサンドイッチもおいしいし、一石二鳥ですわ。

 

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ココナッツクッキー

2014-03-18 | 食べること

 

ちょっと前にお友達のY子さんがココナッツクッキーを持ってきてくれたことがあって、

『うま~っ』と娘とふたりで感動したことがあった。

 

明日はY子さんちでお茶会があるし、

ココナッツクッキーならクリスマス時期でなくとも焼いてもよいだろうと思って(

本日焼いてみました~

 うま~

 

小麦粉 280グラム

バター 220グラム

砂糖  110グラム

ココナッツ 100グラム

材料を混ぜて棒状にして輪切りにして200度くらいのオーブンで15分くらい焼いただけ。

超簡単であっという間にできちゃいます。

 

クッキーってやっぱりカロリーが高いってところと、食べ始めたらとまらない、っていうところが気になるけど、

でもおいし~

 

Y子さん、明日持って行くから待っててね~

 

 

 


ドイツ 手作りケーキ文化

2014-03-16 | 食べること

御陰さまで先週までちょっとだけ忙しい日々を送らせていただいておりました。

そのちょっと忙しいのも終わり、またまたヒマになったので本棚をチェックしていた時見つけた。

かれこれ18年くらい前になるかな、(1995年発行となっていますわ

某ドイツ企業の日本支社に在籍していた頃、ルフトハンザ航空のセールス部門から本のプレゼントをいただいたのだった。

ドイツの宣伝のために顧客に配ったものと思われる。 Amazonでも買えるとは思うけど。

ドイツに在住されていた著者が、ドイツ人との交流のこと、四季折々のお祭りなどのドイツ行事を語りつつ、ドイツケーキの作り方をかわいらしい挿絵で紹介してくれている本。

いうなればケーキレシピつきのエッセー本。

 食べた~い

 

当時は海外生活ブログなどなかったし、ドイツ生活を経験した人も少なかったということもあって、

私はこの本を読んでドイツ生活がとても懐かしいと思えたものだ。

 

なおかつ、考えてみればそれまで食べるの専門だった私が、作る方にも興味がわいたというのは、この本に出会ってからかもしれない。

この本様々であるとも言える。

 ドイツの一般的なケーキというと、クーヘンと呼ばれる焼きっぱなしの素朴なタイプが思いうかぶ。

それは、ドイツではケーキを手作りするのがごく普通なことであるので、日本のケーキ屋に並んでいるような、目にも美しい、修行を何年も重ねた人にしか作れないような手の込んだケーキはどうしてもマイナーな立場になってしまうからである。

ドイツにだって、都会に行けば美しくデコレーションされたケーキ屋もありますよ 

でもそれがどのくらい売れているのかというと、どうなのかな?

 

さて、その素朴な焼きっぱなしのほうのケーキ。

私は旬の果物を使ったケーキがやっぱり一番おいしいと思う。

でも春になりかけのこの時期、手に入るケーキに使えそうな果物と言えば、せいぜい窒素の入った倉庫から少しずつ出荷されている去年のリンゴか、瓶詰めのサクランボ。。。くらいのもの。

リンゴのケーキはよく作るから、『また~?』と言われそうなので、

チーズケーキを久しぶりに作った。

 

ドイツのチーズケーキと言えば、Quark(クヴァーク)というヨーグルトの固いやつみたいなもので作るのが主流である。

Quark と言っても、脂肪分10%、20%、40%といろいろで、レシピの多くはMagerquarkという脂肪分の一番少ないものが使われている。

Quarkだけでは若干乳臭いので、生クリームを使うもの、溶かしバターを使うもの、卵使用、不使用、カスタードを使うもの。。。。

でもね、Quarkがカロリーが少ないからといって溶かしバターを250グラムも入れるなら、クリームチーズを使ってバターを使わないのと、それほど変わらないじゃないか? カロリーをとるか? おいしいのをとるか?

ドイツのKäsekuchen レシピの数が多いのなんのって 材料の分量もさまざま。

呼び方も Käsekuchenが一般的だけど Käsetorte, Käsekremetorte, Rahmkuchen, Schmandkuchen......と、たくさん。

 

そんなわけで、ずぼらな私は本日は一番手軽にできそうな、インスタントプディングを使うKäsekremetorteという名まえのものに決定。 

 こちらがそのインスタントプディング

 溶かして加熱したところ

 

プディングとはいわゆるプリン、つまりカスタードのことだということは、多くの方がご存知とは思うが、念のため解説。

牛乳に砂糖とバニラを入れたものに卵を混ぜてつくるものだ。加熱すれば固まる卵の特性を生かしたものである。

これを Pudding と呼ぶのだが、日本ではプリンと呼ばれるようになった。

ただし、シュークリームのクリームのように、本来の Pudding は日本ではカスタードと呼ばれている。

 

さて、このドイツでポピュラーなインスタントプディングの正体はというと、

コーンスターチ つまりでんぷん。

だから冷水に溶けやすく、溶かして加熱するとすぐにどろっと固まってくる。

もともとは、加熱した後すぐに型に流し込んで冷やして、デザートとしていただくというもの。

実際そうやって食べると、正直言ってたいしておいしくもない。

だって、コーンスターチだもの。片栗粉と同じですよ。

コーンスターチは小麦粉の代わりに使うと生地がふわふわになるので、よくスポンジケーキに使われる。

だからこのインスタントプディングはケーキ作りの材料としてもよく使われるわけで。

値段は安いし、バニラやチョコ風味があって、実はけっこう便利。

日本ではあまり見ないなと思っていたら、最近はどうやらケーキ材料店で購入可能とか。

 

 

わりとよく使うケーキの本。今日参考にしたレシピはこちらから。

材料はQuark, インスタントプディング、卵と牛乳と砂糖。生クリームとかなし!

 

 出来上がりはこちら

 Quarkを使ったチーズケーキは焼いてから1日くらい経ってからの方が生地がしっかりおちつくので、焼きたてよりもおいしい。

あとね、ついでに言っておくと、インスタントプディングはね、ロールケーキのスポンジとか作る時にもとっても便利なんですよ~

 

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女心とドイツの空 Kommt Winter doch noch?

2014-03-14 | 日記

 

今年ドイツは暖冬で、シュツットガルトの近郊に住む私は今年雪を2回くらいしか見ていないし、雪が積もっているのも記憶にないくらいである。

天気予報によると『もしかしたら今年は冬が来ないのかも』と言っていたが、その予想に当たらずとも遠からずであった。

そしてこの1週間くらいは暖かく、快晴が続いている。

あんまり春のような陽気だと、いなり寿司とか食べた~い!

 

 うま~~~~!

 

お味噌汁を作りたいと思って日本からたくさん持ってきてもらっていたものを冷凍にしていたのだわ。

でもめったにお味噌汁を作らない私はすっかり忘れておりました。

油揚げは自分で煮たけど、すし飯はミツカンのちらし寿司のもとで薄味で作り、日本の白ごまをたっぷり入れて。

ドイツで買えるごまは香りがしなくておいしくないですからねぇ。

 

 

  

11月頃に植えておいたクロッカスもお目見え。かわいい。

紫のクロッカスを買ったと思っていたけど、まいっか、黄色でも。

 

  

うちとは違って、ご近所さんの手入れの施された庭が羨ましいわ。

 

ところが、最近の天気予報によると明日から天気は崩れ、マイナスにはならないようだが『冬やっぱり来ちゃう?』的なことを言っている。

しかも雨や嵐も予想されているとか。

女心とドイツの天気と言いたいところだ。

(こんなこと言うとフェミニストの方々に怒られてしまうかもしれないけどね)

最近は世界中で異常気象または気象変化と言われているから ドイツの天気だけとは言えないが。

 

ところでずいぶん前に書いたが、ドイツでよく見かけるヴォーゲルハウスと呼ばれるもの。

寒い冬のあいだ、餌が見つからない小鳥たちのために木の実などを入れておいて、ついでに小鳥さんたちが来てくれるのを楽しむ、というものである。

聞くところによると、冬が終わると取っ払ってしまうとのことである。冬限定のサービス。

暖冬の今年、このフォーゲルハウスのお世話になる鳥は少ないわね~、ととなりの奥さんが笑っていたけどね。

いやしかし、明日からまた寒くなるのならまだまだ取っ払えないってことですわね。

 

 我が家のフォーゲルハウス

 ご近所さんのフォーゲルハウス。お手製かな?

 こちらはリンゴが刺さっているタイプ。リンゴは本物だよね? 食べられた形跡なし。

 

 太陽があると気持ちもよくなります。