ギター軸に伸びやかな声
日本人を母に持つ米国のシンガー・ソングライターのキナ・グラニス=写真=が、アルバム「ステアウェルズ」の日本盤(ビクター)を出した。
米オリジナル盤に、斉藤和義の「歩いて帰ろう」の英語カバーやアデルのヒット曲のカバーなどを加えた。ギターを軸にしたナチュラルなサウンドと、伸びやかな声が心地よい。
子供の頃から音楽に親しみ、自作曲を動画サイトで公開するようになった。インターネットを使ったコンテストで選ばれ、大きなスポーツイベントで彼女のビデオが紹介されるなどして注目を集め、メジャーレーべルと契約した。しかし、ほかの作曲家を起用することを提案されてしまう。「私にとって音楽は個人的なものなので、これは違うな、と思った」。結果、自主制作で「ステアウェルズ」を出した。
「あなたに抱かれていたい ずっと」と優しく歌う「イン・ユア・アームズ」は、音楽ビデオ(本作に収録、パソコンで視聴可)も話題になった。お菓子のジェリービーンズを28万8000個も使ったというかわいらしい作品だ。「ほかの人と違った独創的なものを作ろうと、友人のディレクターに依頼したんです」。完成までに1年10か月かかったという力作だ。
影響を受けたのは、子供の頃に父親が聴いていたジェイムス・テイラー、最近ではボン・イヴェールらという。8月4日にはビルボードライブ東京で公演する。(電)03・3405・1133。Yaff.showAffTag({'disp':'li','iseven':'','irakuten':'','w':'','t':'','a':'','m':'','p':'','seven':'','rakuten':'','isbn':'B007NZR2CE'});
(2012年6月7日
読売新聞)
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